この国の高速道路は、無料のところも多いのだが、『e』と表示された無人の料金所のある高速道路がいくつかある。
そこは、『e-PASS』に登録するか、もしくは『e-TAG』という装置を持っている車のみが通行してよいというものである。
何も準備しないままうっかりその道に入ってしまい、2度ほど慌ててしまったことがある。
*『e-PASS』(車のナンバープレートを登録しておくと、そこを通過したとき、写真で撮影されて料金が課金されるしくみ。道路毎に登録する必要がある。)
* 『e-TAG』(この装置をつけていると、予め登録しておいたクレジットカードから通行料金が引き落とされる。国内全ての高速で使える。)
そんな事がないように、『e-TAG』というのを購入する事にした。
案ずるより産むが易し・・手続きは簡単だった。RTAという所(陸運局みたいな所)に行って、必要事項を書いた用紙と免許証を渡すと、その場で下の装置を渡してくれる。
そして購入したこの装置(『e-TAG』)を、車のフロントガラスにつける。それだけだ。
こうしておくと、『e』と表示された料金所を通る時に、自動的に料金が計算され、カードから自動引き落としされるというしくみだ。
日本のETCだと、大きな装置が必要だと聞いているが、これはずいぶん小型で手軽である。しかもこの『e-TAG』装置代金40$は、これを返却すると戻ってくる。
システムを知らないと、あたふたしてしまうが、こうやって取り付けてみると、ずいぶん便利なものだ。
高速の出口で料金を支払う時の、渋滞など必要なくなるわけだ。
デビットカード(店のレジで現金で支払いをする代わりに、カードを使う。ついでに現金が必要ならばその場で現金まで引き出せる。というシステム。普通のカードと違うところは、引き落としがその時点で行われるという事だ。その時銀行に現金がなければ買い物はできない。)などもそうだが、とても合理的で進んだシステムだ。
とにかく、『e-TAG』を車につけたので、安心して道路を迷う、もとい、走ることができるようになって、やれやれである。