ファンタスティック EFTPOS!

 こちらでの買い物は、ほとんどANZのキャッシュカードでやっている。「EFTPOS」マークがある店なら、このカードで支払いとキャッシュの引き出しができる。店員さんのレジ打ちが終わった後、自分でこのカードを機械に通して、カードの種類を選び、暗証番号(ピンナンバー)を入力し、エンターキーを押す。するとレジスターからレシートが出てきて、それを受け取る。というシステムだ。
 サインは不要。引き落としは直接。それからレジで必ず「現金が必要ですか?」と聞かれ、必要だというと現金をその場で渡してくれるのでありがたい。(勿論自分のANZの口座から引き落とされる)

 2枚あったら便利だということで、私のカードも送ってもらったが、なんと「確認のため電話してください」と書いてある。電話の英語は、わからない時に目で訴える事も、動きで伝える事もできないので、自信が全くない・・。pen0-41

 が、この試練をくぐり抜けないとカードが使えないので、おそるおそる電話してみた。 「perape-ra。Peraperape-ra?」・・やっぱりしゃべるのがめちゃめちゃ速い! 何回も「ええと、もう一度言ってもらえませんか?」を連発しながら、汗をかきかき、ようやっと聞き取って質問に答えながら、なんとかやりとげた!・・というと聞こえはいいが、実際は電話の係の人の辛抱強い努力のおかげ。

 担当者がとても優しくて、こちらが何か答えるたびに「ファンタスティック!」とか「グレート!」とか、褒めまくって力づけてくれるのだ。pen0-08もしかすると今、私は英語のレッスンを受けているのかと一瞬クラクラと錯覚するくらい・・。何回聞き直してもいやな声ひとつせず、言葉を変え、速度を変え、本当にていねいに対応してくれて・・。
 よっぽど忍耐力のあるおおらかな性格らしくて、最後には「これであなたはこのカードが今日から使えますよ。どうかオーストラリアで楽しい日々を過ごしますように!!」とまで付け加えてくれた。
 本当にお疲れ様でした。pen0-14あなたこそ幸い多い人生を送られますように・・!!!

 ある記事の中で、『人間らしい暮らしができる国』として、オーストラリアが上位にあげられているのを見た事があるが、なんだかうなずける気がした。勿論全てがそうではないとしても、『気持ちの余裕』がある人が多いのかもしれない。手の震えと油汗が去った後に、しばし感動に浸ってしまった・・。

赤・黄・緑

 子どもの学校にはHaruが面接申し込みメールを送ってくれているが、まだ返事は来ない。今は休み中なので、しばらくじっと待ちましょう。

 やっと『新・ことばのてびき』(財団法人 海外子女教育振興財団 編集)という本が、昨日荷物の中から出てきたので、それを子どもたちと午前中勉強することに。これは算数と理科の用語の日英対訳集で、「かけ算って何ていうんだっけ?性質って?」聞かれても首をかしげていた言葉たちがいっぱい書いてある。学校に入るまでの勉強としては、とてもよさそうだ。

 いろんな荷物が来たので、ゴミも増えてきて、どうすればいいんだろう?と思っていたが、ちょうど5月からここの地域(ウエストライド)のゴミ収集方法が変わるらしくて、新しいゴミ箱と説明書が車庫の前に置かれていた。驚いたことに丁寧に説明したDVDまで入っていた!

 日本ほど、細かく分類してゴミを出す必要はなくて、基本的に?生ゴミなど(赤いゴミ箱)?リサイクルできるゴミ(紙・ペットボトル・アルミ缶・ガラス瓶)(黄色いゴミ箱)?草や枯れ葉など庭の植物のゴミ(緑のゴミ箱) に分けて、3つの色分けされた大きなゴミ箱に入れて、指定された日に家の前の道に出しておくらしい。パンフレットの中に一年分の回収日のカレンダーまで入っていて、とてもわかりやすかった。

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 たまたま数日前、昼前にゴミを回収する大きな回収車が来て止まったので見ていた。すると、人ではなくトラックの側面から巨大なアームが出てきて、ゴミ箱をガッシリわしづかみにして、トラックの中にゴミを(少し巻き散らかしながら)投げ入れている!そして待ちきれないのか、少し走り出しながらそのゴミ箱を再びもとの場所(に近いところ)に置くと、加速して走っていってしまった。まるでロボット!「おー!」と思わず歓声をあげながら子どもたちと見とれてしまった!!icon-eekダイナミック・・。

popurar 道に面した庭にポプラの樹があって美しいが、今の季節、葉がどんどん落ちてくるのであっという間に枯れ葉だらけになる。コンポストに入れて用土にするといいんだろうな。

 見とれるような美しい樹木にあちらこちらで出会う。park4r

 青い空に向かってどこまでもすらりと伸びた樹。

紅葉が鮮やかに輝く樹。

かと思うと、通りがかった大邸宅の庭にはバナナがなっていたりもする。 どの個性もおおらかにゆったりと生を楽しんでいるようだ。

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オーブンで大騒ぎ!

