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- Aiの懇談。
「とてもがんばっています。でも、大きな声が出ないのはなぜでしょう?」
という先生。
ここへ来て、以前の自分よりも、笑顔を多く、言葉かけを多く、と、どんなにがんばってきているか、それを私は見ているので、
「きっと、もう少し、自信がついてきたら、いつか、大きな声で話すようになると思います。
彼女にとっては、音楽や絵などの方が、表現手段としてやりやすいのだと思います。
ここで、友だちができて、楽しく過ごせるだけで、今は充分です。」
と、先生に話した。
人それぞれ、時期があるものだ。できるから、といって、期待されても、どうしてもできない時もある。
友だちも、アジアの人たちばかりだが、白人と友だちになる方がいいということもない。
そうしたければ、いつか、大きくなったときに、又、自分で努力していくことだろう。
Shouも、
「オレ、少し厚かましくなれたかな?」
とこの前言っていた。彼にとっての1つの目標だったようだ。
が、
「そのままで、いいじゃない。積極的に大声で話をどんどんしていくのも、いいのかもしれないけど、それより、相手への思いやりのある人の方が、好きだな。
信頼できる人になる事の方が、ずっと大切だと思うよ。」
と話をした。
「色々な人を見て、もし、あんな風になりたいな、とずっと思っていたら、そうなるよ。
今の自分に、加えていけばいいんだよ。
でも、何よりも、今の自分を好きでいることが、一番大切だと思うな。」
Taikiですら(家では、うるさいくらいなのだが)学校では、別人のようにおとなしいようだ。
休み時間の風景を見ていると、
(どうすればいいのかな?どう動けばいいのかな?)
と、一生懸命体中で感じ取ろうとしているのがわかる。
だけど、だけど、みんなと一緒で、楽しいのも、とても伝わってくる。
「学校に、いきたくないよ・・。」
一度でもそう言っていたら、こちらも心配していただろうが、彼らは、どんなにおっくうな時も、ブルーな時も、なんとか気持ちを持ちこたえてきたのだと思う。
それで、本当に充分だと思う。