庭の花々。
秋に、子どもたちがまいた種から、アリッサムや貝殻草(かな?)が咲き出した。
もとから庭に植えてあったバラも、一株ずつ蕾を開きだした。
どんな色、形の花だろう・・?楽しみが、当分続きそうだ。
大きくて華麗なアマリリスも、今、満開である。
5人と犬1匹の1年間のオーストラリア生活
庭の花々。
秋に、子どもたちがまいた種から、アリッサムや貝殻草(かな?)が咲き出した。
もとから庭に植えてあったバラも、一株ずつ蕾を開きだした。
どんな色、形の花だろう・・?楽しみが、当分続きそうだ。
大きくて華麗なアマリリスも、今、満開である。
子どもたちは、学校から帰ってくると、よくバックヤード(裏庭)でボール遊びをやっている。
かなり広いスペースがあるので、Popも一緒になって走り回って、いい運動になっているようだ。
今日も、そこで男の子たちが遊んでいた。
しばらくすると、家の中にいた私のところにTaikiが自分で作った弓矢を持って来て
「今からボクがすることは、よくないかもしれないけど、ごめんね。
隣の小屋に登って、この弓矢を飛ばせば、取れるから、ボールを取ってくるね。」
と言う。
なんだかワクワクした様子だ。
「ちょっと待って!」
何やら危険なニオイが漂っている興奮ぶりである。
一体何事?
日中30度を超える日も出てきた。春とはいえ、外の日差しは強烈なので、そろそろ日傘が必要だ。
アーティスト系の人たちが店を出している、週末のマーケットに行ってみよう。
以前行ったパディントンマーケット(*5月13日の記事)も、手作りの作品が並んでいて楽しかったが、他の場所でもあっているのだろうか?・・と調べていたら、マンリービーチという場所にもあるとのこと。
気温も上がってきたことだし、海を見るだけでも楽しいかも・・と日曜日にみんなで出かけてみた。
途中で渡った跳ね橋。橋の上を通っていると信号が赤になり、車は停止。
どうなるのかと見ていると、ゆっくりと道路が上がっていき、跳ね橋が開いた。
そして何隻もの船が、その間をゆったりと通って行っていた。
どうやら跳ね橋が開く時間は決められているらしい。
再び道路がゆっくりと降りてつながると、信号は青になり、何事もなかったかのように、車は道を通行することができた。
マンリービーチは、シ ドニー近郊のビーチリゾートとして、ボンダイ・ビーチと並んで人気があるらしい。
*名前の由来はマンリー(男らしい)という言葉。アーサー・フィリップ船長が、囚人のための土地を探して上陸したところ、アボリジニの男達の体格が非常に「マンリー」であったことにちなんでつけられた。
この地域の中心となるのはコルソと呼ばれる通りで、この通りはマンリーで最初に作られた道だそうだ。
歩行者天国になっていて、通り沿いにレストランやカフェ、ブティックやお土産物屋が並んでいる。
行ったとき、コルソ通りは改装中だったが、その横で日曜マーケットは開かれていた。
ここのマーケットは日用品というよりも、ガラス細工や衣類、手作りのバッグ、アクセサリーなどがほとんどだ。
が、品揃えはパディントンマーケットとほとんど一緒。どちらかというと、パディントンマーケットの方が出店が多かった。
よく見ると、同じ人が店を出していたりする。店を出す人達は、土曜はあちら、日曜はこちら、という風に、店を変えて売り歩いているのだろう。
フォークや馬蹄、廃材などと天然石を組み合わせて、オーナメントを作っている人がいて、とても作品が面白かった。
