コメディー悲話

 やっと・・!見たらわかるかもしれない単語(いまいち物言いがすっきりしないのは、4択問題でとりあえず正解したというだけのものだからである)が5000語に!ただ、これはインターネットでの学習なので、書いたわけでも、発音を聞いたわけでもないので、実際に使える単語になっているかは大いに疑問。

 で、どれだけ会話が聞き取れているかというと・・まだまだ全然足りない・・。
こちらで普通に生活していくためには、相当なボキャブラリーが必要なようだ。
ただ、生きていくだけならば、英語ができなくてもなんとかなるので、そんなに切迫感がないので助かるんだけど・・。買い物だけなら、指さし英語でなんとかなるし、笑顔は万国共通。だけど、もう少し、色々理解したいと思うと、やっぱり少し勉強しなきゃ!と思う。

 必要なのはボキャブラリーだけではない。大事なのは聞き取り能力・・。
「えっ!そんなふうに発音するの?!」
知っている単語でも発音が聞き取れないばかりに、わからないと思ってしまうことが結構多いことに最近気づいた。

 それから、ついつい抑揚にばかり聞き惚れて、音楽のように聞いてしまうケースも多い。
ネイティブの話す速度に追いついて理解するには、かなりの量の英語を聞いていかないと、やっぱり聞き取るのは難しいようだ。抑揚のパターン、言い回しのパターンを仕入れていくには、ある程度の量の会話を聞くしかない。

 聞き取れていないな・・と、一番痛切に思うのは、テレビのコメディー番組を見る時。なぜか夜のドラマは超シリアスだったり暗かったりする話が多いので、コメディーがあると本当に嬉しくて見るのだが、観客が笑っているのに、何がおかしいの?というか、何を言っているの?という取り残された状況は、実にさびしいものがある。動きのあるドタバタコメディーならば、想像で笑えもするが、会話でのコメディーは・・アウトだ!
コメディーを見ながら、神経がどんどん疲れてしまうという、悲しいパラドックスに陥ってしまう。
 今日も、一生懸命聞き取ろうとして見ていると、横でリンゴを食べていたShouが、
「かあちゃん、うるさい?」
と、リンゴをかじる音を気にして聞いてきた。なんとか聞き取ろうと、あんまり真剣になっている自分に気づいてこれはコメディーを見ている意味がないのでは・・と我が身を振り返って笑ってしまった。icon-ase

 ホリデーの期間は、結構週末に子ども向けの映画が放映されていたので、わからないながらも、みんなで結構楽しめた。子ども向けは、筋書きがシンプルでわかりやすいので想像がつくのがいいのだろう。

 きっと、これから何年か、映画を見るのに、吹き替えでなく英語版を見ていけば、いつか、理解できる日が来るのかもしれない。(でも、ある意味、自分の想像力でシナリオを書き換えながら、それに酔って笑っているというのは、やっぱりちょっと悲しいから、きっと作者の世界に浸って堪能できる日本語で観るだろうな・・)