Sports!

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 9月も半ば。日本は、暑さも和らいで、いよいよ秋の訪れ・・だろうか。 
 赤道を隔てた南半球のこちらは春。桜の季節である。

 「長年住んでいても、ふと、9月って春だったっけ?って、時々混乱するんですよね・・。」
そうおっしゃっていた日本の方がいた。確かに不思議な感覚だ。

ともあれ、春がきたのは嬉しい。
草の香り、花の香り・・。どんよりとしがちだった空の青さも、日毎に明るさを増してきているように見える。

 今日はTaikiは体育の授業で『クリケット』をしてきたそうだ。
ボールは大きくて柔らかいものを使っている。バットは羽子板を長くしたようなもので、先に山のような起伏があるもの、ということだ。
クリケットは、この国ではポピュラーなスポーツで、これが上手なお父さんは子どもたちに尊敬されてたりするらしい。

 学校の授業では、ピッチャーが投げるのではなく棒の上にボールを置いて、それを打つ、そんな野球もやっているらしい。 
体験したことのないスポーツも、いろいろあって面白いようだ。

 スポーツといえば、よくテレビでも放映されているので、フットボールが思い浮かぶ。
激しい競技で、応援している人達の熱気もすごい。 

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☆Flower Cake完成!☆

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 お花の形のマドレーヌ完成!で、Happyな一日。

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   cotamaかんたんマドレーヌの作り方
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   cepuron(材料)

  • 薄力粉         200g
  • 砂糖           200g
  • ベーキングパウダー 小さじ半分
  • 塩            ひとつまみ
  • 卵            4個
  • バター          200g
  • バニラエッセンス    数滴

   cnabetukami(作り方)

  1. 粉類の中に溶き卵を入れ、混ぜる
  2. 溶かしたバターを3回くらいに分けて混ぜ入れる
  3. 型に流し入れる
  4. 180℃に熱したオーブンに入れ、15分くらい焼く

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 「タイ人の友達のところに遊びに行く約束をしたけん、今日、行ってくる。」
というShou。 
電車とバスの乗り継ぎをして学校まで通っているその友達。
 今まで一人でバスに乗ったことがないShouだが、彼の家から、無事に帰ってくることができるだろうか?
場所を聞けば、車で迎えに行けるのだが
「何とかして帰ってくるよ。」
と言っていたので、困ったら携帯で連絡してもらうことにして、迎えには行かないことにした。

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ミューズの復活を!

 「What can I do for you?」
今の状況で、今向かい合っているもの(人、こと)に対してできることは?

 勿論、いつもというわけではないが、そう考えて行動していくと、悩んだり、退屈したりする暇はあまりない。

 「Oさんのレバーハープ、に対して何ができるのだろう?どうやったら活かせることができるのだろう?」
しばらく頭にずっとあったこと。状況や持ち主のOさんの思いなどを見ながら、それを見つけていこうと思っていた。

 きっかけは
「ハープを弾く日本人がシドニーに来た。」
という話をOさんが聞かれて、持っているハープを弾いてもらいたいとの思いを持たれた。
それをSさんが、私に話をもってこられた事からだった。
 先週お伺いした時、
「弾くのはいつでも喜んで。」
という事はお伝えした。でも、私はあと半年余りでこの地を離れてしまう。
できたらそのハープを飾りでなく楽器として奏で続けてほしい・・。
その思いが自分の中では、とても強くなってきていた。

 とにかく、何よりまず、そのハープを、演奏できる楽器として復活させることである。
いろんな経緯があって、放浪してきた彼女の、楽器としての生命を甦らせてほしい。
 おそらく10年以上調律していないものなので、本当は構造を把握した方に機械的に、きちんと調節していただきたいところだ。
が、それを言っていると、又、いつになるかわからない。費用もかなりかかりそうだ。