ところで、日よけ対策。
今日はRossの誕生日パーティー。
水着も持ってくるように、という事だった。
どんなお宅だろうと、ドキドキしながらHaruと一緒にTaikiを車で送っていった。
OZは時間にルーズだとか(30分遅れて始まるのは当たり前、とか)聞いていたのだが、時間通りに連れて行くと、すでに子どもたちは何人か集まっていた。
玄関の前に、背の高いお父さんが立っていて、挨拶すると、
「Nice to meet you!」
にこやかな笑顔で迎えてくれた。
そこへRossもやってきた。金髪でやっぱり背の高い、かわいらしい男の子だ。
「お誕生日、おめでとう!」
と言うと、ちょっとはにかみながら
「Thank you!」
そして、Taikiを家の中に連れて行ってくれた。
後でパーティーの話を聞くと、スターウォーズごっこをして遊んだり(ライトセーバーをTaikiに貸してくれる子がいて、やっぱりそれで遊んだらしい)、PS2のゲームをしたり(これも友達が、わからないところは教えてくれて、やらせてもらったらしい)、楽しい時間を過ごしたようだ。
途中で、みんな水着に着替えて外に出た。庭にプールがあって、なんだかみんなが並んでいる。
まねして並んでいたが自分の番になって、どうしたらいいかわからなくなって、もじもじしていたら、
「飛びこめばいいんだよ!」
と友達が教えてくれて、思い切って飛び込んだ。
それから、みんなで自由に水遊びをしてはしゃいでいた。すごく面白かった。などと言っていた。
プレゼントにあげた遊戯王のカードも、すごく喜んでくれて、友達のひとりはRossに向かって
「You are lucky!」
と言っていたそうだ。そんなものでよければ・・という感じだ。
迎えに行った時に、お父さんがお母さんに紹介してくれた。
「彼にとって、すばらしい体験をさせていただきました。ありがとうございました。」
と感謝して、お宅を失礼した。
Taikiの話を聞いていると、クラスの友達はとても素直な優しい子どもが多いようで、 何か困った時には、さりげなく助けてくれるようだ。
何よりもありがたいことである。
この1年間の私達の滞在で、子どもたちがここでの生活を楽しめるのか、というのは一番大きな問題だった(大人は何とでもなる)。
ここへ来てもうすぐ半年。彼らはそれぞれの環境の中で、何とか居場所を作り、色々と奮闘しながらも、すごく楽しく過ごしている。
見守ってくださる方々、周りの子どもたちに、ひたすら感謝である。
明日は土曜日。
Taikiは、友達の誕生日パーティーによばれている。今週と、来週立て続けである。
初めての事なので、どんな準備をしていいものやら、少しとまどってしまう。
Sさんに聞いたら、送り迎えをすればいいのよ、という事だったので、少し安心。
招待状には、次のようなことが書いてあった。
☆YOU ARE INVITED TO **'S 10TH BIRTHDAY!☆
〈 When 〉 | (日付) |
〈 Time 〉 | (時間) |
〈 Where 〉 | (場所) |
〈 BYO 〉 |
(持ってくる物) |
(持ってくる物)のところに『ライトセーバー』『PS2ゲーム』『卓球のラケット』などが書いてある。
学校でのイベントの時に、ライトセーバーを持ってくる子が多くて、Taikiも欲しがっていたのだが、店で見てみると、70ドル!
