せめてレシピは日本語で・・

 15年ほど前、イギリスに滞在していたことがある。その時困っていた事といえば、やっぱり英語。
付け焼き刃の英語力では、生きていくのがやっとだった。結局その時点とあまり変わらない英語力(のなさ)でオーストラリアでもやっていっているが、何とか買い物もこなしていけそうだ。

 火曜、木曜を『まごつきデー』(外に出て専門店での買い物などに挑戦していく日。必要最低限の英語力をつけるにはそれが一番と思われる。)ということにして、その他に、この半年間でできることは何だろう・・と考えてみた。

  オーストラリア固有の動物、植物、多国籍文化を見ていくのも興味深い。が、今、たくさんの食材があるこの国で料理を楽しむことができたら、これからの事を 考えても(子どもたちは、ますます大きくなっていき、食欲は増すばかりである。料理を作るのを面倒がっていると、これからの人生が暗くなってしまうのは歴 然としている)それが一番ではないか。という結論に辿り着いてしまった・・。

 勿論、真面目な私は、ここへ来てすぐに、張り切って料理の本を 何冊か購入した。ただ、残念なことに真面目でも根気がない私は、英語を読むのが面倒になってしまい、数日でその本を開く気もなくなってしまった。新しいも のに挑戦・・と思っても、ハードルが高くなりすぎて跳ぶ意欲がなくなってしまう・・そんな感じだ。 
 それからはとりあえず、ま、いいか・・の料理のオンパレードが続いている。それにも少し飽きてきてしまった。

 根気がなくては真面目とは言えない・・という説もあって、確かに・・と納得するばかりなのだが、根気がなくても不真面目でも続けられるレシピの仕入れ方はないものかしら?ここで日本語の料理の本を買うのはあまりにも値が張りすぎる。 
・・と思っていたら、見つかった。インターネットという手があったのだ!

 15 年前と比べて外国で生活しやすい点は、インターネットが発達していることだ。今、知りたい情報が、日本語で手に入る。これは海外生活者にとっては、ものす ごく助かる事だ。インターネット、パソコンというと、弊害も勿論たくさんあって問題になっているが、使い方によっては、パソコンに向かって拝みたくなる程の価値がある。cpcckirakirapen0_46

 料理のレシピを探してみると、どれが適当なのか選ぶのに困るくらい、たくさん見つかった。
しかも、型通りの料理のレシピから、主婦がアレンジしたお勧めの一品、時間節約のレシピ、ちょっと凝ったレシピ・・山ほどある。cnaifu

  というわけで、今日は手作りのドレッシングというのに挑戦。市販のドレッシングは種類が多すぎるし、うちではサラダをよく食べるので、無くなるのがはやすぎる。材料は(しょう油70cc、サラダオイル180cc、砂糖15g、すりおろした玉葱4分の一個)
砂糖の量は、玉葱の甘さによって調節するらしい。これを混ぜるだけというのだから手軽だ。なんと紹介者はオーストラリア在住の方らしい。
手軽で手作り感が味わえる・・とりあえずそんなレシピをいくつか増やせたら(今ひとつ積極性に欠ける言い方だが・・)、ちょっとがんばった気になれそうだ。

 そのうち購入した本のレシピも、英語の勉強を兼ねて挑戦してみたいとは思うが、まずはこんなところから・・。oth_pen46