 ということで、とにかく今日は、弦の調弦をしてみた。
どうやら、とりあえず弦を音律に合わせて調律することはできそうだ。
が、弦を張り直したりしたので、今すぐには、まだ音が安定しない。それと2,3箇所調律が難しいところがある。
本当に安定して音が出せるのか、しばらく時間をかけて見てみないとわからない気がする。
 でも、時々音を出し、まめに弦を調律していけば、なんとかなりそうな感じでもある。
(しばらく様子を見て、やはり必要だったら、調整できる方を探していただくよう、お願いしてみよう)
人様の楽器ながら、勝手に色々考えていた。

そして、少し弾かせてもらった。
すると
「やっぱり、いいですね・・。」
そして
「教えてもらえるんですかね?」
という言葉が・・!
「勿論です。ただ、できればこれから半年の間に、先生を見つけて、私が帰った後も、続けてください!」

 とにかく6ヶ月あればドレミ・・をお教えすることはできるだろう。
メロディーを弾いて、もしかすると伴奏を少し・・そこまでいけるかもしれない!
そしてその先ずっと、このハープを奏で続けてもらえれば・・!

 置いているだけでも美しい楽器ではあるが、奏でてこそ、ハープである。
部屋の片隅にひっそりと佇むミューズ(音楽の女神)の、歌声を響かせよう!
と、又、自分一人の中で盛り上がってしまう。
いやいや、人様のハープである。余計なお世話と言われればそこまでだ。
プラス、いつでも予測できない状況の変化はある。
・・とは思うけど、やっぱり、とりあえず、できることをしてみようと思う。ha-pu1

Day Dreamer♪

 今日の午後、IECで進路の説明会、そして個人懇談があった。

 うちの上の二人が通っているのは、Marsden High School(こちらのHigh Schoolは6年制で、中学と高校を合わせたようなものである)の敷地の中にあるMarsden Intensive English Centre。(IEC)
英語を第一国語としない外国人が、正規のHigh Schoolに入って授業を受けられるまでの英語力をつけるための特別なクラスである。

 ここでは、一年間は4学期に分かれている。(うちの子はTerm2の途中からここに入れてもらった)

  • Term1  1月31日〜 4月13日(2006年)
  • Term2  5月 2日〜 6月30日
  • Term3 7 月 8日〜 9月29日
  • Term4 10月16日〜12月21日
  • Term1  1月30日〜 4月 5日(2007年)

 クラスは1A 、 1B 、2K 、2G 、3T 、3S に分かれている。
1Aは最初のクラス、それから一学期ごとに進んでいって、クラス3を終えるとIEC卒業である。
晴れて正規のHigh Schoolの生徒になれる、というわけである。
大体一年間でこの過程を終えるのだが、少し早めに進むこともある。

 今日の説明会は、次のTermでクラス3に移る、現在クラス2の子どもたちとその親に対してのもので、卒業してからどうすればよいのか、という話だった。
勿論そのまま、このMarsden High Schoolの正規クラスに通う子も多いが、卒業した子全てがこのMarsden High Scoolに行くわけではない。
自分の地域のHigh SchoolがIECを持っていないので、他の地域からこの学校のIECに通っている、という子たちも多い。
卒業後は地域のHigh Schoolに移る子や、Private School(私立)に移る子もいる。

 要は、早めに選んで、入学申し込みをしておきましょう。その手助けをしますよ、ということのようだった。

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シドニーの物価

 そろそろ必要だというので、芝刈り機を探してはいるのだが、種類や価格が様々なので、しばらく保留にしている。
今朝来た電気代の請求額は、8万円ちょっと!心臓に悪かった。pen0_13
「どうする、ワタシ!」みたいな・・。
 エアコンがあるわけでなし、どうしてこんな・・と思ったが、考えてみると、照明、暖房は勿論、調理、風呂、生活は全て電気でまかなわれている。
暖房の必要な時期、しかも3ヶ月分まとめての請求だったのでしょうがないのかもしれない。 
 これから子どもの制服(夏服)の購入などもあるので、とにかく、用心深く、事を進めていかなければならない。

