Wildflower Garden

kanban65297r 家から30分程車で走ったところに、Ku-ring-gai Wildflower gardenがある。
Ku-ring-gai というのは地名。
  英国から来た地名とはずいぶん違った響きだが、これは、アボリジニ(オーストラリアの原住民)語源の地名のようだ。
キリビリ(Kirribilli)、ウルムル(Woolloomooloo)、パラマッタ(Parramatta)など、面白い名の地名があるが、これらもそのようである。

 どんなにたくさんのワイルドフラワーが咲いているのだろうかと、ワクワクして入っていったのだが、季節(今は真夏)のせいなのか、ほとんど花にはお目にかかれなかった。
本当は、NSW州の花、ワラタが咲いているところを見てみたかったのだが、この時期ではないのだろうか。
花屋さんで見たことはあるが、自然の中で、どんなふうに咲いているのだろうか・・。

 それはともかく、この公園は、自然がいっぱいで、気持ちの良いブッシュウォークが楽しめた。

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荷物の運送は?

 暖冬だった福岡でも、雪が降ったそうだ。
こちらは寒いとまではいかないけれど、少し涼しい一日。

 Shouたちは、授業を受ける全ての教科の先生のサインをもらい終わって、晴れて授業を受けられるようになったそうだ。
 授業についていけるとは想像しにくいが、又、違った友達と出会ったり、いい経験になるのは確かだろう。
何もかも、一回でスムーズにいく事などあまりない、なんていう事も、たくさん体験して学ぶことができた。
これも大切な経験だ。

 家の方では、日本への荷物の運送の見積もりをしてもらうために、日通の方に来てもらった。ctra
こちらで購入した電気製品などは、日本では使えない物がほとんどなので(電圧が違うので)、なるべく売っていきたいと思っているが、処分しきれなかった荷物の引き取りもしてくれるそうだ。
 犬に関しても、飛行機に乗る48時間前までにしなければならない健康診断も含めて、これから先の手続きを全てしてくれて、着いた先で受け渡しをしてくれるという、サービスもあるようだ。
色々と、細やかなサービスがあるのものだ。が、勿論、相当のコストがかかるので、出てきた見積もりと相談してみなければ。

 近々、もう1つの運送会社にも来てもらい、やはり見積もりをとってもらうことにしている。
以前、日本人が日本語でやっているサイトで、中古の家具を買ったのだが、その時の運送会社だ。
こちらの会社は、中古の電気製品や家具など不要なものを、まとめて買い取ってくれるようなので、要らなくなった家具等を自分たちで売りさばく必要がなくなる。
それはとても労力が省けて魅力的なのだが、犬の件などは・・?
 ということで、双方を見比べてからの依頼ということになる。

 ひとつずつ、ひとつずつ・・。 pen0_34

ゆっくりつくのが蛍光灯?!

 Shouたちの学年を受け持つ各教科の先生に、IECから新しい生徒が入るという連絡がいっていなかったようだ。
IECとHigh Schoolとの連結がうまくいっていなかったのだろう。
 9Gクラスに新しく入ったShouとDavid、そして他の学校から来た女の子は、クラスの今日の授業をほとんど受けることができず、授業時間は、各先生のサインをもらって回らなくてはならなかった。
幸い、気の毒に思ってくれた先生が、それぞれの先生を捜す手伝いをするサポーターの生徒をつけてくれたので、彼の助けで、なんとかサインを集めることができたようだ。
新しく入る生徒が多いので、混乱していた、という先生の話のようだが・・。
一時限目の体育だけはやらせてもらえたようで、クリケットを習ったと言っていた。

 たまに(そうでないことも多い。念のため。)、ここでは物事があまり早く進まない、と感じることがある。
大学の研究室の蛍光灯(ちょうどHaruの机の上の明かり)が切れているのに、担当部署に連絡してから一週間以上たっているのに、誰も修理に来ない。
 同室の中国人のZhangには、あまり影響はないのだが、いくら連絡をしても埒があかないのを見かねて、
「一人より二人で苦情を言った方がいいだろう!」
と、一緒に掛け合いに行ってくれたりした。
 学科の事務の方は、
「とりあえずこれを使ってくださいね。」
と、卓上ランプを貸してくれ、彼女も、かけあってくれているのだが、
「どうも、そういう設備の担当者がクビになって、最近新人に変わったばかりらしいのよ・・。」
という理由になるような、ならないような話でそのままになってしまっている・・。
これは先々週の金曜からの話。
 何となく、物事がサッサと進まなくて当たり前、という暮らしに慣れて、
「一体、いつになったら明かりがつくのかな。ま、もう少し待っていよう。」
と、Haruがゆっくり構えていたら、最近は、Zhangの方がいきり立ってきていた。
 今日学校に行くと、
「やっと担当者をつかまえて、話をしたよ。明日の朝、修理をする約束だから!」
と、朝、約束をとりつけてくれていたようと言ってくれた。

