Diamond Teeth?!

 昨晩、Taikiの銀歯の詰め物が取れてしまった。
 ピアノ屋さんのAsahiが「日本人の歯医者さんを知っている。とてもいい人だ。」と言っていたのを思い出して、今日Haruに学校からの帰りがけに、店に寄って歯医者さんの場所を聞いてきてもらうことにした。ところが、彼は店にはいなくて、近くの人に聞いてみると今、日本に行っているらしい。 
 そこで、今度は以前High Schoolで出会ったKaoriさん(近くの町East Woodで化粧品などを売る店をやっている韓国人の女性)に、聞いてみることに。HaruとTaikiと3人で、車で10分ほどのその店を訪ねて行ってみた。
 店に入るとKaoriさんが、即座に「こんにちは」と日本語で話しかけてくれる。歯医者さんの事を聞いてみると、韓国人のとても評判の良い先生がいるとのこと。すぐに電話してくれたが予約が必要らしい。仕方ないな・・と思っていると、緊急なんだから何とかしてくれないかと、頼み込んでくれた。彼女は、親切な上に、ものすごくしっかりしている。
 その上「道を教えてあげて!」とご主人(日本人)に頼んでくれて、大丈夫だと言っても、今度はご主人が、バトンタッチをしてその歯医者さんまで連れて行ってくれた。pen0-14

 歯医者さんは、そこから歩いて10分ほどの場所にあった。英語で何て説明すればいいんだろう・・なんて思う間もなく、ご主人は「ここの常連なんですよ。」と言いいながら、受付の人に事情を話してくれた。これがまた本当に愉快な人で、受付譲が「金歯かしら?いや、銀歯かしら?」と話していると「ダイヤモンドだと思うんだけど・・」なんてジョークを飛ばす。「You are kidding! ha ha ha・・」の世界である。あまりお時間を取っては・・ということで、ここでお別れしたが、おかげで不安も何もすっかり消えてしまった。

 順番が来て行ってみると上品できれいな女医さんで、対応も優しい。
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 診察室でここに座ってね、と言われてTaikiが行くと、いきなりサングラスをかけられたのでびっくり。icon-eek照明の強い光から目を守るためらしい。
 幸いなことに、詰め物を再度埋め込むだけですんだが、もう一カ所虫歯があるのがわかったので、木曜にもう一度来ることにした。

 治療が終わると「ちゃんと歯を磨いてね♪」と先生はニコニコして歯磨き粉をくださった。
 最後に受け付けに行くと、「お友達(Kaoriさん)の家には電話して事情を話しておきますね。」と、頼んでもいないのに、このサービスというか思いやりというか・・感動してしまった。
 そして「保険の請求をしても、多分全額は出ないでしょうから、少し多めに明細を書いておきました。」と、これも又、予想だにしなかった気配りをしてくれた。

 もう感謝・・の一言である。 pen0-02

 これはもう、何かお店で買わなきゃ・・と店に戻ってお礼を言って「手荒れを治すクリームありませんか?」と聞くと、「これがいいわよ。プレゼントに差し上げます。」とKaoriさん。pen0-40いやいや、それは違うだろう・・と「こちらがプレゼントしなきゃいけないのに・・。」と言っても受け取ってくれない。
とりあえずプロポリスという、聞いたことのある名前が目についたので、プロポリスのキャンデーを買ったが・・。

 病院といえば、難関!というイメージを、いともたやすく変えてくれた、Kaoriさんご夫妻と、歯医者さん、本当にありがとうございました。 何もかもご親切なみなさんのおかげです。

それにしても、これからは、歯医者といえば、サングラス!icon-coolというキーワードが頭に浮かびそうだ・・。