 こちらで高いのはまず車。それから電気製品はえらく高価だ。
ちょっと便利かな、なんて思ってもフードプロセッサーやジューサーなど、とんでもない話である。
ビデオやオーディオも、ちょっと手が出ない。しかも安い物を買うと、ろくな事がないのは経験済み・・。
 書籍類も意外に高い。日本の2倍近い値段ではないだろうか。
 バス、電車の料金はそれほどではない。  
車検は1年に一度義務づけられているので少し大変。  
手軽にできる外食も、油断していると結構高いものについてくる。  
家賃、その他を考えても、決して物価が安い国ではない。むしろ日本より数割高いようだ。 

 だが、日用品、衣類などは、質を問えば大変だが、とりあえずの物でいいと思えば、週末のマーケットでほとんど何でも揃う。 
 食品は、店を選べばなんとか安上がりですませることができそうなのでありがたい。
お米は、何と日本よりも安いし、果物、ポテト、肉類など、安い物がいくつかあるので、よく見ながら買い物をしていくと、食費はおさえることができる。
メロンなど、300円くらいで買えたりするのに、バナナ5本で800円。驚くようなこともある。

 外国というと物価は日本よりも安いような気がしていたが、実際はそうでもない。
オーストラリアでは、工業製品は基本的に輸入物がほとんどなので高く、農畜産物は、オーストラリア産のものは少し安い、といったところだろうか。
宝くじがよく売られていて、熱心に買う人がたくさんいるのは、このインフレの中、夢というより切望から、なのかもしれない。

ムサカ!

 今日は昼からペトロスさんのお宅へ。
かしわ飯を持っていった。(予想通り、「いいのに!もう!」と怒られたが)
 まず、サラダを作るのを手伝った。(材料はレタス、キュウリ、玉葱、トマト)
ドレッシングは、レモンをしぼって、オリーブオイルと塩コショーを少し入れるだけ。
簡単だけど、さっぱりして美味しいドレッシングだった。 

 予告通り、ペトロスさんの妹さんが作ったムサカという料理をだしてくださった。
(ギリシアの伝統料理で、作り方は企業秘密だとのこと。ナス、ミンチ、卵などの入ったラザニアのような感じのものだった。たっぷりとオリーブオイルを使うのがギリシャ流のようだ)cnabetukami

 お客さんは私達の他に、Mさんご家族(日本人のMさんと、中国人の奥さん、イギリスの音大で勉強中という長男、そして中学生の長女)、オーストラリア人のポールさんと日本人の奥さん(二人ともフライトアテンダントだったという)、南アメリカから来たアンザックさん。実に賑やかな顔ぶれだった。 

 ポールさんはジョーク好きで、とても明るい人。いろんな話をしてくれた。
「日本に初めて行ったとき、たっぷりお湯の入った風呂の中で石けんで体を洗って、勿論お湯は流して出たんだけど、その後、周りの人達の様子が何か変なんだ。
後で聞くと、日本では浴槽の外で体を洗って、それから風呂に入るんだってね。・・大恥をかいたよ。」

 Mさんはエジソンが発明した蓄音機(その時代の物)を持ってきてくれて、音を聞かせてくださった。音が刻まれているのは、レコード以前のワックスでできた中の開いた円筒形の黒いもので、針はダイヤ。雑音と共に、古い時代のアメリカの陽気な音楽が聞こえてきたが、周囲の雰囲気まで伝わってきて、ちょっと感動だった。

 息子さんはチェロを持ってきて、Mさんのギターとジョイントして何曲か演奏してくださった。mus_pen09
それからギターに合わせて、初めてペトロスさんのブルースハープ(ハーモニカ)演奏を披露してもらったが、情熱的な音だった。
みんなでギターに合わせて歌ったり、楽しい時間を過ごした。ペトロスさんとアンザックさんは年齢も近く、意気投合、といった感じで一緒に歌っていた。(しかも、スペイン語、英語、イタリア語など歌詞をいろんなバージョンで!)意気投合、といった感じで微笑ましかった。

 一日雨で寒かったが、気持ちはホットな一日だった。感謝・・。chaneet

修学旅行は?