 朝から次々と荷物が届く。

 ピアノは運送屋さんの後にご主人がついてきてくれて、運び込まれるのを見届けてくれていた。子どもたちが挨拶すると、ニコニコしていたが、後からなんと「子ども達には、まだ友達がいないんじゃないですか?知り合いの日本人を紹介しましょう。」と言ってくれた。なんて親切な・・。

 その後は電気屋さん。ピアスにcapの色白のお兄さんで、電灯とオーブンの問題を解決してくれた。オーブンは、ブレイカーがOFFになっていただけの事らしい。「よかった・・」とホッとした顔をすると「No Worry! No Worry!」(心配ないよ!)と笑顔。これまた助かった。

 ソファーを運んで来たのは浅黒い肌のお兄さん。やっぱり(そうではないかと噂していたら)一人で3人掛けのソファーを軽々と持ち上げて来て、二つ、ひょいひょいと運び込み、「じゃ!」と、風のように去って行った。

 最後は日通さん。子どもが先に応対したのだが、Taikiが、「日本語を練習してきたみたいよ」と私に耳打ちしてきた。「結構いっしょうけんめいやったみたい。」彼はこの国には日本人はいないと思っていたようだ。でも、どう見ても日本人でした。(又勘違いだったりして・・いやいやpen0-40) 段ボールを運びこむ丁寧さ、後にひとつもゴミを残さない気の配り方、最後に「段ボールがじゃまになるようでしたら、すぐに取りに伺いますので、ご連絡下さい。」という丁寧な、日本語!(久しぶりに家族以外と日本語で会話をした♪)なんだかホッとした。

 子どもたちも、馴染みの物が届いて、嬉しい様子。早速みんなで遊戯王カードをしていた。(Taikiが、カードが届いてあんまり喜んでるので)

 オーブンも動いたし、早速チキンを焼いていたら、突然「リーーーーーン」とすごい音!pen0-41しかも止まらない・・。耳がおかしくなりそうなほどの大きな音だ。天井の煙探知機が作動したらしい。換気扇を回し、ドアを開けるが止まりそうにもない。Aiがクッションを持ってきて「これで押さえて!!」と言い、Haruがテーブルに乗って、天井を押さえる。・・と、止まった!
 私は窓を開けようとするが、堅くて動かない。Shouが、「父ちゃん、オレが替わるから、開けてあげて」と言う。Haruがクッションを放した瞬間、又「リーーーーーン」。そこへサッとShouの手が押さえる。窓をようやく開けてもらって、空気をしばらく入れ換え、そうっとクッションを離してもらうと・・今度は大丈夫。

 いやはや大変な騒ぎだった。

 でも、この後、この日、きっとみんなが一番嬉しかった事が待っていた。
 それはご飯。当たり前のようだが、約三週間ぶりのご飯(白いお米を炊いた物)は本当に感動的で、みんなかみしめるように、味わっていた。pen0-02(炊飯器をくださったまいぽさん、ほんとにほんとにありがとう!!)10kg、9ドルのオーストラリア米(サンライズという中粒米で、小さくて細長い、何というかとてもさっぱりした味のお米)だったが、緊張の後だった事もあり、みんな、なんだか感動・・という面持ちでうっとりしていた。

 元気回復!・・かくして又明日への活力を養うのであった。pen0-06

 

♪は国境をひょいと飛び越える!

