3月28日

  • Aiの懇談。
    「とてもがんばっています。でも、大きな声が出ないのはなぜでしょう?」
    という先生。
    ここへ来て、以前の自分よりも、笑顔を多く、言葉かけを多く、と、どんなにがんばってきているか、それを私は見ているので、
    「きっと、もう少し、自信がついてきたら、いつか、大きな声で話すようになると思います。
    彼女にとっては、音楽や絵などの方が、表現手段としてやりやすいのだと思います。
    ここで、友だちができて、楽しく過ごせるだけで、今は充分です。」
    と、先生に話した。
    人それぞれ、時期があるものだ。できるから、といって、期待されても、どうしてもできない時もある。
    友だちも、アジアの人たちばかりだが、白人と友だちになる方がいいということもない。
    そうしたければ、いつか、大きくなったときに、又、自分で努力していくことだろう。
     
    Shouも、
    「オレ、少し厚かましくなれたかな?」
    とこの前言っていた。彼にとっての1つの目標だったようだ。
    が、
    「そのままで、いいじゃない。積極的に大声で話をどんどんしていくのも、いいのかもしれないけど、それより、相手への思いやりのある人の方が、好きだな。
    信頼できる人になる事の方が、ずっと大切だと思うよ。」
    と話をした。
    「色々な人を見て、もし、あんな風になりたいな、とずっと思っていたら、そうなるよ。
    今の自分に、加えていけばいいんだよ。
    でも、何よりも、今の自分を好きでいることが、一番大切だと思うな。」
     
    Taikiですら(家では、うるさいくらいなのだが)学校では、別人のようにおとなしいようだ。
    休み時間の風景を見ていると、
    (どうすればいいのかな?どう動けばいいのかな?)
    と、一生懸命体中で感じ取ろうとしているのがわかる。
    だけど、だけど、みんなと一緒で、楽しいのも、とても伝わってくる。
    「学校に、いきたくないよ・・。」
    一度でもそう言っていたら、こちらも心配していただろうが、彼らは、どんなにおっくうな時も、ブルーな時も、なんとか気持ちを持ちこたえてきたのだと思う。
    それで、本当に充分だと思う。