最近、家の近くに警察官がよく来るようになった。
といっても、事件があった、という訳ではない。
学校の近くの、違法駐車の取り締まりだ。車社会では、どこでもよくある話なのだろう。
うちのすぐ前の道路でも、何回か、バスが通れなくなるような駐車の仕方をしている人がいて、騒ぎになっていた。
ある時などは、うちの前に停まっている車が道をふさいでしまっていて、通れない車がクラクションを鳴らし続けていた。
あまりにうるさいので、窓から見ていると、どうも、その車がうちのではないかと疑われたらしい。
そして、バスの中から、体格の良い、腕っ節の強そうな運転手さんが降りてきたと思ったら、なんと、家の中にいる私に向かって、出てこいという合図をしてきた。
びっくり仰天!とんだとばっちりだ・・でも、釈明しなければ・・・。
こっちに向かって来て、家のドアをドンドンと叩かれる(インターホンなんてないから・・)前に、外に出て釈明するべきだろうけど・・と、私がオロオロしている間に、幸い、車の持ち主が戻ってきた。
そこで、当人同士の話し合いになり、持ち主が車をすぐに動かして、解決したようだった。
・・あれはかなり、こわかった・・。
きっと、登下校の迷惑駐車について、近所からの苦情が多発したのだろう。
そんな事がひんぱんに起こらないように、警察官が見回りをしてくれるようになって、よかった・・。
投稿者: Mari
予防接種『C7』!
今日はPopの、予防接種を受けに連れて行った。
7月に既に予防接種は受けていて、それで充分と思っていたのだが、国外に出るためには、それでは足りない・・というのを、先日紹介してもらった方に聞いて、大急ぎで連れた行ったというわけだ。
なかなか予防接種、特に検疫関係の手続きに何が必要か、などを調べるのは難しい。
今回も、オーストラリア国内では一般的な予防注射はC5が必要だ、ということで、それを受けていたのだが、実はC7も必要で、その区別がとてもつきにくい、というところからきたミスだった。
C7は、一般の獣医ではできないので、オーストラリア政府認定獣医師のところでお願いする必要がある。
たまたま近くに、その資格のある獣医さんがいたので、助かった。
もひとつ言うと、日本に入るのには必要ないのだが、この国から出る際に必要だということで、よくよく調べてみて、ようやく納得した次第だ。
何にせよ、とにかく早めに日本人の専門の業者の方に教えてもらって、助かった。
これで、あとはこの国を出る飛行機に乗る48時間前に、検査を受けてOKが出れば、晴れて帰国の途につけることになった。やれやれだ・・。
*写真は、動物病院に咲いていた、ピンクのフランジパーニの花。
カメラを持って行っていなくて残念だったが、枝から落ちていた花を持ち帰った。
水に浮かべるだけでも、とても美しくて華やかな存在感がある。
口座の解約の手続きを聞きに、銀行へも出向いた。
出国してから、電気代その他の入出があるので、どうしたものかという相談だ。
シティーの大きな銀行(ANZ)には、日本人の方がいて、日本語で説明してくれたので、話が早かった。
帰国してからインターネット経由で電気代金などを支払った後、所定の解約用紙とパスポートのコピーを、この銀行宛に送ればよい、との事で、用紙を用意してくれた。
荷物を送る業者さんも、決定した。
どちらかというと、(見積もりの金額は大差なかったが)きめの細かい親切な対応、という事で業者さんを選んだ。
困った時に、どんな対応をしてくれるか・・というのは、とても大きなポイントだ。
枠からはみ出した状況にも、
「何とかしましょう!」
と、ケース・バイ・ケースで対応しようとしてくれる姿勢というのは、
「私どもは、こうですから。」
という、パターンでの対応とは、格段に安心感が違う。
やはり、信頼とは、大きな力をもつものだと思う。
IDA RENTOUL OUTHWAITE★
オーストラリアでの嬉しい出会いの中に、Ida Rentoulという人がいる。
といっても、この方は、1888年に生まれ、1960年になくなってしまった絵本のイラストレーターだ。
何枚か、この画家のポストカードを持っていて、大切にしていたのだが、オーストラリアの人だった事を初めてここで知った。
この国で、国際的に認められた最初の絵本画家ということだ。
調べたことはなかったのだが、その繊細な絵から、てっきり英国の画家だと思っていた。
彼女は数多くの本の挿絵を描いている。
その中のどれかは店にあるだろうと思って、本のリストを持って、大きな書店に行ったのだが、
「この人の本は、ありませんね・・。」
と、あっさり言われてしまった。
2軒目の書店でも同じだった。そこで、とても残念そうな顔をしていると、
「こういう本は、Amazonなどで探した方がいいですよ。」
との事。
今時、流行らない本なのだろう。
が、ポップアップなどの仕掛け絵本や、色鮮やかな絵本も、確かに楽しいが、こういう深い微妙な色彩の絵本も、子どもたちの目にふれるところに置いておいてほしい・・と、ちょっと残念な気がする。
家に帰って調べてみたら、確かに、何冊かを、手に入ることできることがわかった。
思い切って、取り寄せた本の表紙。
Chinese New Year Festival★
2月9日(金)から『2007 Chinese New Year Festival』が始まった。
今年は、猪(イノシシではなく豚)の年らしい。
日曜日の11時からパレードがあるというので、見に行ってみた。
場所はシティーのは Town Hall から Chinatown までだ。
始まる少し前に着いたが、パレードのある道路の脇は、すでに観客でいっぱいだった。