 明日は、明かりがつくのだろうか?
いずれにせよ、この騒ぎでは、Zhangの優しさが、間違いなく私達の心のあかりを、明るく暖かく灯してくれた。ckirakira

ちょっかい–>足かけ–>壮絶バトル!

 以前預けたことのある動物病院で、今日はPopのグルーミングをしてもらう。Poplaugh
料金は35ドル。
朝、預けて、夕方迎えに行った時にはすっかりきれいになっていた。
時々お医者さんに見てもらうと、ちょっと安心だ。

 ShouのHigh School一日目、特に問題はなかったらしい。
授業時間は今までと同じで、8時55分から15時15分まで。火曜日は14時15分までということだ。
教科が変わる毎に、先生が違うこと、教室を移動しなければならないこと、など、日本と同じだ。
教室の場所がわからなかったが、クラスの子が教えてくれたらしい。
クラスは9G。
選択科目は2つ。残念ながら音楽は選択できないということで、『It Metal』と『Commerce』を選択した。
選択科目の中には外国語もあって、中には『日本語』という科目もある。
同じIECから来たDavidが日本語を選択するので、教えてあげるんだと話していた。
今日は、IECの時に紹介されたバディーのジョンはいなかったが、パプア・ニューギニアから来た子と友達になったそうだ。chi

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最終章の始まり

 今日から、子どもたちの学校が又始まった。
新年度ということで、Taikiの学校では、やはりクラス替えがあった。
 帰って来るなり、
「久しぶりやったけん、メチャ疲れた・・。」
と言っていたが、顔色は明るかった。
 新しいクラスには、元から同じクラスで、仲の良い子が4人くらいいるらしくて、安心したようだ。
一緒に休み時間に遊んだりしているので、男の子で知らない子は一人しかいなかった、ということだし。
 一ヶ月もお休みで家にいて日本語しか話さないと、又、英語だけの学校生活に入るのが大変なのではないか、などと思っていたが、もう、
「困ったら、友達に聞けばいい。」
という安心感があるので、それほどの緊張はないようだ。

 いつか彼が、
「うまくやっていくにはコツがあるっちゃんね。」
と、彼なりのコツを伝授してくれたことがある。
「たくさん話しかけてこられたらね、ちょっと困った顔して、『I can't understand.』って言った方がいいっちゃん。
言わないと、わかっとうのに何にも答えないって思われちゃうから、ヘンな顔されちゃう。
そう言うと、『ああ、そう、わからないんだね・・。Never mind.』って、いうことになるんだよ。」
 
ちょっと困った顔pen0_01というところに彼は、生きる道を見いだしているようで、なるほど・・と思った。
が、要するに、コミュニケーションしたいのだけど、言葉がわからないので、それができないのだ、という事を伝える、ということが大事なのだろう。

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何事もない、という幸せ・・

 先週の土曜日に、Shouがいきなり39℃の高熱を出し、腹痛があるとのことで慌てた。pen0_20
が、翌日には熱も下がり、病院に行くまでもなく、今日はお腹の調子も戻ったようだ。

 土曜日は本当に災難の日で、ショッピングセンターの買い物を終えて車に戻ると、車に傷がつけられていた。pen0_13
誰かが駐車の際に、うちの車にこすったようで、鮮明な赤い車の痕が・・。
・・といっても、どうしようもない。
 車は帰国の前に売ることを前提にしていたので、(普段は、とてもラフな運転の私も)無傷のままで買い取ってもらうべく、今回ばかりは慎重に運転していただけに、かなりショックだった。
 そういえば、前日、路上パーキングロットの傍らに、窓ガラスの破片が散らばっていて、
「きっと誰か、車の窓ガラスが割られちゃったんだね。気の毒に・・。」
と話していたところだった。
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(昔、幼稚園の近くに車を停めていて、座席にバッグを措いたままにしていたので、窓ガラスが割られてバッグが盗られた事を思い出した。
とても残念だったが、犯人にとっても残念なことにバッグにはTaikiの紙オムツしか入っていなくて、バッグはそばの空き地に投げ捨てられていた。
紙オムツ事件として、未だに記憶は鮮明で、車内には荷物を置きっぱなしにしないように、それ以来、肝に銘じている。) 
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 車のすり傷は、窓ガラスが割られるのと比べると、まだ良い方ではあったかな・・。

