朝、起きたら、
「ごはん、できたよ!」
とAi。
耳を疑いながら起きていくと、いいにおいがする。
なんと、本当に彼女は早起きして、新しいレシピを見ながら、朝食を作ってくれていた。
買い物に行くとき、「ジャガイモ買ってきててね!」と言っていたが、これを作るためだったらしい。
日本語レシピ効果で、こんな影響まで・・!感激だった。
すごもりたまごの作り方
(材料一人分)
- ジャガイモ 1個
- 卵 1個
- 小麦粉 少々
- 塩、コショウ 少々
(作り方)
- ジャガイモを薄めの細い千切りにする
- ボールに小麦粉、塩、コショウを入れて混ぜ、ジャガイモを入れてよくまぶす
- フライパンに多めの油をひき、ジャガイモを丸く平らにするように入れる
真ん中に少し穴をつくっておく - 焼き色がついたらひっくり返して、真ん中に卵を落とす
- 卵が半熟になったらできあがり。
ケチャップ、マスタードなど加えていただく
今日はHaruのテニスの日で、韓国人、中国人、イラン人、メキシコ人などとプレイしたらしい。イラン人、メキシコ人の名前は何度聞いても発音が難しくてわからなかったと言っていた。韓国人や中国人はオーストラリアで使うための、英語の名前を用意している人が多いので、わかりやすい。
子どもたちの学校でも、アジア人がデビッド、ステラといった名前を持っているので始めは驚いた。
日本人の女の子で、カフェで名前を聞かれて、いつもなかなかわかってもらえないのでジェニファーと自分で名前をつけた人の話を聞いたことがある。
カフェでは
「わたし、ジェニファー。(髪をかき上げる)今日のカプチーノは格段とおいしいわ。やっぱりこの店のカプチーノは最高ね・・。」
みたいな感じで、なんだか別人になってようで結構楽しかった。
でも油断すると呼ばれても気づかない事があるので注意しないといけなくて・・ということだった。
確かに、ここでどんな名前をつけたとしても、何が起こるわけでもなく、許されるわけだ。
うちの子たちも
「この際、なんかカッコイイ英語の名前つけようか?」
と話した事があるが、断られてしまった。
勿論そんな遊び半分の話ではなく、日本人でも、こちらの人に呼んでもらいやすいように、馴染みやすい名前をつけている人達もいらっしゃるようだ。
だが、とりあえず私達は短期滞在だし、こちらの人にもそれほど呼びにくい名前ではないので、このままでいこう・・ということになった。
(とはいえ、心の中で、なりきりネームを考えるだけでも結構楽しいものだ)
Haruは、本名をちょっと短縮したこの名前でやっている。
ただ、近所のテニスコートのおばさんは彼のことを何故か『Yoshi』と覚えてしまったので、
「Oh! Hello, Yoshi!・・」
と親しみ深く話しかけてくれているのを今更説明するのも・・と、そのままにしている。
大学のテニスサークルは、まだまだ知り合いがいない事の方が多いので、とにかく相手を見つけるために誰彼に声をかけていくのが大変で奮闘しているが、それも良い刺激になっているようだ。