 今日はゆっくり過ごしたが、夕方約束通り、ピアノ屋のご主人の家に行ってみた。
 ワイルドライフに注意せよ!という看板のある、うっそうとした森の側で、静かな地域だった。家はとても大きくて(後で聞いたが5ベッドルームもあるそうだ)立派。
 ピンポーン・・と押そうとしたがベルがない!しょうがなくドアをトントン、ドンドン・・していたら奥さんが出てきた。ご主人はまだ帰ってきていないらしい。「昨晩、話を伺いましたわ。さあ、どうぞおかけになって・・」あっけらかんと明るい奥さんだ。ティーパックのお茶をだしてくれたので「日本茶ですか?」と聞くと「韓国のです」・・え?・・

 何とした事だろう、疑いもせずに中国人と思いこんでしまっていたが、彼(そして彼女は)韓国人だったのである。
 本当に、ちらっとも思い及ばなかった・・こうして、知らないうちに思いこんでしまっている事って結構あるのかもしれない・・。これは、自分が気づかないうちにつけているサングラスで世の中を見ているのかもしれない、といういい勉強になった。

 それはともかく、彼が帰って来て、「オー、プリーズ、インスペクト ディス ピアノ!」と早速ピアノを見せてくれた。 販売価格1千万以上の立派なコンサート用のグランドピアノだ。
 ひょんな事から破格の値段で手に入れたのだが、本当に良いものかどうか、あなたの意見を聞かせてほしいということだ。 柔らかさがもう少しあったら・・と思うが、クリアーでピン!と立った美しい音色である。というか、こちらは試すというより、しばらくぶりのグランドピアノが弾けて、ただ嬉しいという気持ちだったのだけど・・。鍵盤は象牙。その手ざわりと色合いは何ともいえない・・。

 「どうですか?忌憚のないご意見を!!」という彼の真剣な表情に、「本当に音色がクリアーで、パワーがありますね。」と言うと、これ以上の笑顔はない、というくらいの笑顔で「よかったー。」と言う。
 「ありがとう。たくさんの人が私の店には来るのだけど、素人にはこのピアノは弾かせたくない。あなたが来てくれて本当によかった!」「いえいえ、弾かせてくれてありがたいのはこちらです。楽しかったです。」
 奥さんのリクエストで『渚のアデリーヌ』を弾くと、こちらも喜んでくれてよかった。
 ただ、「このピアノは大切なので、誰にもさわらせないのです。」「娘さんに弾かせてあげたらいいのに・・。」「いやいや彼女はただの趣味だから・・。」と言うので「ピアノは、なるべくさわってあげた方がいい状態をたもてるんですよ。弾いてあげた方がピアノも喜ぶし・・お願いします。」と訴えずにはおれなかった。

 とにかく、「良い出会いができてよかった!」 という握手の後、彼の家を去った。怪しいなんて言って、ごめんなさい。奥さんも彼も本当にいい人で、ストレートに感情を表現する、生真面目といっていいほど真面目な方達でした。国が違っても、共感できることって結構あるし、結局はその人がどんな人なのかとか、どんなことを大切に思っているのかとか、そんなことが大切かな・・とつくづく感じた。

 「必ず、明日、ピアノは届けますから」「すみません、お金が間に合わなくて・・」「勿論後でオーケーです。」という事で感謝!!
 明日はうちにもピアノが来る!
 そういえば運送屋さんからも連絡があり、明日は日本から送った荷物も届くし、ソファーも届く。ついでに不動産屋さんに出した書類を見て、大家さんがいくつか修理をしてくれるらしく、修理の人も来るらしい。あとポップが来れば・・。 どうか元気にしていますように・・。

  

警官に追われる?!

 車が来て2日目。少し慣れてきたかな、と私が運転して、家族全員でIKEA(家具や料理道具などの店。大きな店舗で、一通りなんでも揃う。Rhodesショッピングセンターというのの一角にある)に向かう。

 道路を走っていると、「ピーポーピーポー」と何だか聞こえるので見てみると、後ろにパトカー。(どうしたのかしら?)と思って走っていると、どうも私の車に止まれと言っている様子。icon-eek まさかと思いながら左にウインカーを出して停車すると、本当にパトカーからおまわりさんが降りてきたではないか。(グラサンかけた、いかついポリスマン!)これはアリの行列よりもすさまじく「Oh!My God!!」状態である。icon-ga

 「・・・・・!・・・・・!免許証を見せたまえ!!」どうやら、後部座席にいる子どもたちが、シートベルトをしていないのを、窓から見て、交通違反だと言っているらしい。
 「スミマセン!」と、国際免許証を出して渡すと、すかさずHaruが、 
 「ワタシタチハ、コノクニニ、キタバカリデ、シラナカッタノデス!!ゴメンナサイ!」 
 「来たばっかりなのか。でも、これを守らないと、高い罰金を支払わねばならないんだよ。ヘイ、ボーイズ、君らは英語がわかるのかな?」
 「ホンノチョットダケ・・」
 「シートベルトをしないと車がぶつかった時、命を失うのだよ!気をつけたまえ!!まあ、今回だけはいいけど・・。」間髪入れずに笑顔で 
 「アリガトウゴザイマス!!コドモタチ、カナラズ、シートベルトヲ、ミンナ、シメマス!!!」  
 「それじゃ・・気をつけて運転したまえ 。」  助かった。icon-ase
 ドラマのハイウエイパトロールの警官のような、いかつくて、カッコイイお巡りさんだったけど、優しい人でよかった・・。

