雨のち晴れ♪

 昨日と違って、学校から帰って来たTaikiの表情は明るかった。
昨日のお友達とも、仲良くちょっと話もできたし、一緒にサッカーで遊んだようだ。iconmaruy1

 いつもTaikiの側に来て助けてくれるのは、ティモシーとアンドリュー。
アンドリューは、ブラジルから来たようで、結構英語はわかっているのだが、時々まだわからない事もあるようだ。
先生が、難しい話をして、わからないと、Taikiと二人で、顔を見合わせて
「わからないねえ・・!」
とジェスチャーで合図をして、お互いにニッコリしたりするらしい。
彼もとても優しい子で、結構気持ちが通じているようだ。

 「5日に一度くらい、校庭でケンカがあるっちゃんね・・。すごいよ!」
とTaikiは言う。容赦なく蹴ったりなぐったり、とっくみあいが始まるようだ。
子どもの世界は、やはり厳しいものがある。

 が、いつも、強く自己主張をしなければならないという訳でもない。
聞かれた時に、はっきり自分の意志を言わなければまずいのは確かだが、わからなければ、わからないと言えば、それで済む。

「学校、楽しい?」
と聞くと、
「うん!面白いよ。今日もね・・。」
と、次々と学校の話をしだすTaikiの様子に、ホッとした。ckaerhouse02