Speak English a little..

 今日は、先週Yokoさんに連れて行ってもらったリサイクルショップに、衣類などを売りに行った。
引き取ってもらえるかもわからなかったのだが、とにかく、店に入って、売れるのかと尋ねると、
「ここでは、品物を全部引き取るんじゃなくて、品物を預かっておくことになっているのよ。
この店にそれを置いて、売れればその金額をお渡しするけど、2ヶ月置いていても売れなければ引き取ってもらうことになるの。」
という話だった。
なるほど・・。
 品物は、元値の45%で売って、そのうち5%は政府に還元する。その残りの金額が売り主にもどってくる、というわけらしい。
リサイクルショップは、たくさんあるようだが、店が小ぎれいで気に入ったので、とにかく、そこの店に品物を預けることにした。
いくらにもならないが、これもちょっとした楽しい経験だ。
「あら、この時計、かわいいわね。」
きれいな店員さんの言葉に、
「これ、あなたにとってもよく似合いそう!」
と言うと、
「まあ、あなた、売るのが上手ね!」
英語もろくにできないのに、調子だけよくて、店員さんに、笑われてしまった・・。
オバサンパワー+一年間の成果(しゃべれなくても、なんとか伝えようとすれば何とかなるというという経験値)である。
(実際は、多国籍国家のオーストラリアでは、ちゃんとした英語が話せなくても、わかってくれようとする人が多いので、何とかなってしまった。というところなのだが・・。)

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オーストラリア国立海洋(海事)博物館

 日曜日、Haru、Shou、Aiの3人で、Maritime Museum(オーストラリア国立海洋(海事)博物館)へ行ってきた。
 Darling Harbour にある、海洋に関するものを色々と展示した博物館だ。
そこでは、オーストラリア開拓のきっかけを与えたキャプテンクック、その後のヨーロッパからの航海の記録、またアボリジニの伝統などなど、海洋の歴史にまつわる様々なものを見る事ができる。
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Dragon Boat Races★

 2月9日(金)から始まっている 2007 Chinese New Year Festival 。

 後半の目玉は、2月24日(土)と2月25日(日)に Darling Harbour で行われる Dragon Boat Races。
時間は両日とも 8am から 5pm まで。
100 チーム以上が何回かに分けて競うレースである。

Darling Harbour は、シドニー市内の真ん中にある入り江(Cockle Bay)の一帯の呼び名。
水族館、博物館、Sydney Wildlife World、Shopping Centre、ホテルが建ち並び、入り江をまたぐ橋(Pyrmont Bridge)からは、それらを一同に眺めることが出来る場所だ。
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 橋の上を走っているモノレールの線路と駅は、近未来的で面白い。

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おバカなソックス?

 今日は英会話教室。授業のなかで、リサイクルの話になり、
「リサイクルショップでお手伝いのボランティアをしてます。」
というYokoさんに、教室が終わった後、リサイクルショップに連れて行ってもらった。

 彼女は2年程シドニーに住んでいるのだが、半年程前に、知り合った韓国人の方に紹介されて、地域のリサイクルショップでお手伝いのボランティアをしているということだ。
行ってみると、その店には、食器、文具、オモチャ、衣類、様々なものが置いてあって、衣類など、かなり新しい物が10ドルくらいで手にはいるので驚いた。
ついでに、近くの「Crows Nest Centre」という所では、毎日のように英会話のクラスがあって、しかも一回(1時間半)たった2ドルで、いつでも参加できるのだということも教えてもらった。
 Yokoさんは、英語がとても堪能なのだが、それでもやっぱり、色々な情報を手に入れるまでには、かなり時間がかかったそうだ。
私たちが出会った英会話教室にも、始めは、通りがかった時に、
「何かやってるわ・・。」
と覗いてみて、飛び込みで入っていったそうだ。
ご主人の仕事でシドニーに駐在しているけど、子どもはいないし、時間がもったいないから・・という事で、自分の足で情報を掴んで、色々な事に挑戦しながら生活している。
積極的に動いていけば、2年で、ここまで馴染んでいけるものなんだ・・と感心してしまう。

 新しく英会話教室に入ってきたのは、まだ独身で、一人でこの国へ来たばかり、というMakotoさん。
彼女は、土産物屋さんで働いているのだけど、日本人相手なので、英語が上達しないから・・という理由だそうだ。