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AUSTRALIA DAY★

 1月26日は、Australia Day(建国記念日)。
オーストラリアの建国(白人にとって、ということだが)の成り立ちは、かいつまんで言うと、こういう事らしい。linekira3
 1770年に、イギリス人探検家、ジェームズ・クックがシドニー郊外のボタニー湾に上陸し、東海岸一帯を「ニューサウスウェールズ」と名づけ、イギリス領とすることを宣言した。
 イギリスは、1788年1月26日にこのニューサウスウェールズを囚人流刑の為の植民地とすることを決定し、総督アーサー・フィリップ率いる流刑船団が上陸した。
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 今日は、各地で様々なイベントがあっていた。
私たちは、昼からハイドパークやボタニカルガーデンへ行って、どんな雰囲気なのか、見てみることにした。

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NACHO★POWER!

 来週から学校が始まる。
ゆっくりした気分を引き締めて、それぞれの持ち物の片付け整理などをしなければ。
・・とりあえず今日は曇りで涼しいし、草刈り日和(pen0_10)。
まず家の周りの草刈りから環境整備を始めることにした。
 夜は、新作の貸し出しのコーナーから借りてきた『NACHO LIBRE』を観る。ctv
神に仕えながら孤児たちの世話をしていた男が、憧れのレスラーになる、というような話。
主役のジャック・ブラックのパワフルでコミカルな演技に、大笑いして、疲れもどこかへ吹き飛んでしまった。
文字通り、体中で、情熱的な演技をする人だ。そのエネルギッシュな動きに、圧倒される。
『School of lock』で、すごい表現力を見せてくれたが、本当にパワーのある俳優さんだ。
 この休みは、本当にたくさんの映画を観た気がする。
英語の足しに・・などという話は、どこかへ行ってしまって、ひたすら楽しんでしまったが、それもいいかな。
たくさんの元気や栄養をもらった気がする。

 ところで、オーストラリアオープンでのテニスや、明日のオーストラリア・デイや、ブッシュファイアーなど、話題の多い昨今だが、
『Tim Flannery named Australian of the Year』
という新聞のニュースがあった。
Tim Flannery 氏が、2007年のオーストラリア人の最も名誉ある人として、ハワード首相に表彰されたということだ。 
環境問題に熱心に取り組み、人々に環境問題について、わかりやすく説いている科学者だ。 cyotuba

帰国準備Step1★

 今日は久しぶりの雨で、樹々の喜ぶ声が聞こえてくるようだった。 

 私たちの帰国は、いろんな事情で、Aiの中学校の入学式に間に合うかどうかの瀬戸際だ。
制服の事を心配して声をかけてくださる方、手配をしてくださっている方々、本当にありがとうございます。
いろいろとご迷惑をおかけして、すみません。pen0_14

 こちらへ来る際に、一番時間がかかったのは犬の輸出の手続きだった。
 各国の検疫所が連携を行っており、輸入国(受入国)の輸入条件に合致するような検査を輸出国(発送国)の検疫所が行うようになっている。
オーストラリアへの輸入の検疫はとても厳しくて(オーストラリア固有種を守るために世界で一番厳しいらしい)、Popをこちらに連れてくるためには、半年前から諸検査、許可申請の手続きなどが必要だった。
 しかし、日本入国の検疫は、それほど厳しくなく、輸入許可申請も Web で申し込めるようになっている。
Haruがオーストラリア検疫局認定獣医師(AQIS-accredited Veterinarian)に、問い合わせの連絡を入れたが、必要な書類等を準備して、発送2日前に健康診断と害虫駆除に連れてくればいいという事だ。
必要書類というのも、メールで送付してくれたので、それを印刷して記入すればよい。ずいぶん便利な世の中だ。Poplaugh

  急ぎたいのは輸送の飛行機の便の決定だが、もうしばらく時間がかかりそうだ。

 これくらいが、まず帰国準備の第一段階といったところだ。