Shouのクラスでは、授業でニュースの勉強もしているらしい。
今日は『捕鯨』に関する記事を先生が持ってこられたようだ。
先日開かれた、国際捕鯨委員総会で、日本とオーストラリアは南太平洋の捕鯨をめぐって真っ向から対立したらしいのだ。クジラ保護を強く主張するオーストラリアは、インド洋からイースター島までの南太平洋での捕鯨を全面禁止する「南太平洋サンクチュアリ(聖域)」の設定を提案。クジラ消費国である日本がこれに対抗ということらしい。 採決の結果、南太平洋サンクチュアリ案は否決されたが、オーストラリアのロバート・ヒル環境大臣は、来年の会議で再び南太平洋サンクチュアリ成立に挑戦することと、サンクチュアリを南太平洋だけでなく、 世界中に拡大させたい考えを表明している。ヒル大臣のもとには、全世界で137,000人が署名した捕鯨禁止を求める嘆願書が環境保護団体「グリーンピース」から届いているといわれている。
時々、テレビのニュースで
「日本は、すばらしい生命である鯨の命を奪おうとしている!」
と言うコメントと共に、鯨を捕獲している、いかにも残酷な映像が映されている。肩身の狭い思いをする瞬間である。
ただひとつ言える事は、外から日本を見る、物事には多面性があって、意見や立場の違いでとらえ方が大きく違ってくる、という事実を肌で体験する、そのこと自体が、子どもにとって、いい体験になることは間違いない。