Japanese Comic

 「日本語の本が読みたい!」Aiがしばらくそう言い続けていたが、地域の図書館には日本語の本は、まず置いてない。
幸い学校に年の近い日本人の女の子がひとりいて、彼女が『青い鳥文庫』の本を持っていたので、貸してもらうことができた。

 Shouはというと、友達が日本の画像や音楽を時々送ってくれたりして、ずいぶん助かっているが(精神的に)、日本人の男子は学校にいないし、読み物の交換などはできない。クラスの韓国人ともCDの交換などするようになったが、文字が違うので本は無理である。
 面白いことに、彼らは日本のアニメをよく知っていて、『ワンピース』は勿論、『ケロロ軍曹』や『ナルト』などのファンの子も多いらしい。
『ワンピース』などは、インターネットで読めるのか、彼らの方がコミックの新しい情報を知っていたりするので、最新版の情報を、逆に、韓国の友達に教えてもらったりしている。
 読みたいと思っても、こちらで日本語の本を買うと、とても高いし、マンガなどはあっという間に読んでしまうので、もったいない。
 何か手はないかと思っていたら、シドニーの中心部に日本のマンガが読める場所があるのを見つけた。
 この状況の中、たまには息抜きに思う存分マンガを読んだりするのもいいだろう、という事になった。

 ということでHaruが散髪をしてくる間、兄弟2人でそこに行って、1時間半過ごし、それぞれジャンプ2冊とコミック数冊を読んで帰ってきた。
とりあえず、充分満足したようだ。今度は、読みたいコミックが新しく入った頃(2ヶ月後くらい)に、又、行きたいと言っている。
 日本の友達と同じものが(少し遅れてはいても)読める場所がある、それが確認できただけでも、ずいぶん気が軽くなったようだ。chon  

『e-TAG』装着!

 この国の高速道路は、無料のところも多いのだが、『e』と表示された無人の料金所のある高速道路がいくつかある。
そこは、『e-PASS』に登録するか、もしくは『e-TAG』という装置を持っている車のみが通行してよいというものである。 
 何も準備しないままうっかりその道に入ってしまい、2度ほど慌ててしまったことがある。

 *『e-PASS』(車のナンバープレートを登録しておくと、そこを通過したとき、写真で撮影されて料金が課金されるしくみ。道路毎に登録する必要がある。)
 * 『e-TAG』(この装置をつけていると、予め登録しておいたクレジットカードから通行料金が引き落とされる。国内全ての高速で使える。)

  そんな事がないように、『e-TAG』というのを購入する事にした。
案ずるより産むが易し・・手続きは簡単だった。RTAという所(陸運局みたいな所)に行って、必要事項を書いた用紙と免許証を渡すと、その場で下の装置を渡してくれる。cimg1543r
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 そして購入したこの装置(『e-TAG』)を、車のフロントガラスにつける。それだけだ。
こうしておくと、『e』と表示された料金所を通る時に、自動的に料金が計算され、カードから自動引き落としされるというしくみだ。
 日本のETCだと、大きな装置が必要だと聞いているが、これはずいぶん小型で手軽である。しかもこの『e-TAG』装置代金40$は、これを返却すると戻ってくる。

 システムを知らないと、あたふたしてしまうが、こうやって取り付けてみると、ずいぶん便利なものだ。
高速の出口で料金を支払う時の、渋滞など必要なくなるわけだ。

 デビットカード(店のレジで現金で支払いをする代わりに、カードを使う。ついでに現金が必要ならばその場で現金まで引き出せる。というシステム。普通のカードと違うところは、引き落としがその時点で行われるという事だ。その時銀行に現金がなければ買い物はできない。)などもそうだが、とても合理的で進んだシステムだ。

 とにかく、『e-TAG』を車につけたので、安心して道路を迷う、もとい、走ることができるようになって、やれやれである。iconmaruy1

春の訪れはゴキブリとともに・・・

cimg1419r  チョウチョとバイクをよく見かけるようになってきた。cba

今日の気温は12℃〜24℃の予報。そのとおり暖かい1日となった。
 だが何と言っても春の訪れを確信したのは、家の中で、のんびりとくつろぐゴキブリの姿を見たとき。
こちらへ来たとき数匹すでにお目にかかってはいるが、みなさんとても大きい。そしてゆっくりしている。
(Haruはティッシュで容易につかまえている。) 
 今日の出会いは一人の時だったので、とても焦ったが、もしや・・と紙コップを持ってきてかぶせてみると、私でもつかまえることができたではないか。
もしかすると、こうやって、だんだんと彼らとの共存に馴れていくのかもしれない。
ある人は、ゴキブリホイホイで、毎日数十匹つかまえていたそうだ。
『この国では、ゴキブリが嫌いでは生きていけない』との記事を読んだ事があるが、覚悟しておいた方がいいようだ・・。ゴキブリが家の中を歩き回っていても、オージー(オーストラリア人)はあまり気にしないらしいのだ。

