朝9時にHaruがバスと電車に乗り継いでWest Rydeまで行き、ガソリンスタンドでレンタカーを借りる。基本的にレンタカーはシドニーの中心部か空港にしかないようだ。(と昨日のジョイネットのスタッフの方が教えてくれた)
そして戻って来ると二人で家の見学に行く。
今日も空は快晴。とにかく空が青くて日差しが強い。
指定された時間に、家の前に行くと、不動産屋のスタッフが来て鍵を開けて見せてくれる。写真で見てイメージするのと実際に行って見てみるのではかなり違いがあったりする。(家の古さや、メンテナンスが行き届いているかどうかなど)
「1.5Bath Room」と書いてあるので風呂場が1つかな、と思っていたら、「トイレ付きのシャワーが1つと、トイレ」だったり、広い裏庭があっていいな、と思っていたら「ここはあなた達が草刈りをしなければなりませんよ」と言われたり、いろいろやはり見てみないとわからない事がある。
スタッフはインド系の目の大きなきりっとした女性だった。お勧めの家を初めから言ってくれて、「この家は駅から遠すぎるので、見てもしょうがないわ。」などとアドヴァイスしてくれたり親切。見に来るのはチャイニーズ、東南アジア系、白人とここでも『人種のるつぼ』オーストラリアを感じた。
スタッフに中を見せてもらって4軒ほど見て回る。が、なかなかよい物件はない。
そこで、一旦寮へ戻り、今度は子どもたちも連れて、昨日行った他の不動産屋さんの物件を自分たちで外側だけでも、と6,7軒見て回る。
「ワー!」という子どもの歓声に、空を見上げると、真っ青な空に飛行機雲で文字が次々と描かれていっていた。
結局EPPING、EASTWOODを中心に探していたが、(電車の駅のある、便利そうな町)、雰囲気としてはMACQUARIE大学の近くの住宅街が、公園も近いし、落ち着いていていいかな、という感想をもった。道を聞いても人々がとても親切で余裕のある感じがした。駅の近くは、落書きがあったり、多少落ち着かない感じがする。(活気があると取ればそれもいいのだが、私たちは子どもたちがのびのび暮らせる場所というのをポイントにしているので)やはり田舎の方が時の流れがゆっくりしていて、私たちには住みやすいのかもしれないと思った。
それにしても車があると動きがこうも早いのかと実感した。家探しは車がないとアウト・・。あって当たり前のような感覚のものがない生活というのは(洗濯機も・・)いかに便利に暮らしていたか、日本での暮らしのありがたさがわかっていいかもしれない。
車の件で驚いたのは、結構みんな飛ばしていることだ。
「みんな、速く走ってるね。かあさん、よかったね。」とTaiki。
運転は左側通行なのでラクだが、日本の交通との大きな違いは『ラウンドアバウト』というのがあることかな。交差点で、信号がなく、その代わりに中心に円があり、その周りをそれぞれの道から来た車が入ってきて、止まることなく、うまく抜けていく。 慣れてしまえば、とても合理的だ。
それはともかく、あまりいい収穫は得られなかった。ただ、少し基準がわかってきたから、よかったかも。