 夕方6時半に学校の前にバスが到着。
子どもたちは無事帰ってきた。

 疲れ果てているかと思いきや、結構元気に帰ってきた。

「シャワーを順番に使ったっちゃけど、前の人がお湯を使いすぎて、自分の番にはもう水しか出んかった。冷たかったー!けど、それ以外は予想より楽しかった。」 
「夜中に、こっそり、こわいテレビを見たのが面白かった。」 
「枕投げじゃなくて、枕たたきがあって、ケンカが始まったっちゃけど、なんとかおさまった。」
「中国語を少し教えてもらったよ。」
「もう少しで国会議事堂でジョン・ハワード首相に会えるとこやったっちゃけどね・・。」
「iPod、使ってる人が何人かいて、色々聞き合ったりしたよ。」
「友達が増えてよかった。」

 いろんな感想が飛び出てくる。
かけがえのない体験をさせてもらえて本当によかった。

スケジュールは・・

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Overnight Excursion

 今日から、IECのキャンベラへの一泊修学旅行だ。
朝6:45学校に集合。昼のお弁当と飲み物、スナック、着替え、などを持って子どもたちは出かけた。carpink

 部屋割りなどに関して、先生方は結構配慮されていたようだ。
一週間ほど前に、同じ部屋になりたい人の名前を一人書くように、と用紙を渡されて提出し、どういう結果になったのかは当日発表ということだった。

 Shouは、仲の良い3人組(あと2人は韓国人)で話し合って、一人の子が
「僕は他のクラスの**の名前を書くから、君たちはお互いに名前を書いたらいいよ。」
と言ってくれたようで、
「OK!」
と、あっさり決めたらしい。

 Aiは、ある女の子に呼ばれて
「私の名前を書いてね。」
と言われたのだが、日本人のお友達の名前を書くから、と断ったと言って、悪かったかな・・と少し動揺していた。
(やはり女の子同士のケンカとかなんとかは、厳しいものがあるので・・。)
が、
「二人きりの日本人の女の子なんだから、それでいいよ。何か後で又、言われたら、わからない時に日本語で相談できるからってそう言えばいいよ。」
と言うと、納得していた。
結局、何ていうこともなかったようだ。はっきり断った方が、よかったのだと思う。

 二人とも、幾度か経験したキャンプで、結構色々な状況に慣れているので、それほど神経質になることもない。
今回は、いきなり参加のキャンプよりも、友達と一緒なので、最初からリラックスできてラクなようだ。
(お互い、英語は、まだまだ・・。たまに昼休みに売店で何かを買いに行くときも、まだ慣れなくてとまどってしまう。でもそれがお互いにわかっている友達同士、つきあって行って助け合ったりしているらしい。)
 子どもたちにとっては、忘れられない貴重な思い出になること間違いない。

 今回の旅行も、先生方は何をしでかすかわからない(結構ワルもいるのだ)しかも体は大きくても言葉がまだわからない大勢の子どもたちを連れて、本当に大変だと思う。

 「夜は9時消灯で、先生が廊下を一晩中見回りして歩いています。
 だんだん先生の機嫌が悪くなりますから、注意してくださいね!」
と念を押されていた。

 先生の中には、帰りのバスに乗る前に
「トイレに行ってくるからと、☆先生に伝えてね。」
と生徒に言っておいたのに、うまくそれが伝わっていなくて、トイレから戻ったらバスはもう行ってしまっていた・・。というようなことがあったらしい。
何があるかわからない・・準備にしろ、行ってからの気遣いにしろ、大変なものだと思う。

