警官に追われる?!

 車が来て2日目。少し慣れてきたかな、と私が運転して、家族全員でIKEA(家具や料理道具などの店。大きな店舗で、一通りなんでも揃う。Rhodesショッピングセンターというのの一角にある)に向かう。

 道路を走っていると、「ピーポーピーポー」と何だか聞こえるので見てみると、後ろにパトカー。(どうしたのかしら?)と思って走っていると、どうも私の車に止まれと言っている様子。icon-eek まさかと思いながら左にウインカーを出して停車すると、本当にパトカーからおまわりさんが降りてきたではないか。(グラサンかけた、いかついポリスマン!)これはアリの行列よりもすさまじく「Oh!My God!!」状態である。icon-ga

 「・・・・・!・・・・・!免許証を見せたまえ!!」どうやら、後部座席にいる子どもたちが、シートベルトをしていないのを、窓から見て、交通違反だと言っているらしい。
 「スミマセン!」と、国際免許証を出して渡すと、すかさずHaruが、 
 「ワタシタチハ、コノクニニ、キタバカリデ、シラナカッタノデス!!ゴメンナサイ!」 
 「来たばっかりなのか。でも、これを守らないと、高い罰金を支払わねばならないんだよ。ヘイ、ボーイズ、君らは英語がわかるのかな?」
 「ホンノチョットダケ・・」
 「シートベルトをしないと車がぶつかった時、命を失うのだよ!気をつけたまえ!!まあ、今回だけはいいけど・・。」間髪入れずに笑顔で 
 「アリガトウゴザイマス!!コドモタチ、カナラズ、シートベルトヲ、ミンナ、シメマス!!!」  
 「それじゃ・・気をつけて運転したまえ 。」  助かった。icon-ase
 ドラマのハイウエイパトロールの警官のような、いかつくて、カッコイイお巡りさんだったけど、優しい人でよかった・・。

 韓国空港から飛行機に乗ってオーストラリアへ来る時、Haruに『オーストラリアでの運転の規則と概要』みたいな分厚い本を渡されて、読むように言われていたのだが、とてもじゃないが、そんな気にはなれず、一部を除いて結局読まずじまいだった。(あれ?Haruも読んでなかったのかな?)子どもはチャイルドシートに乗せること、と書いてあったのは見たけど、全員がシートベルトとは・・。だけど、チャイルドシートの事は言われなかったので、それはいいみたいだ。

 「ここにいると、だんだん強くなるかもね・・」とAiがぼそっとつぶやいた。