今日はRossの誕生日パーティー。
水着も持ってくるように、という事だった。
どんなお宅だろうと、ドキドキしながらHaruと一緒にTaikiを車で送っていった。
OZは時間にルーズだとか(30分遅れて始まるのは当たり前、とか)聞いていたのだが、時間通りに連れて行くと、すでに子どもたちは何人か集まっていた。
玄関の前に、背の高いお父さんが立っていて、挨拶すると、
「Nice to meet you!」
にこやかな笑顔で迎えてくれた。
そこへRossもやってきた。金髪でやっぱり背の高い、かわいらしい男の子だ。
「お誕生日、おめでとう!」
と言うと、ちょっとはにかみながら
「Thank you!」
そして、Taikiを家の中に連れて行ってくれた。
後でパーティーの話を聞くと、スターウォーズごっこをして遊んだり(ライトセーバーをTaikiに貸してくれる子がいて、やっぱりそれで遊んだらしい)、PS2のゲームをしたり(これも友達が、わからないところは教えてくれて、やらせてもらったらしい)、楽しい時間を過ごしたようだ。
途中で、みんな水着に着替えて外に出た。庭にプールがあって、なんだかみんなが並んでいる。
まねして並んでいたが自分の番になって、どうしたらいいかわからなくなって、もじもじしていたら、
「飛びこめばいいんだよ!」
と友達が教えてくれて、思い切って飛び込んだ。
それから、みんなで自由に水遊びをしてはしゃいでいた。すごく面白かった。などと言っていた。
プレゼントにあげた遊戯王のカードも、すごく喜んでくれて、友達のひとりはRossに向かって
「You are lucky!」
と言っていたそうだ。そんなものでよければ・・という感じだ。
迎えに行った時に、お父さんがお母さんに紹介してくれた。
「彼にとって、すばらしい体験をさせていただきました。ありがとうございました。」
と感謝して、お宅を失礼した。
Taikiの話を聞いていると、クラスの友達はとても素直な優しい子どもが多いようで、 何か困った時には、さりげなく助けてくれるようだ。
何よりもありがたいことである。
この1年間の私達の滞在で、子どもたちがここでの生活を楽しめるのか、というのは一番大きな問題だった(大人は何とでもなる)。
ここへ来てもうすぐ半年。彼らはそれぞれの環境の中で、何とか居場所を作り、色々と奮闘しながらも、すごく楽しく過ごしている。
見守ってくださる方々、周りの子どもたちに、ひたすら感謝である。