朝、ご飯とお弁当の準備をしようとして、湯沸かし器のスイッチを入れると、スイッチがつかない。おまけに暖房もストップ!停電??
この家は暖房も全て電気でまかなわれているので、電気がこないと、ちょっと困ることになる。
今度こそ、ローソク生活だろうか?・・だがローソクで暖をとるには、一体何十本必要だろう?!
慌てて、他の部屋もみてみると、居間の一カ所だけコンセントが使えるが、あとは軒並みアウトだ。・・だけど何故?
とにかく子どもたちを学校に行かせなければならないので、パンと、リンゴetc.で朝食をすませる。お弁当には袋入りのパンケーキに蜂蜜を塗ったものと、ミカンを持って学校に送り出す。
気温は10℃。暖房がないと、結構寒い。幸い日本から『ホッカイロ』を持ってきていたので、こんな時は助かる。
「気温が零下のロシアで、暖房の電気がこなくなったら、こんなもんじゃないよね。」とHaru。確かに、さぞかし、つらい事だろう。
とりあえず、一カ所コンセントに電気がきているようなので、ストーブをつけることはできた。さて・・。
分電盤をチェックしたけれど、よくわからない。
とりあえず電話は通じるようだ。不動産屋に電話して、電気屋さんを手配してもらうのが妥当だが、業者さんは、一体何日かかるかわからない。
というわけで、頼みの綱のKaoriさんに電話する。
「ブレーカーは落ちてない?・・そう。じゃ、ちょっと待ってて。電気屋さんに連絡してみるね。」
即座に対応してくれた。そして、電気屋さんが12時に来てくれることに!
(kamisama hotokesama kaorisama・・である!!)
そして韓国人の電気屋さんがお昼に来て、分電盤をチェック。
この分電盤には、(日本だとブレーカー(レバー)が並んでいるが)古い家なので巨大なヒューズが並んでいる。
そのうちの『スペア』 と書いてあるヒューズが、実はスペアではなく、壁のコンセントへの配線だったようだ。それが切れていたということだった。
ヒューズを取り替えてもらって、修理完了!やれやれである。
修理が終わってKaoriさんに電話でお礼を言うと、
「70ドルって言ってたけど、まけてくれるように言っておいたのよ。ちゃんとまけてくれた?」
とのこと。電気屋さんは
「The Ladyから言われているので、50ドルにしときます。」
と言っていた。なるほど、Kaoriさんのお力だったのだ・・!
(もしかすると、彼女は、ここの韓国人社会では、日本の「和田**子」さんのような存在なのだろうか?と一瞬思ってしまった。)
頼もしい人と知り合いになれて・・ありがたいことである。
本当にKaoriさんのおかげで、どれだけ助けられているかわからない・・感謝しなければ・・!
そういえば、ホッカイロは、この国で手に入るのだろうか?いざという時のために 日本人がやっている店に電話してみると、置いてあるとの事だ!
よかった・・!