 韓国空港から飛行機に乗ってオーストラリアへ来る時、Haruに『オーストラリアでの運転の規則と概要』みたいな分厚い本を渡されて、読むように言われていたのだが、とてもじゃないが、そんな気にはなれず、一部を除いて結局読まずじまいだった。(あれ?Haruも読んでなかったのかな?)子どもはチャイルドシートに乗せること、と書いてあったのは見たけど、全員がシートベルトとは・・。だけど、チャイルドシートの事は言われなかったので、それはいいみたいだ。

 「ここにいると、だんだん強くなるかもね・・」とAiがぼそっとつぶやいた。

ペースダウン

 回線つながって、インターネット可能になりました!!

 衣食住なんとか一通り揃ってきたので、あとは荷物を待つことにして、できる事をしながら、少しペースダウンしていくことに。

 今日は庭の大きなポプラの木が、葉っぱを落としているので、落ち葉を集めたり、相変わらず家具を(今日は本棚)組み立てたりして過ごした。山のようだった洗濯物も、コインランドリーで順番待ちをせずに、気兼ねなく洗えるので嬉しい。

 もう初秋で、紅葉している木々が多い。美しい季節だ。拾い集める落ち葉の香りが心地よかった。heart1

ひとまず一段落!

 今日はなんとか車と洗濯機を手に入れた。

 車はやはり日本車は人気が高く、よく見かける。TOYOTAの店が近くにあり、そこだとサービスも行き届きそうだということで、色々見て回った結果、中古だが、まだ走行距離が短く、年式も新しいカローラに決めた。最初はワゴンカーを探していたが、ワゴンは200ドル以内では殆ど見つからず、とりあえずハッチバックで荷物がたくさん入るのと、まだ年式が新しいので日本へ帰るとき、幾分高く売ることができそうなのが決め手だ。cimg0295r

 セールスのおじさんは「ウイ マスト フィール パイパーズ」と明らかなオーストラリア訛り(スラング)でしゃべる人だった。(「書類をやっつけなきゃね」みたいな。パイパーはペイパー、つまり書類)彼によると、オーストラリア訛りと、英国訛りと、アメリカ訛りと、ニュージーランド訛りと、みんな違っているそうだ。同僚のニュージーランド人の言うことが、時々わからない、というから面白い。

 それに加えてチャイニーズ訛り、イスラム系訛り、ジャパニーズ訛り、それからそれから・・本当に多様な言葉が話されていて、なんとかみんな、やっていけているという事を考えると、本当にすごい・・。店に入っても、しゃべれないからといって、あまり驚かれたりいやな顔をされる事がなく、なんとか要求を聞き取って(感じ取って)くれてどうにかなっていくけど、その許容力の広さにはちょっと感動してしまう。

 結構みなさん落ち着いているので、あまりテンションを上げる必要がなく生活ができるのが嬉しい。逆に、あまりテンションが低く、閉鎖的でも大変かもしれないけど、それもないようだ。レジでも「こんにちは!」「良い一日を!」など店員さんが気軽に声をかけてくれるので、びっくりするし、笑顔もとても多い。smilenew

 洗濯機を売ってくれたおじさんも、噛んで砕くように、丁寧に使い方を説明してくれて、即日配達、という無理な注文も受け入れてくれて・・新参者にはありがたい限りだった。

これで一通り、家は整った。もちろんソファーなどはないが、一通り生活できる体制は整った。

そういえば航空便で送った荷物・・家を移った翌日連絡したら、なんとまだ税関を通っていないということで・・先日の話とは違っているが、これもありがちな事かも。税関を通ったら連絡してくれるとの事だ。子どもたちの教科書など一通り入れていたので、相変わらず日本の勉強ができないけど(勿論彼らは喜んでいる)まあ、しょうがないかな。洗濯機があるから、他は何とかなりそうだし。