 Taikiのクラスで、友達がムカデを見つけた時、踏みつぶすのかと思うと、プリントの紙でムカデをすくい上げ、外に出て行って、そうっと木の下におろしてあげていたらしい。
「オーストラリア人ってね、命を大切にするんだよ。」
と、言っていた。cmushiうーん・・。

CENCUS(国勢調査)

 8月6日、日曜日の夕方、外出先から家に帰ってくると、玄関に人影が・・。
何だろうと思って行ってみると、金髪の美しいお嬢さんだ。
「ああ、よかったわ。センサスの用紙を配っているのだけど、お留守のようだったから、玄関の下に入れたところなんです。」
とのこと。ペトロスさんのお宅で会ったMさんが、予め教えてくれていたので、Haruはピンときたらしく、
「わかりました。書いておきます。」
「もし。、インターネットをされるのならば、インターネットで送ってくれてもいいのですけど・・。」
「そうします。」
「じゃ、回収する手間が省けて助かるわ。お願いします。それじゃ!」
ということで彼女は去っていった。
 日曜の夕方にまで係員が配って回っているセンサスとは・・。

 5年に一度のオーストラリアの国勢調査のことである。
配られた用紙を見てみるとこう書いてある。
「これは、オーストラリアのどの地域にに何人の人がいて、何をしているのか、どのような暮らしをしているのか、それを調査するためのものです。」

 今年は8月8日が調査実施日。調査日の夜にオーストラリアにいる人は、友人・知人宅やホテルに滞在していても、バックパッカーやキャンプ場に泊まっていても、外国人も含めてすべて対象になるのだそうだ。

 調査項目は全部で60項目。性別や年齢をはじめ、学歴、資格、職業、収入などのほか、出生国、両親の出生地、宗教、家庭で使用する言語、英語力などの設問が並ぶ。
 多国籍国家オーストラリアでは、なんとセンサスの案内も35ヵ国語が用意されているらしい。
そして、過去の回答には、約280の国・地域名、240の言語、120の宗教についての情報が含まれていたそうだから驚きだ。 
結果は政府機関の予算の分配などにも直結していくのだという。 

 2001年の国勢調査によれば、総人口約2千万人のうち、外国で生まれたオーストラリア人は、410万人に達しているそうだ。
家庭で英語以外の言語を話す人の人口は全体の16%。最近では、総人口の4分の1近くがオーストラリア以外で生まれ、そのうちの6割以上(61%)は英語圏以外の国で生まれているという。 
 さらにオーストラリアで生まれた国民の約3割は少なくともどちらかの親がオーストラリア以外の生まれで、つまりオーストラリア人2世ということだ。
異なる国や文化と深いつながりを持つ国民は全人口の半数以上に及んでいるらしい。
 言語はどうかというと、オーストラリアには先住民であるアボリジニの言語など含めて200以上もの言語があるそうだ。

 IECに行っているShouとAiは、韓国の言葉を少し覚えてきたり、ペルシャ語の挨拶を真似したりしているが、この多国籍社会で、たくさんの文化に少しずつでもふれてみることは、きっと、とても貴重な体験になると思う。

Thunder Devil登場!

 Public Schoolでは、今日は『本のキャラクターの衣装を着て学校に来るように』とのことだった。
先生はピーターパンの衣装とか、3匹のクマの衣装とか・・とおっしゃっていたが、結構恥ずかしがり屋のTaikiのこと、そんな衣装はいやがるにちがいない。

 という事で、急遽、昨晩、鬼の面を作ることにした。日本から『せんたくかあちゃん』の絵本(英語版)を持ってきていたので、その中に出てくる、雷小僧のお面だ。
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 出来映えはともかくicon_ase、親子で一緒に作ったので、
「これなら絶対かぶるよ!」
と、彼もその気になってくれて、ホッとした。 日本の絵本の紹介にもなるし、一石二鳥ではないか。