警察や、警備の人たちも何人も出動していた。
子どもの本
今日行った本屋さんの、絵本のランキング。
- 『Possum Magic』 (『ポッサム・マジック』 *日本でも翻訳出版されている)
- 『The Very Hungry Caterpillar』 (ご存じ『はらぺこあおむし』)
- 『Tashi』 (写真は、読み物版の表紙)
- 『Where is the green sheep?』 (ご覧の通り、絵がとても楽しい本)
- 『Are We There Yet?』 (オーストラリアを周遊するという設定で、各地の特徴などが描かれている)
庭のお客さん♪
私たちの住んでいるNSW州の州鳥ワライカワセミ(クッカバラ、Kookaburra)。
けたたましい笑い声のような鳴き声をもつ鳥だが、その姿は愛らしい(体長30cmほど)。
初めて、家の庭の木に訪れたのを、Haruが見つけた。
ワライカワセミがとまっていたのはマンゴーの木。
そうとは知らずにPopのトイレシートなど、洗った物を枝に干したりしていたのだが、ある日、マンゴーの実がなっているのを見つけてびっくり。
その実は日ごとに大きくなって、食べるのを楽しみにしていたが、熟れる前に地面に落ちてしまった。
追熟するものなのか、わからないけれど、しばらく家の中で飾っておこう。
暖かい国なんだな・・と、つくづく感心してしまう。
プルメリア、ハイビスカス、ブーゲンビリヤなどの花々にも南国を感じるが、地植えのサボテンがよく育っているのにも驚く。
庭先のサボテンが、2m以上にも元気よく育っていて、家のシンボルトリーのようになっていることがある。
今日は、うちの花壇の小さなサボテン(30cmくらい)に、花が咲いていた。
夜咲くサボテンだけでなく、昼間に咲くものも植えてあったようだ。
人が住んでいた家というのは、庭にも、一体何が植えてあるかわからないので、時たま、驚くようなお客さん(どっちが客なのだかわからないけど・・)がいて、楽しいものだ。
人生に役立つ算数の授業♪
いよいよHigh Schoolに入ったShouだが、IECからの入学ということで、クラスは、やはりOZ(オージー。オーストラリア人の略)より、同じくIECから来たアジア系の生徒が多いクラスのようだ。
が、好きな教科である数学と理科は、
「ついていけなければ、クラスを下げればいいから・・。」
という先生の判断で、たくさんOZのいるクラスに入れてもらっている。
「クラスはどう?」
と聞いても、
「クラスといっても、科目毎に変わるので、どれがクラスかわからん。」
という事だ。
宿題はずいぶん減ったが、授業は格段に難しくなってきたようだ。
わからないところは、親切そうなクラスメートを見つけて、聞くようにしているらしい。
頼りにしていたバディのジョンは、自分の国に帰っているらしい。が、人生、そんなものだろう。
受け持ってくれる先生の中に、面白い先生が何人かいるらしく、結構Shouは楽しんでいる。
帰国準備Step2★
引っ越しの件などで、なるべく早くしておいた方が良い決定事項等あるので、今日は、Haruが、業者の人たちとの連絡に一日を費やした。
まず、NEW WAVEという運送業者(日本郵船系列)の人が、荷物の見積もりに、朝一番に来てくれたが、物腰が柔らかで、細かい気配りがきく人だった。
彼は、荷物の配送方法、楽器と犬の配送方法、そして、不要品の処理の仕方などについてアドバイスをしてくださった。
House Inspection
「2月6日に、家のinspection(検査)に来ます。」
不動産屋さんから、通知が来ていた。
貸している家を、きれいにしているかどうか、そのチェックをするらしい。
朝から待機していたが、夕方になっても来ない。
あんまり遅いので、きっと、今日は遅くなってしまったから、来ないのかも・・と思い、Shouが帰って来たので、あとは彼に任せて、ちょっと買い物に出た。
結局、その間に不動産屋のエイドリアン君が来たそうだ。
それほど細かいチェックではなく(いくつかの項目があって、用紙に記入していったらしい)、5分ほど家の中の各部屋を見て回って、すぐに終わったようだ。
「どうでしょうか?」
と聞いたら、
「Cleanにしているので、問題ありません。
困った事などあれば、又、言ってくださいね。」
ということだったらしい。よかった。
当たり前のように今は暮しているが、家を借りるときは、なかなか見つからず、走り回ったものだったなあ、と改めて思い起こした。
家から学校まで5分とかからない、しかも犬を飼っても良いという一軒家に住ませてもらえて、本当にありがたかった。
BRIDGE CLIMB★
私たちの帰国の日も近づいてきた。
間近になると、準備などで慌ただしくなるので、このブログも2月末までで終了することにした。
あと少しの滞在ということだが、こちらでの日々の生活の体験を、あわてずに楽しんでいくことができたら、と思う。
オペラハウスと並ぶシドニーのシンボルが、ハーバーブリッジ(Sydney Harbour Bridge)。
全長1149メートルでシングルアーチの橋としては世界2 位の長さを誇るそうだ。
1923年に工事が開始され1932年に完成。8車線の車道と2路線の鉄道、歩道が設けられ、車線が世界一多い橋としても知られている。
この橋の建設のおかげで、橋のたもとにあったオーストラリアで一番古い植民地時代の名残を残すロックスの町並みは大半が失われてしまったが、今では、シドニーの交通の要でなくてはならないものとなっている。
歩いて渡るには15-20分ぐらいかかるそうだ。ランニングしている人も多い。