これからはいよいよ、それぞれの本分がスムーズに捗るように(子どもたちの学校の事とか)動いていこう。

こちらの免許証も必要なので、それもあるかな。

とりあえず、明日から時間の制限がなく車で動けるのがありがたい。car-pink

アリさん、ごめんなさい・・

 朝からみんなで大工仕事にとりかかる。
 今日作ったのは、テーブル2つと椅子8脚、パソコン机と整理棚。子ども達もがんばってくれて、汗かきながら、手が痛くなるまで働いた。気分は開拓時代。(勿論キットになっているので、そんなに難しくはない。)でもきっと、自分たちで作った家具で生活できるのはとてもいい思い出になるんじゃないかな。

 そうこうしてる間に、ブラインドを付けに職人さんがやってきた。3部屋、年代物の破れたレースのカーテンのみがついている窓があったのだが、全てブラインドに付け替えてくれた。
 玄関で「靴を脱いでもらえませんか?」と言うと、「うちでも、かみさんが家をきれいにしたいからって言って、靴を脱がせるんですよ。オーケー!いつものことでっさ。」(みたいな感じ)と快く脱いでくれた。ブラインドになった窓はすごく明るくなって、よかった。

 ところで家を借りる時には、「コンディション レポート」という書類(壁のひび割れや、壊れている箇所など、あらかじめ点検して、記入しておく書類。家主の責任で修理してもらえる所もあるので、しっかり点検しなければいけないそうだ。家を返す時にも、どこが始めから壊れていた所と、借り主が壊した所と、はっきりするので役立つ)を不動産屋さんに出さなければならない。今日、ひび割れ箇所などを写真で添付して、その書類を出すことにした。オーブンが壊れているのと、窓が一枚ヒビが入っているのと、キッチンの明かりがひとつつかないのは、家主がなんとかしてくれたらいいんだけどな・・。 

 さてその書類の提出も終わったので、いざ、『アリの巣コロリ』を探しに行こう!おっと、本当は洗濯機が先決だった。山のようにたまっていく洗濯物の中から、子どもは汚れたズボンを取りだして身につけようとしていたではないか!!開拓時代の生活をしても、なんとか清潔な文明人であって欲しいので止めたけどpen0-40、確かにだんだん着る物がなくなってきたようだ。 でもなかなか手頃なのは見つからない。電気製品は、価格が高いのだ。安売りの店も洗濯機はいいのがなかったし・・。

 
 とりあえず時間切れで、今日は食品を仕入れて帰ることに。そしてウールワースに行くと、あった!念願の『アリの巣コロリ』(ANT-RID)!すっかり幸せな気持ちになって帰宅する。
 夕食はラムの肉と芽キャベツ、ミニタマネギ、ジャガイモなどを入れて、煮込む。キュウリが大根ほど大きかったり、ちっちゃいタマネギをむいてみたら紫色だったり、色々、試してみたい素材があって、楽しい。特にみんなが気に入っているのは、小さいリンゴ(ちょうど、丸かじりにいい大きさ)で、毎日のように、かじっている。種類はたくさんあって、わけがわからないけど、今は赤いデリシャスの小ぶりのリンゴを買って、食べている。バナナも、丸々として太い「Lady's Finger」というのを買ってみたが、皮が厚くて、野性的な味がした。(香りが青い!って感じ)

 レンタカーを延長して結局明日まで(4日間)借りたので、できれば明日、車と洗濯機のめどをつけたいものだけど・・。とにかく、ひとまず家らしくなってきた。pen0-19

まず 衣食住!

 午前中に電気屋さんで買ったものが届いた。運送屋さんは、冷蔵庫、テレビなどを全部たった一人で抱えて運ぶのでびっくり!
パワフルだ・・。icon-eek
 昼から今度はみんなで、再び買い出しに。あれやこれや何とか最低限の物だけでも揃えて、早く普通の生活がしたいものだ。
色々と後から無いと気づくものがあるけど、どうやら料理もできる環境になった。
食品を売っている店も遠いので、車がなくては無理。冷蔵庫がきたので保存がきくようになったので、食料も買い込まなきゃ。
 昨日買った家具は、テーブル、椅子、棚、全てが(安いだけあって)組み立て式。しばらくは家で、大工仕事もたんまりあるというわけ。

 学校を通りかかると『5月2日から新学期が始まります』と書いてあったので、とりあえず、あと一週間で日常生活が普通にできるようにして、5月に入ったら、仕事、学校、とみんなが本分に力を注げるようにもっていきたいものだ。

今日も、水を出すと、シャワーからまたもやアリの行進が始まった。明日、何が何でも『アリの巣コロリ』を探そう!pen0-24

いざ、引っ越し!