 みんな、がんばってるな・・と思う。 

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日本語で泊まれる宿♪

 ここに来て、ブッシュウォークに連れていってくださったり、バーベキューに招いてくださったり、とてもお世話になったOさん。
なんとも勉強家で、一体、何カ国語を習得されているのか、わからないくらい。
 美しい青い目のハンガリー人の奥さんは、絵を描く方で、大きな肖像画を何枚も描かれている。
アフリカンバイオレットが好きで、たくさんの株を大事に育てている。
とても気さくでかわいらしい方だ。
 ご夫婦は、Chatswoodという町で、日本語の通じるB&B(ベッド&ブレックファースト・・いわゆる朝食つきの宿)をやっていらっしゃる。
シドニーでの旅行の際、細かいことが日本語で話せる宿は、とても便利なものだと思う。
親切な方なので、いろんな質問にも誠実に答えてくださるし、何より安心だ。
下記は、そのB&Bのホームページのアドレス。
http://www.chatswoodbb.com.au/

 Chatswoodは、シドニーの中でも、シティーの次に大きな町で、ショッピングセンター、スポーツジム、公園、何でも揃った便利なところだ。
 シドニーではどこに住むと良いのか、と最初に色々調べたところ、ほとんどの人が勧めてくれた場所。
確かに、ここには日本人が多く住んでいる。知り合った方で、この地域に住んでいる日本人は多い。
住みやすいところなのだと思う。
大企業から来た方たちも、会社がこの地域の家を借りてくれたから・・という理由で住んでいることも多いようだ。
シティーまでも、そう遠くはないが、そこまで行かなくても大概の用はすんでしまう。
日本食の材料が結構手に入る店もあるので、そこから30分程離れた場所に住む私たちにとっても、結構、縁のある場所だった。

インターネットのガレージセール

 さて、今日は荷物の輸送の日程決めと、不要になる荷物の処分の準備をする。
不要品のは、荷物の輸送をお願いする会社が提携しているJAM'S TVというサイトの売り買のコーナーに、掲載してもらうことにした。
 まず、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、などなど。写真を撮る。
次に、そのサイズを測り、購入した時期や金額など、簡単な説明文を書く。
勿論、希望価格も書くのだが、大体買値の3分の1くらいが目安のようだ。
とりあえず、担当の方に見てもらって、数日うちに掲載してもらうことになると思う。
どれだけ売れるか、見当がつかないが、それはそれで楽しいかな。

 月に一度、大型ゴミの日があって、日々のゴミ以外の大きなものや電気製品などを、家の前に出しておくと、トラックが来て引き取ってくれる。
これは公の機関がやっているのだが、そのトラックが来る前に、使えそうな物を探して、持って帰る人もいる。
幸い、ここを出発する日の数日前に、大型ゴミの日があるので、粗大ゴミなど、残ってしまっても大丈夫なのは安心だ。

 なんと、シドニーには日本の方がやっている古本屋さんがあるので、書籍も、引き取ってもらえそうだ。
引っ越しや旅行となると、ゴミの問題がついて回るものだが、なんとか対処できそうでよかった。

 荷物の輸送の事で、期日指定で荷物を別送できるものかと、担当の方に問い合わせをすると、なんと、
「それに関しては、うちよりも安い業者がいるので、連絡先をお知らせします。」
との事だった。
 なんとも、親切な対応に、またしても感動してしまった・・。

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NICE BUDDY(友だち)♪

 「おい、ギャツビー買ってきてくれよ。」
「頼むからさあ・・。」
「どうしても、あれがいいんだよ、何とかならない?」
断っても、断っても、Davidに毎日せがまれていたShou。
 どうやら、整髪料のようで、どこがどう良いのかわからないのだが、とにかく抜群にすばらしいらしい。
 見栄えなど関心もないので、髪の毛なんぞは、どの方向に流れていっても、構わない。おおむね上へ上へと向かう傾向にあるその硬い髪の毛を、いずれかの方向へピシリとスタイリングしたらなどと、考えたこともない我が家の男の子には、まるきり無縁の世界の話だった。
 
そういえば、小学生の時、少林寺の先輩の高校生に、
「おまえ、どうやって、そのヘアスタイル、キメてきたとや?」
と、感心されたことが幾度かある。
「ハァ?」
何を言われているかもわからず、ポケッとするだけの息子。
その硬さゆえに、ハリネズミの針のように、上に向かってとがって向かっていくにまかせている髪の毛を、流行のスタイルにキメているのだと勘違いされたのだと知って、家族で大笑いしたものだ。

 その彼が、よりによって、日本の整髪料を頼まれるとは、なんとも・・。

 が、日本の製品をそこまで褒められて、そこまで頼み込まれたら、何とかするしかない。
友情のために・・!ということで、休日、とうとうシティーに、そのギャツビーとやらを探しに行った。

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SWIMMING CARNIVAL★

 今日はHigh Schoolの、Swimming Carnival(水泳大会)だった。
全校生徒がバスに乗ってプールへ行き、25m、50m、etc.競泳をした。
最後に、
「リレーに出る希望者は?」
と、放送があったので、Shouも挑戦してきたようだ。
一人100mのリレーで、久しぶりに泳いで息がきれたようだが、チームは善戦したらしく、喜んでいた。
この学校にはJapaneseが、ほとんどいないので、何にせよ、参加して意欲を見せてくれることは嬉しい。

