音楽の贈り物♪

 今日は、『Crowsies Craft』(Crows Nestにあるセンターで、手芸や料理や英会話などの教室総称)の、学期末のクリスマス会のようなもので、ハープの演奏をした。
仕事ならばプロの方に頼むべきだが、知り合いもないし、ボランティアだしするので、Aiに、フルートとピアノの応援を頼んだ。
曲目は、

  • When You Wish Upon A Star (Harp)
  • The Rose (harp & Vocal)
  • Amazing Grace (Harp & Piano & Vocal)
  • Silent Night (Harp & Flute)
  • It Came Upon The Midnight Clear (Harp & Flute)
  • ゆりかごのうた (Harp & Vocal)
  • 涙そうそう (Harp & Piano & Vocal)
  • A Whole New World (Harp)

あとは、クリスマスソングを数曲、みんなで歌う(ピアノ伴奏)、といったところだ。

  オーストラリアの方たちも、めずらしい楽器なので、興味があるらしく、喜んでもらえたようだ。日本の曲にも、聞き入ってくださっていた。

 終わった後、何人もの人たちが声をかけに来てくださったが、ひとりの年配の白人の女性は、
「とてもよかったわ・・。」
と、涙を浮かべながら近づいていらっしゃった。
「ありがとうございます。どうか、せっかくなので、ハープを弾いてみてください。」
と、椅子に座っていただいた。
初めてハープにさわって、初めて弦をはじいて、
「How Lovely!」
・・満面の笑みを浮かべておっしゃる様子に、こちらまで幸せな気持ちになった。

 勿論、日本の方たちにも、さわっていただいたが、音楽を通して、たくさんのふれあいができて、本当に幸せだった。
「上手下手、ではなく、音楽を通して気持ちを伝えるって事が大切だから、今日は、夢とか、楽しい気持ちとかを伝えようね。」
と話していたが、気持ちが伝わり、又、そこから夢やコミュニケーションが広がっていく・・そんな体験ができて、Aiにとっても良い体験だったと思う。

 機会を与えてくださった方々に感謝・・である。
大きな楽器は、運ぶのがとにかく大変なのだが、快く、てきぱきと運んでくださったジョンさんにも感謝。
(オーストラリア人の体格の良いジョンさんは、重くてかさばるハープを運ぶのも、
「It's easy to carry.」
と、なんでもなさそうにひょいひょい抱えて運んでしまう。
(あまりにラフなので、ちょっと心配ではあったが、力強さに感動・・。)

 もうひとつ言うと、実は、ハープを前日運ぶので取りに来るはずのジョンさん。
いつまでたっても来ないので電話すると、受付の人が、
「あら、バスに乗ってどっか行っちゃったわ。Oh, Naughty boy!」
・・。
 というわけで今日の朝の搬入になったのだが、朝一番に、
「My apologies for yesterday.」

「とっても穏やかで優しい笑顔で、そう言われたら、
『No problem! It's ok.』と言うしかないよね。」
・・とHaru。

 細かいこと気にしない・・それがOZ流。
何よりも、この上なく幸せな体験をさせてもらえて、ありがたいばかりである。