Canberraへ!

 今日はHaruに一日研究の時間を削ってもらって(すみませんicon-ase)、キャンベラまでつきあってもらう。
弦が切れて困っていたのだが、キャンベラにハープの弦や楽譜を売っている店があるそうなのだ。

 家からだと3時間。遅くなりそうなので、今日は子どもたちに、学校から帰ったら自分で鍵を開けてもらうことに。

 昨日は一日雨で、今日も朝から少し降っていた。雨が降ったりやんだりの空である。灰色の曇り空の合間に、たまに青空が見えて、気がつくとハングライダーで空を飛んでいる人達が見えた。 
 時速110?のフリーウエイをひたすら走る。ウオンバット注意の標識が出たかと思うと、今度はカンガルー注意報!  
 道の脇には広い広い野原や牧草地が延々と続く。たまに馬や牛や羊たちがのんびりとくつろいでいる姿に出会う。
どこまでも続く広い草原の、のびやかさもすばらしいが、走っていて特に目を奪われるのは美しい樹木の姿だ。切り取ったら絵になりそうな風景があちらこちらに見られる。

 キャンベラまではやはり3時間半くらい。なんとか目当ての店(実は一軒家だった)に着く。
優しそうな奥さんが迎えに出てくれて、部屋へ案内してくれる。予想よりもたくさん楽譜が置いてあって驚いた。
聞くと、娘さんが演奏家で、家で楽譜を取り扱うようになったらしい。ほとんどがアメリカから取り寄せたりしているらしいが・・。
 奥さんも昔、音楽をやっていたのだということだ。
 「そういえば、時々問い合わせがあるんだけど、これを知っている?」
と『千と千尋の物語』のDVDを持ってきた。この曲をとっても気に入っているのだけど、楽譜が見つからないのだと言う。勿論それならば何とかなるので、後日送って差し上げることにした。『ハウルの動く城』も見たがすばらしかったとのこと。日本のアニメがここでも感動を生んでいるのかと思うと嬉しい。
 どうかな・・と思っていたのだけど、娘さんが演奏家ということならば、役に立つかもしれないし、興味をもってくれたので、何冊か楽譜(日本の『さくらさくら』や『五木の子守歌』や『TSUNAMI』などが入っている)を差し上げることにした。

 運良く切れていた弦も在庫があって手に入って、店をあとにする。かれこれ2時間以上もいたのだが、最後の最後まで
「そうだわ、こんな物もあったわよ・・。」
と楽譜やアクセサリーなどを次々と出してきてくださって、本当に親切な方だった。 
楽譜も数冊買ったのだが
「こんなにするわけがないわ。そうだったわ、この楽譜が高くなる前のがあるから、そっちの方を持っていらっしゃい。少し安いから・・。」
と負担を軽くしてくださって・・何よりその優しさに感激した。
 「又、シドニーにいるうちにいらっしゃいな。」と送り出してくださった奥さん、本当にありがとうございました。

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