買うほどのことはないだろうというので、やめにしていた。
プレゼントには、日本から持ってきていたポケモンの鉛筆と、遊戯王カードを包むことにした。
バースデーカードも書いて、準備ができた・・と、招待状をもう一度見直していたら、見落としていた4文字が目に入ってきた。
何だろう・・と、調べてみたら・・
〈 RSVP 〉 (返事をください というフランス語の略語)
「オーマイゴッド!連絡が必要だったんだ!」
この言葉はどちらの招待状にも書いてある。
そういえば、おとといTaikiが、招待してくれた友達に
「僕の電話番号、知らないの?ここだよ。」
と書いて渡されたと言っていた。
何の気なしに聞いていたが、電話してね、ということだったのだ。
もう、前日になってしまっている・・。
だが、遅くなっても連絡しないよりは、した方がいいだろう、やっぱり・・。
ということで、電話することにしたが、なかなか勇気が出てこない。
相手を目の前にしての話は、ボディーランゲージを駆使して、何とか最低限、いけるのだが、電話で、知らない方と言葉だけでとなると・・。
だが、いつまでもそんな事を言ってはいられない。子どもたちに、
「おねがい!側にいて、微笑みの念を送って!」
と頼みつつ(見えないエネルギーにでも、すがるしかない・・)
受話器を手に取る。
案ずるより産むが易し。・・2件とも、お父さんが出たが、話は通じて
「すみません。うまく言えませんが、えっと・・あのう・・。」
最高にモタモタしたが、
「謝ることは、全くないですよ。大丈夫。」
と、ゆっくり話を聞いてくれた。
しどろもどろの私を見て、子どもたちからチョコレートが差し入れされる。
これが終わったら、美味しいチョコを食べてね・・という無言の応援である。
そして・・。
「Taiki は、来るんですね。それは良かった。」
どこかで気になっていたのだろう、自分でも思いがけず、
「でも、あの、ライトセーバーを持っていないのですが・・。」
「え?ライトセーバー?ハ!ハ!ハ!ノープロブレム!」
大受けされてしまった・・。
「それでは、いらっしゃるのを楽しみにしていますよ。バーイ!」
「サンキュー、バーイ!」
2件電話し終わった後には、ホッとしてうっすらと涙さえうかぶ。
「何まご?」
「まごつき度98!最高潮。あー、ドキドキした・・。」
だが、電話の向こうのお父さんたちは、どちらも許容力の広い、親切な方だった。
こんな方たちのお宅ならば、遊びに行って、彼がひとりで困ったりすることはなさそうだ・・そんな感じを受けた。
一件落着。
RSVP・・覚えておかなければ。
早起きしてShouとクルクル巻いていく。できはともかく、楽しい作業だ。
そして風呂敷に包んで学校に持って行ってもらった。
クラスのみんなも喜んでくれたようで・・よかった。
ところで数日前、ロビンさんという方から電話をいただいていた。
「森繁昇さんという方のゴスペルソングのコンサートがあるのだけれど、来ませんか?」
どうしてもペトロスさんが私と会うように、と言っていて、このコンサートで会えるのではないかしら、ということだった。
ということで、今日の午前中、教会でのコンサートに行ってきた。
森繁さんは、とても表現力の豊かな方で、ギター、ブルースハープ、ビオラ、歌、様々な方法で聴かせてくださった。
「伝えたい!」
という強い思いからやっているコンサートなので、なんと無料。CDまで、どうぞ持って行ってください、ということだ。
お話はユーモアたっぷりで面白かったが、何よりも、彼の歌から、その生き方の迫力、みたいなものを強く感じた。
ところでロビンさん、電話での話ぶりから感じられていたとおりの、上品で優しい、美しい方だった。
日本(北海道)で何年も暮らしていらっしゃったそうで、日本語も少し話されるようだ。
日本人は親切な人が多かったけれど、やっぱり言葉の問題は大きくて、海外生活は大変だった、と、色々話してくださった。
八百屋で人参を買おうとしたのだけど、ニンジンという名前が出てこなくて
「ニンゲンヲ クダサイ。」
と言ってしまって、びっくりされたけど、どうしていいかわからなくて・・とか。
身につまされる話だ。
あなたはどうなの、と聞いてくださるので