 日本の修学旅行のイメージと違うのは、携帯持ち込み可(但し、勿論、建物の中で携帯が禁じられている所は、持ち込み不可)であること、風呂は各部屋についているシャワーを使うこと、などだ。
「デオドランド(ニオイ消しスプレー)を持ってきていいですよ。」
と先生がしきりにおっしゃるのに、Aiはびっくりしていた。体臭が濃い人達も多いから、ということらしい。
「スナックを持ってきて、お腹がすいたら食べなさいね。」
こういうところは、本当にラフだ。

(ついでに言うと、学校に香水をつけてきた子に 
 「あら、良い香りね。」 
 なんて声をかける先生もいらっしゃる。ピアスなんて勿論、つけていても当たり前である。)

 さて、家では、案の定、残されたTaikiがしょんぼりしていた。
「そんなにしゃべる方じゃないのに、上の二人がいないと、なんでこんなに静かなのかな?」
「二人がいると、Taikiが、はしゃいで、よくしゃべるんだよ。」
なるほど・・。確かに、いつもと比べると気の毒なくらいなテンションの低さである。

 結局彼は、いつもは、まだ寝ない!とがんばるのに、いつもより1時間も早くに、
「さびしい。もう、寝る。」

言って、寝てしまった。
(そしたら早く明日が来るだろう!)というわけである。pen0_06

 とはいえ、明日の夕方には二人が戻ってくる。

 寒の戻りというところだろうか、とても寒い。こちらは雨が続いている。
キャンベラは曇りということだが、やはり結構寒いようだ。(5℃〜17℃くらい)
みんな、楽しく過ごせていますように・・そして先生方、あまりひどくお疲れになっていませんように・・。

ペアレンツ フォーラム

 小学校のニュースレターの今朝のところに
『ペアレンツ フォーラムがあります。みなさん、ご参加ください。ディスカッションしましょう。』
とあった。親たちがイベントなど、様々なことの話し合いをするらしい。
 英語でディスカッションなんて10年はやい話である。でも、せっかくだから、こちらの小学校の様子を見てみよう。
参加する事にいくらかの意義はあるはず・・と信じつつ、勇気を出して行ってみた。cha

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命を賭けたメッセージ

 朝、ニュースを見ていた子どもが
「オーストラリア動物園の、あのクロコダイル・ハンターの人が・・。」
と言っていたのを、
「え、そんなはずは・・。」
と、半信半疑で聞いていたが、残念なことに本当だった。

 『スティーブ・アーウィンさんは、グレートバリアリーフでドキュメンタリーの撮影をしていた最中に、スティングレイ(エイの一種)の毒針に胸部を刺されて死亡した。』
その後のニュースでも繰り返し、流れていた。

 動物園運営、テレビ出演(「クロコダイル・ハンター」)などで有名だが、本当に自然保護に熱心で、オーストラリアにとって、とても大切な人だった。
9歳の頃から、ワニの扱いを父親から学び、それからワニの保護プログラムに関わったり、コアラの保護活動を行ったり、環境保護のために多大な努力をしている。
空港などでの検疫の輸入管理のポスターにも登場して
「オーストラリアの固有の動植物、みんなで守ろうよ!」
と、笑顔で強いメッセージを送っていた。

 その底抜けに明るい、素直な性格や、純粋さで自然保護を訴え続ける彼の姿は、爽やかで強烈な印象を多くの人に残した。
 マスコミの前で見せる姿は、エンターテインとメントとしてもすごかったが、それは彼の心からの自然保護の信念に基づいたものだった。
実際に、開発業者に奪われる前に原野を保護しようと、オーストラリアとバヌアツ、米国などで原野を購入したりもしている。

 パースの『ワイルドライフ・パーク』では先日、人なつっこいコアラが何者かによって命を奪われた。
 オーストラリア博物館には、絶滅した種の名前が、長々と記された記念碑があって
「これから先、どれほどここに載せる名前が増えるのかは、あなた方にかかっているのです。」
そんな事が記されていた。

 「野生のコアラの数も減っているんだよ!生き物を、自然を大切にしようよ!オーストラリアの森林伐採の状況も深刻な問題で、考えなくちゃいけないんだよ!」
・・彼が訴え続けたことだ。