 一方、最近、少し疲れ気味のTaiki。
どうも何か、気分的にすっきりしないようだ。
昨日、よく話を聞いてみると、どうも、担任の先生が繊細な方で、クラスの中で、よく子どもたちを怒る。
クラスにピリピリしたムードが流れていて、それを感じ取っているらしい。
 いたずら盛りの年頃だし、先生も厳しくしないと、手がつけられなくなってしまうのだろう。
厳しい先生というのは、人生勉強にもなるし、子どもを精神的に強くしてくれるので、それはそれでありがたい。
 が、たまってくるストレスは、どこかで吐きださなければならない。
 気持ちが疲れたと、自分で感じることができること、まずそれがとても大切なこと。
そう感じたら、どうすればいいか、親や友だちに話したり、遊んだり、本を読んだり、散歩をしたり、ゲームをしたり、気持ちを変える幾つかの方法を持っていた方が良いよ、と、そういう話をした。
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 「大切なことは、自分のしたい事を、自分で知っていることだよ。」
スナフキンはそう言ったけど、それって、時には意外と難しいことだったりもする。
自分の気持ちが弱っていることにすら気づかないこともあるし。

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 彼の話をよく聞くこと、何かのサインを見逃さないこと、家では力が抜けるようにすること、ちょっと気をつけておこう。

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POWER RANGER?!

 テレビを見ていたTaikiが、突然叫びだした。
「カッコイイ!!ちょっと、来て!誰か!!!」
 それほど興奮することがあるのだろうかと、見てみてびっくり!
画面に映っているのは、馴染みのあるコスチューム。
赤、青、黄色・・なんと、日本の戦隊物そっくりではないか。
 さらに、一人一人が、セリフと共に、おきまりのポーズをとりだした。
最後にまとめて、キメのポーズ。
『POWER RANGER!』

 日本のものを持ってきているのかと思いきや、登場人物の人種が違う。
流れや、怪獣は、馴染みのある雰囲気なのだが、空気は全く異なるものだ。
一体どこで撮影しているのか、いまいちはっきりしないが、動きや展開のスピードの速さ、ビートの効いた迫力のある音楽、完璧に西洋のものだ。

 急いで番組表を見てみると、そんな番組はない。
調べてみると、タイトルは、なぜか『JETIX』と変わっていた。
アメリカで制作が続けられていたようで、現在はディズニーが、このシリーズを提供している。
といっても、撮影はニュージーランドで行われていたりするようだ。
(画面に映った紙幣がオーストラリアのものに似ていた。)
詳細は、Wikipediaに詳しく書いてある。

 興味のある方は、下記のサイトを是非ご覧下さい。
http://tv.disney.go.com/jetix/powerrangers/games/skycitybreakout/index.html

 そういえば、最近『HEROES』というドラマの放映が始まった。
こちらは、夜の大人向け(暴力シーンなどがあるので)番組で、これもアメリカのものらしい。
まだ始まって間もないが、世界各地から、超能力者が出現してきていて、その中にHIRO NAKAMURAという日本人がいるので、とても興味があって見ている。
(彼の能力はテレポート。)東京が画面に映されていたりするのだが、なぜかHIROの友達は、日本人とは思えない日本語をしゃべるので、おかしな感じがする。
このドラマ、一体これから、どうなっていくことか、楽しみだ。 

WE CAN MAKE IT!

 夜、『The Day After Tomorrow』をテレビで放映していた。
 以前、Shouたちのクラスで、映画についての勉強の中で、
「最も有名な映画は何?」
という話し合いがあった。
生徒たちは、自分たちが観て、心に残った映画という観点で考えたようだが、結局『タイタニック』と、この映画の二つに意見が大きく分かれたという。
結果的には、最後の一票を先生が『タイタニック』に入れたので、そちらに軍配が上がったそうだ。

 地球温暖化、状況はかなり深刻なようだ。
各地で少しずつ異変が起きているのは、度々報道されている。
世界最大と言われる珊瑚礁、オーストラリアのグレートバリアリーフも、このままいくと、20年以内に絶滅してしまうかもしれないという。
 今世紀末の地球の平均気温は最悪の場合、20世紀末に比べて6.3度上昇する恐れがあるということだ。

 「あり得ない」と思っている事が「あり得ないこともないかもしれない」、という現実がある。
 降りかかってくる驚異を映像で観て、感覚がゆさぶられると、一段と、差し迫った感じがしてくる。
 We must change "tomorrow".
 We must change "the day after tomorrow".
 ・・とても考えさせられる映画だった・・。