World Cup 開幕!

 ワールドカップが始まった。
 ドイツとコスタリカの試合を私達がテレビで見ている横で、Popはサッカーの練習に余念がない。ボールはコーラのペットボトル。変化球の扱いが巧みになるための自主トレらしい。

 Taikiは学校で数日前、先生から
「君はオーストラリアと日本と、どっちを応援するの?」
と2度も聞かれたらしい。(最初、日本、と答えたのだが、2度目に聞かれた時には、ちょっと困ってしまったようだ・・)
 月曜日は「Queen's Birthday」で祝日。日本とオーストラリアの試合当日、あれこれ外で複雑な思いをしなくてすむので、助かった。

 色々な国々が出場する競技や、大会などで知っている国や、行ったことのある国が出ると、応援したくなる。知っている人がいる国、というのでも、なんだか親しみがわいてくる。旅行で通りがかった国という程度であっても、人事ではない気がするから不思議だ。

 今は、いろんなメディアで世界中の情報が伝わってくるし、旅行をする事も昔に比べると格段に容易になってきた。
「あれはおじいちゃんの祖国なのよ。がんばってほしいわ!」
「今、いとこがこの国に行ってるよ。見てるかな?」
「昔、この国に何年か住んでいた事があるんだ。懐かしいな・・。」
「この国を旅した時に、ステキな人に出会ってね・・。」

 今回の大会でも、世界中の人達が、ひとつのスポーツを通して、様々な思いをしながら息をのみ、熱い思いで応援しているのだろう・・と、その『思い』の熱に、勝手に(想像するだけで)感動してしまったりする。
フェアプレー、スポーツマンシップ、そして応援する人達のマナー・・どうか清々しいワールドカップになりますように・・。

 「Pop、そこだ、シュートを決めるんだ!」「ああ・・惜しかった・・。気にせず、次いこう!いい走りだった!!」 スポーツしている姿というのは、美しいものだ。icon-kirakira