暑い一日。
全豪オープン(テニス)が行われているが、もしかすると、北半球から来る選手たちには、いきなり季節が180℃変わってしまうという状況での試合は、少し酷かもしれないと思ってしまう。
体調を整えるのが大変なのではないかしら・・。
第2日目の16日には、メルボルンパークでは「エクストリーム・ヒート・ポリシー(EHP、コートの外の気温が35度以上、湿球黒球温度が28 度を上回った際に、主審が試合開始時間を遅らせることができる)が適用されたようだ。
暑くても、湿度が少なくて、割合過ごしやすい日が多いのだが、たまに、湿度のある暑さの日もある・・。
湿度がなければ、家の中、庭などの日の当たらないところにいれば、結構やり過ごせるのだが、湿度のある日は逃げ場がない。
男の子たちは、外に出てみたが、あまりに暑いのでギブアップ。
ヨーヨーをやりだした。
「心頭滅却・・」何かに集中すれば・・と、Aiに教えてもらいながら、彼女がはまっている編みぐるみに取り組んでみる。
時折、額の汗をぬぐいながら、
「どうしてこの暑い日に、自分は毛糸を編んでいるのだろう?」
という疑問に襲われたりする。
が、何もしないよりずっと良い。確かに集中すると、暑さは忘れられる。
しばらくして、ふと、毛糸で縫いものをしているAiを見て、目を疑う。
「もしかして、それ、爪楊枝?」
「うん。毛糸が縫える針、なかったけん。」
今度は、彼女は、爪楊枝に毛糸の端をセロテープでくっつけて、縫い物をしていた。
台所道具での編み物、すっかり板についたものだ。
もしかして、そのうち、台所のボウルの中に色とりどりの毛糸が入っていて、
彼女に聞いてみたら、平気な顔で、
「塩コショーして、ちょっと置いとくと、毛糸がしんなりしてくるのよ。」
とか言い出すんじゃないかしら・・。
だんだん毛糸が形になっていくのは、確かに楽しい。
が、こんな日は、エアコンのきいたショッピングセンターや、図書館に行って時を過ごすのもいいかもしれない。
室内プールというのもいいかも・・。
あと半月の夏休み。避暑の方法をいくつか持っておいた方が良いようだ。