車の中でラジオを聞いていると、
「明日から春になります。」
とアナウンサーが言っていた。なんてきっぱりした言い方なのだろう、と思っていたら、学校でも先生の何人かが
「9月1日から、春です。」
とおっしゃっていたらしい。さっぱりして、わかりやすい季節区分である。
これで本当に私達は、『秋冬』を2回続けて過ごしたことになる。ここではホッカイロも持ってきた数個で足りたし、ハロゲンヒーターも、どうにか最後の数本残った状態で、セーフだった。
これからは、シドニーと日本で『春夏』を2回繰り返して過ごすというわけだ。
正直、ずいぶん気がラクになった。
ここではリンゴがとても安くて、1?5ドル(500円弱)くらいで買うことができる。
小ぶりのリンゴはまるかじり向きで、毎日のように子どもたちはリンゴをかじっている。
種類も豊富だが、フジ、デリシャス、ガラ、グラニースミス、そんなところがうちの人達の好み。
ピンクレディーというリンゴが、とても色合いが美しいので買ってみたら、香りが強すぎて不評だった。
買いすぎてしまったリンゴの活用法として、おやつのリンゴケーキに挑戦。
とっても簡単なレシピが見つかったので・・。
簡単リンゴケーキの作り方
(材 料)
- りんご2個
- A (ヨーグルト200g、砂糖150g、卵3個、小麦粉200g)
- B (サラダ油半カップ)
(作り方)
- リンゴをスライスする
- ボールにAを入れてかき混ぜる、その後Bを加えて更にかき混ぜる
- 1.を型に入れ、その上から生地を流し込む
- 180℃に温めたオーブンで30分くらい焼く
子どもたちは学校から帰ってくるのが早いし、お腹のすく年頃なので多少の難があってもペロリとたいらげてくれる。
リンゴを使ったメニューは健康的、経済的でとってもGood。
昼ご飯は簡単なおにぎりなどを持って行っているが、
「what's this?」
のりのついたおにぎりの形が珍しくて見に来たり、少し分けて欲しがったりする子も結構いるらしい。
かしわ飯などは、やはり万国共通でおいしい味らしく、食べた友達もすごく喜んでいたということだ。
代わりに、あちらこちらから少しずついろんな物を食べさせてもらってもいるようで、まさしく小さな食の国際交流が行われているようだ。
学校は、予想していた以上に親の参加のイベントは少ないようで、それはやはり働くお母さんがとても多いからだということらしい。
ここでは、誰もがのんびりと時を過ごしているような先入観があったが、みんな結構忙しい生活をしていて、お母さん達(特に仕事をもったお母さん達)は、昔ほど時間的に余裕のある生活をしているわけではないようだ。
やりたい事をする時間がない・・とストレスを感じている母親たちも多いという新聞の記事もあった。
そんなこんなで、やっぱりここでは料理にちょっと熱を入れてみるのが、本当にいい事かもしれない。
以前に書いたように日本語のレシピのあるサイトはたくさんある。
魚屋さんなんかでとまどっている私のような人達のために、魚やお肉の部位などの英語名を整理してくれているページまで見つけることができた。いちいち店先でメモして、家に帰ってから慌てて調べなくてもいいということだ。
(印刷して、今度、魚屋さんに行く日に持って行くことにした)ありがたいことである・・。