「毎日が、チャレンジで・・。」
と言うと
「よくわかるわ。」
と、心から親身になってくださる優しさが、胸にしみた。
なんとご主人のヘイマンさんは、三浦綾子さん(作家)とご親交があったそうで、
「昔、彼女の家に住んでいて・・。」
という話をしてくださった。
別れ際には、ロビンさんが
「私達は海の近くに住んでいるので、夏になったら、家族で遊びにいらっしゃい。」
と言ってくださった。
樹々のそばにいると心が安らぐ。
ロビンさんたちといる時、その安らぎに似たものを感じていた。
ほんとうに素敵な方たちだった。
九州を襲った大きな台風。みなさんの被害が少なかったことを願っています。
私達の自宅の片付けを黙ってしてくださった方々に、お礼を申し上げます。ご迷惑をおかけして、すみませんでした。
わざわざ家を見に行ってくださったHさん、ありがとうございました。いつもすみません。
家の事、そして車の部品の交換の事まで気をつけてお世話をしてくださっているHさん、本当に感謝しております。
今月末で学期が終わる。
Shouたちのクラスでは、明日、パーティーをするそうだ。
先生が4ドル集めて、プレゼントを準備してくださるようだ。
生徒たちは、料理をもってくるようにと言われた。
その話の時に、
「Sushi! Sushi!」
と、Sushiコールが起こってしまったらしい。
Japaneseといえば、Sushi。みんな大好きな食べ物だ。
日本の母みんなが、巻きずしをそんなに頻繁に作るわけじゃないのだけど・・。
「よっしゃ、美味しい巻きずしを作ろう!」
「オレも手伝うよ!」
ということで、早速材料を買い出しに走った。
この国の鮭は、脂がのって、とても美味しい。それにアボガドを組み合わせた『アボガド巻き』は、Good。だ
けど、新鮮な魚が手にはいるかどうか、それは問題である。
フィッシュマーケットは店じまいが早い。そこまで行く時間はない。
とにかく、牛肉、ツナ、マグロ、鮭、タクアン、キュウリ、手に入った物で巻きずしを作ることにした。
何となく、手巻き寿司用の巻きすは日本から持ってきていたのだが、こちらでも、意外にスーパーに普通に売っていたりする。
巻きずし用ののりも、あちこちで見かける。酢や酒も手に入る。
さて、後は明日の朝。
ボタニックガーデンPart3。
オーストラリア・・広大な大地に、澄み渡った青い空。
高い山が近くにないせいか、シドニーでは、空がとても広く感じられる。
そして、あちこちで出会う大きな樹木たちに、癒される。
ここボタニックガーデンでも、樹木の下で、ゆっくりとくつろぐ人々がたくさんいた。
休日は、簡単なお昼を持って、公園で過ごす。
大きな樹は、影をつくって太陽から守ってくれる。
そして心地よい葉ずれの音、通り抜ける風、草木の香り、満ち足りた空間だ。
この国の、樹木のスケールの大きさを少しご紹介したい。
人間の大きさと比較すると・・。
ボタニックガーデンに咲いていた9月の花たち。
白、ピンク、赤、と、同じ枝から色のちがう花をつけたモモの木が印象的だった。
私が好きなモチーフ、ペガサスは(ブログの挿絵にもしている)自由の象徴ということにしている。
希望、そして夢(虹)を描いた空の上を飛翔。彼が空を飛びながら世界にふりまいているのは花(Love)。・・のつもりなのだが、それとそっくりな花がここに咲いていてびっくり。
その他、印象に残った花のは・・。
休日、ボタニックガーデンに行ってみる。
シドニーの中心部のビル街から、そう離れていない場所にあって、人々の憩いの場になっているようだ。
ここで見た植物などの写真は、3回くらいに分けてご紹介したいと思う。
まず、今日はサボテン(Cactus)と多肉植物たち。一般の家庭の庭にサボテンが植えてあることも多いが(うちにもある)、人の背丈よりも高いものもあって、時々見とれてしまったりする。
ボタニカルガーデンでも、しょっぱなお目にかかったサボテンがあまりに大きくて、びっくりしていたら、
「サボテンに興味があるなら、あそこを右に曲がって行ってみたらいいわよ。たくさん種類があるわ。」
と、親切な女性が教えてくれた。
ここで出会ったサボテンたち・・。なんとも不思議な世界であった。