Manly Beach

  日中30度を超える日も出てきた。春とはいえ、外の日差しは強烈なので、そろそろ日傘が必要だ。
  アーティスト系の人たちが店を出している、週末のマーケットに行ってみよう。
 以前行ったパディントンマーケット(*5月13日の記事)も、手作りの作品が並んでいて楽しかったが、他の場所でもあっているのだろうか?・・と調べていたら、マンリービーチという場所にもあるとのこと。
気温も上がってきたことだし、海を見るだけでも楽しいかも・・と日曜日にみんなで出かけてみた。

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 途中で渡った跳ね橋。橋の上を通っていると信号が赤になり、車は停止。
どうなるのかと見ていると、ゆっくりと道路が上がっていき、跳ね橋が開いた。
そして何隻もの船が、その間をゆったりと通って行っていた。
どうやら跳ね橋が開く時間は決められているらしい。
再び道路がゆっくりと降りてつながると、信号は青になり、何事もなかったかのように、車は道を通行することができた。

 マンリービーチは、シ ドニー近郊のビーチリゾートとして、ボンダイ・ビーチと並んで人気があるらしい。
*名前の由来はマンリー(男らしい)という言葉。アーサー・フィリップ船長が、囚人のための土地を探して上陸したところ、アボリジニの男達の体格が非常に「マンリー」であったことにちなんでつけられた。

 この地域の中心となるのはコルソと呼ばれる通りで、この通りはマンリーで最初に作られた道だそうだ。 
歩行者天国になっていて、通り沿いにレストランやカフェ、ブティックやお土産物屋が並んでいる。   
行ったとき、コルソ通りは改装中だったが、その横で日曜マーケットは開かれていた。
 ここのマーケットは日用品というよりも、ガラス細工や衣類、手作りのバッグ、アクセサリーなどがほとんどだ。
 が、品揃えはパディントンマーケットとほとんど一緒。どちらかというと、パディントンマーケットの方が出店が多かった。
 よく見ると、同じ人が店を出していたりする。店を出す人達は、土曜はあちら、日曜はこちら、という風に、店を変えて売り歩いているのだろう。
 フォークや馬蹄、廃材などと天然石を組み合わせて、オーナメントを作っている人がいて、とても作品が面白かった。

 ところで、日よけ対策。chi


この強烈な日差しの中、こちらの人達はほとんど何かの日よけ対策をしているだろうと思っていたが、周りを見回しても帽子をかぶっている人すら本当に少ない。
 キャップをかぶっている人達はいくらか見かけるが、つばの広い帽子、日傘などを見かけることはほとんど無い。 
しかも、ほとんどの人が半袖、もしくはノースリーブのタンクトップ。勿論涼しげでカッコいいのだが、大丈夫?と思ってしまう。
 もう少しして、本格的な夏になれば、少し変わってくるのだろうか?
 Aiが、学校で半袖になった先生たちの腕を見て、びっくりしていたが、こちらの人達は、多少肌にしみができてもあまり気にしないようだ。
若い時には、透けるような、せっかくの美しい白い肌を持っているのに・・。もったいない・・。
 というだけではない。オーストラリアの日焼けによる皮膚癌の発生率は世界一だそうなのだ。
  オーストラリアのガン防止協会は、皮膚癌予防キャンペーンとして、Slip(長袖の上着を着て)、Slop(日焼け止めクリームを塗り)、Slap(つば の広い帽子をかぶって)、Wrap(サングラスをかける)という標語で、有害紫外線対策と教育を徹底しているそうだが・・。

 確かに小学校では、通学の時、休み時間に外で遊ぶ時、必ずつばの広いハットをかぶるように指導されている。
が、High Schoolでは、制服に帽子はないし、子どもたちはすでに結構日焼けをしている。
 日本ではそれほど感じていなかったが、この日差しの強さ(しかも、まだ夏にもなっていない)、危険だと思わずにはいられない。
 日焼け用クリームは、これからの季節、子どもたちにも必需品である。

 それはともかく、せっかくここまで来て、海を見てかえらずにはいられない。
このコルソ通りを抜けて海岸へと向かった。前方に見えてきた、まぶしく青く輝く海。そして、目の前に1.5キロに渡って広がるマンリービーチ

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  気温は30度を超えていて、かなり暑い。それにしても予想以上の人出だった。
海に入る人。サーフィンをする人。砂浜で遊ぶ人。ビーチバレーを楽しむ人。
広々とした砂浜にはビーチバレーのネットが、いくつもがっしりと張ってある。

 砂浜から上がった所には、広い鋪装された歩道があり、さらに芝生の中に人々がくつろぐスペースが、ゆったりととってある。
 ユーカリの木の下、芝生の上で海を見ながらくつろぐ人々も多かった。

 海の中には旗が立ててあって、危険区域を知らせているようだ。
 そして、何回も、
「危険区域には出ないでください!」
との放送がされていた。 

 そういえば、前日シドニーのボンダイビーチで2匹のサメが目撃され、海水浴客3万人が浜へ避難した。というニュースがTVで流れていた。
午後2時頃、警報が鳴ったので、ライフガード達がサメを確認しに沖へでたところ、ビーチに 50メートルのところまで近づいていたサメ2匹が目撃された。
2匹のサメは、鮭の群れを追っていた模様で、その後、ビーチ近くから泳ぎ去ったので、2時半には警戒令が解かれたらしいが。

 まぶしい太陽と青い海。
その魅力をじゅうぶんに満喫するには、その危険も心得ておかなければ・・。

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