今日は引っ越し。寮から出て、新しい住居に移るのだ。
朝食はみんなで7時に寮でとる。Haruが、朝8時にレンタカーを借りてきてくれたので、荷物を積み込む。大きな車は出払っていたので2往復して荷物を運び込む。 きっと電気が通ってないと思い、「ロウソクを何本買っておこうか?」とか子どもたちと相談していたのだが、着いて真っ先に試してみると、ありがたい事に、電気がきているではないか!pen0_03.gif
イースターの祝日の前に電気会社にインターネットで申し込みはしていたが(4/17日に電気を通してくださいと)、きっと、手続きがややこしくて、数日かかるものとばかり思っていたので、驚いたが、本当に助かった。これで夕方の6時(最近は5時45分くらいで外が暗くなる)くらいに消灯、シャワーは冷水なので日の当たるうちに・・という生活を送らずにすむ。全くこれはありがたい誤算だった。

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家は、こちらに多いブリックハウス(煉瓦を貼った家)。庭(フェンスで囲われていて結構広い。これなら子どもたちが安全に遊べそうだ(ただ芝刈りは大変そうだ)が。 利点は?庭がある事?一軒家で音を出しても苦情がこないだろうという事?犬を飼ってもいいという事?にベッドルームが3部屋ある事?学校に近い事(中・小どちらも歩いて5分くらい)?公園が近い事?わりかし静かな通りで何となくゆったりしている事

難点といえば?玄関から家に入る階段がグラグラしていている事?天井近くのいたるところにヒビがある事?窓ガラスが一枚割れている事?オーブンが壊れている事?調理台の棚の扉がはずれている事?クモの巣があちらこちらにある事?家具は備え付けではない事 

家を初めて見た子どもたちも、これならあまり気を使わずにのびのび過ごせそう!と気に入ったようだ。ポップも気に入るんじゃないかな。

面白いのは、各部屋が色分けされていて、まずリビングは黄色(かなり鮮やか)、キッチン&ダイニングはクリーム色、風呂場とトイレはブルーと紫そして3つの部屋はクリーム色、緑、青。

とにかく電気の件で元気がでて、早速生活できる状況作りに入る。まずは、そうじ!!!

掃除機とモップを買って手分けして床掃除をし、ぞうきんで台所の棚をふく。

それが終わったら親はフトンと食べ物の確保。レンタカーを借りている間に(明日まで)できるだけ揃えたいので、家具屋さんと電気屋さんに行って、一通り揃える。(ベッドはあまりに高いので、マットレスと掛け布団に。あとは食堂のテーブルと椅子、冷蔵庫、電子レンジ、テレビ、アイロンなど)近くに安売りをする電気屋さんがあって、しかも翌日配達してくれるというので、これも大助かりだった。カードで支払い、Haruがサインをすると、「おお、初めて漢字のサインを見ました!すばらしい!」となんだか喜んでくれた。

夕方までかかって、買い物をしていて、子どもから「公園に行くよ!」という連絡が入ったので「気をつけてね」と言っていたが、家に入ろうとしたら鍵がかかってしまって、入れなかったらしく、しばらくみんなで家の前で待っていたようだ。「家にはいれないよー!」という連絡があったので、慌てて帰ろうとしたのだが、こういう時に限って、山のように買い込んだ荷物をカートに入れていざ車へ行こうとすると、店の駐車場があまりに広くて(何階のどことはっきり覚えていなかったので)車の場所がわからなくなり、延々と探し回ることに・・。

ようやく見つかって、あせって家へ帰ったが、もう真っ暗。でも、子どもたちは何とか遊びを考えて楽しくやっていたようで、ニコニコしていたのでホッとひと安心。

夕食はケンタッキー。子ども達は、シャワーを浴びる元気もなく速攻で寝てしまった。

さて、シャワーを浴びようと風呂場へ行くと、壁にゴキブリがいて、のんびりと歩いている。退治してもらって、さて、シャワーから水を出すと、取っ手のところから、アリがぞろぞろでてきた!まさに「OH!MY GOD!!」。pen0-41 

寮では子どもたちがダニに食われて、毎日かゆい所が増えてかわいそうだった。それがなくなったと思ってホッとしてたのだが、相変わらず虫にはたたられるようだ。虫にしてみれば、住むところに人間が邪魔しにきたというところなのだろうが・・。

とにもかくにも電気のつく家に入れてしあわせだ。pen0-06