 ちなみに日本のものといえば、先日、折り紙で手裏剣を作ってあげたら、お友達に大人気だったらしい。
先生にもあげたら
「Oh! This is cute!」
と喜んでくれたと言っていた。

 さて、帰ってきて、どうだったかと聞いてみると、結構楽しんだようで、友達もこれをかぶって遊んでいた、ということだった。
右の頬に『雷』と漢字を入れておいたのだが、『Thunder 』と説明できたらしい。
 先生も絵本を読んでくれたようだし、よかったよかった。

 ちなみに、学校には小さなスパイダーマンや、スーパーマン、ウルトラマンたちもたくさんいた。
 本というよりも、何かに『なりきる』事の楽しさを味わえればよいようで、そういうものもOKみたいだ。男の子たちは、剣を持っている子が多かったらしくて、Taikiは何よりそれが気になってしょうがないようだった。
「木の枝で作ったみたいな剣もあったし、ダーズベイダーのもあったっちゃんね・・。」

Smileで賞♪

 朝、Taikiが持ってきたプリントを見てみると、
「月曜日にクラスの保護者の方々はどうぞお越し下さい。お仕事をお持ちの方が多いと思いますので、無理はされなくて結構です。」
と書いてある。月曜というと、今日ではないか!・・だが、何をしに行くのかがわからない。 
 なぜかというと、ひとえに言葉の問題。『Assembly』 とか『item』と書いてあるのだが、その意味がつかめないのだ。何かのitemをみんなで組み立てるのだろうか?・・だとしたら材料は何?一体何を持って行けばよいのか??だらけである。

 行事にはなるべく参加した方がいいし、できる事は何でもした方がいいとは思うのだが、気持ちの準備ができずに、ヨイショ!と腰を上げるのにイマイチ勇気が出ない事もある。

 その時思い浮かんだSさん!そうだ、こちらで子育てをしてきた経験があるから、きっと教えてくれる!電話をすると・・。
「Assemblyっていうのは集会で、歌やダンスの発表なんかがあるのじゃないかしら。」
親はただ見学すればよいらしい。♪ そうだったんだ!難しいことは何もないようだ。Assemblyという言葉には、組み立てるというのと別に、集会、という意味があるらしい。

 海外に来て子育てをする時、日本語で教えてくれる人がいなかったら、必要以上に悩んだり考え込んだりする事は、たくさんある気がする。Sさんの一言に助けられて、やっと学校に行く勇気が出てきた。感謝である!!

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シドニー観光?

 短い日程では、回りきれないほど観光地があるシドニー。
自然、動植物、建築物、博物館、マーケット・・特に固有の動物を見ることに中心をおいて、時間的に許される限り、できるだけ色々見て回ることにした。

☆オペラハウス
☆ミセス・マッコーリーズ チェア
☆QVB
☆ハイド・パーク
☆オーストラリア博物館
☆セントメアリーズ大聖堂
☆シドニータワー
☆パディスマーケット
☆コアラパーク 

  シドニータワーでは『展望台』に登って景色を観てから、今度は『OZトレック』というオーストラリアの旅のシュミレーション体験コースに行ってみた。
予想以上に、結構迫力のある体験だった。

 コアラパークというのも、タロンガズーの規模には及ばないながらも、コアラやカンガルーにさわれる、という特別な体験ができて、よかった。今回は、ウォンバットにもふれさせてもらえてラッキーだった。

 子どもたちにとって、きっと忘れられない思い出になることだろう。

☆Athletics Carnival☆

 毎週火曜日にPublic Schoolから通信が配られる。保護者への連絡をこれほど丁寧にしてくださるとはありがたいことだ。
先週の出来事、今週のお知らせ等が書いてある。今日のところには『Athletics Carnival』とあって、保護者もどうぞ来てください、と記してあった。

  つまるところ、運動会のようなものらしい。が、こちらの運動会は学年で区切られていて、全学年での大がかりなものではないようだ。
今日は、3〜5年生のみの行事のようだった。(ちなみにTaikiは4年生)

  午前9時半から始まると書いてあったので、少し時間をもらってHaruと一緒に様子を見に行ってみた。
今学期、担任の先生が替わっていたのだが、まだ新しい先生に挨拶もしていないので、その目的もあった。

 一体、どんな運動会なのだろう?pen1_10

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