今日は引っ越し。寮から出て、新しい住居に移るのだ。
朝食はみんなで7時に寮でとる。Haruが、朝8時にレンタカーを借りてきてくれたので、荷物を積み込む。大きな車は出払っていたので2往復して荷物を運び込む。 きっと電気が通ってないと思い、「ロウソクを何本買っておこうか?」とか子どもたちと相談していたのだが、着いて真っ先に試してみると、ありがたい事に、電気がきているではないか!![]()
イースターの祝日の前に電気会社にインターネットで申し込みはしていたが(4/17日に電気を通してくださいと)、きっと、手続きがややこしくて、数日かかるものとばかり思っていたので、驚いたが、本当に助かった。これで夕方の6時(最近は5時45分くらいで外が暗くなる)くらいに消灯、シャワーは冷水なので日の当たるうちに・・という生活を送らずにすむ。全くこれはありがたい誤算だった。






家は、こちらに多いブリックハウス(煉瓦を貼った家)。庭(フェンスで囲われていて結構広い。これなら子どもたちが安全に遊べそうだ(ただ芝刈りは大変そうだ)が。 利点は?庭がある事?一軒家で音を出しても苦情がこないだろうという事?犬を飼ってもいいという事?にベッドルームが3部屋ある事?学校に近い事(中・小どちらも歩いて5分くらい)?公園が近い事?わりかし静かな通りで何となくゆったりしている事
難点といえば?玄関から家に入る階段がグラグラしていている事?天井近くのいたるところにヒビがある事?窓ガラスが一枚割れている事?オーブンが壊れている事?調理台の棚の扉がはずれている事?クモの巣があちらこちらにある事?家具は備え付けではない事
家を初めて見た子どもたちも、これならあまり気を使わずにのびのび過ごせそう!と気に入ったようだ。ポップも気に入るんじゃないかな。
面白いのは、各部屋が色分けされていて、まずリビングは黄色(かなり鮮やか)、キッチン&ダイニングはクリーム色、風呂場とトイレはブルーと紫そして3つの部屋はクリーム色、緑、青。
とにかく電気の件で元気がでて、早速生活できる状況作りに入る。まずは、そうじ!!!
掃除機とモップを買って手分けして床掃除をし、ぞうきんで台所の棚をふく。
それが終わったら親はフトンと食べ物の確保。レンタカーを借りている間に(明日まで)できるだけ揃えたいので、家具屋さんと電気屋さんに行って、一通り揃える。(ベッドはあまりに高いので、マットレスと掛け布団に。あとは食堂のテーブルと椅子、冷蔵庫、電子レンジ、テレビ、アイロンなど)近くに安売りをする電気屋さんがあって、しかも翌日配達してくれるというので、これも大助かりだった。カードで支払い、Haruがサインをすると、「おお、初めて漢字のサインを見ました!すばらしい!」となんだか喜んでくれた。
夕方までかかって、買い物をしていて、子どもから「公園に行くよ!」という連絡が入ったので「気をつけてね」と言っていたが、家に入ろうとしたら鍵がかかってしまって、入れなかったらしく、しばらくみんなで家の前で待っていたようだ。「家にはいれないよー!」という連絡があったので、慌てて帰ろうとしたのだが、こういう時に限って、山のように買い込んだ荷物をカートに入れていざ車へ行こうとすると、店の駐車場があまりに広くて(何階のどことはっきり覚えていなかったので)車の場所がわからなくなり、延々と探し回ることに・・。
ようやく見つかって、あせって家へ帰ったが、もう真っ暗。でも、子どもたちは何とか遊びを考えて楽しくやっていたようで、ニコニコしていたのでホッとひと安心。
夕食はケンタッキー。子ども達は、シャワーを浴びる元気もなく速攻で寝てしまった。
さて、シャワーを浴びようと風呂場へ行くと、壁にゴキブリがいて、のんびりと歩いている。退治してもらって、さて、シャワーから水を出すと、取っ手のところから、アリがぞろぞろでてきた!まさに「OH!MY GOD!!」。
寮では子どもたちがダニに食われて、毎日かゆい所が増えてかわいそうだった。それがなくなったと思ってホッとしてたのだが、相変わらず虫にはたたられるようだ。虫にしてみれば、住むところに人間が邪魔しにきたというところなのだろうが・・。
とにもかくにも電気のつく家に入れてしあわせだ。![]()

子どもたちも、今日はアトラクションに乗ったり(乗り物のアトラクションも予想より、数倍長く、激しくて、お姉さんが「みんな!叫んで!そうしたら、もっともっと速くするわよ!」「キャーーーー!!」ゴーーーー!!!って感じで、すごかった。)いくつか今までにないアトラクションもやってみて、とても楽しめたようだ。
店にはイースター前で卵やウサギの形のチョコが、山のように積まれている。大小様々、中にはコアラの形のチョコもさりげなく混ざってたり。
朝、Haruが大学(Macquarie University)の研究室に初めて行くので、ついていってみる。今受け入れてくれるボス(教授)は留守だが、ロルフ(Rolf Schwitter)というスイス人の先生が代わりにいろいろと設備などの説明をしてくれた。 2人の子どもがいるという事で、「住まいは学校の近くでないと送り迎えが大変だよ」などとアドバイスをしてくれたり(彼はドイツ語、奥さんはフランス語をしゃべるのだが、子どもたちはこちらの学校に行っているので英語をしゃべるということだ。はじめは学校から帰ってくると、子どもたちはとても疲れていたよ、とも言っていた)家探しをしていると言うと、保証人が必要だろうから、名前を使っていいよ、と電話番号までメモを書いてくれたり、とても親切だった。
昼食は(子どもたちは寮に残っているので部屋で食べてもらうことにしている)ピタとサンドイッチを駅で買い、近くの公園で食べる。鳩と、カモメのような鳥が寄ってきてパンくずを食べてくれる。今日の気温は27℃くらいで、日の当たる場所では汗をかくほど暑い。タンクトップの女性も多いが、夜は冷えるからか、長袖のセーターを着込んでいる人もいたりする。街角でバンジョーを弾いているおじさんがいると思えば、タータンチェックの服ですっくと立ってバグパイプを演奏している若者がいたり・・本当に何でもありだ。
写真は大学の中の風景。敷地内を大きな道路が通っていて、バス停もある。『動物に注意!』の標識もご愛敬だ。
昼間、窓に鮮やかな色のインコが来て、子どもたちは大騒ぎ。人間を見ても怖がるふうでもなく、パンくずをあげると喜んで食べていた。調べてみるとゴシキセイガイインコ Rainbow Lorikeetという種類のインコらしい。
そこで、一旦寮へ戻り、今度は子どもたちも連れて、昨日行った他の不動産屋さんの物件を自分たちで外側だけでも、と6,7軒見て回る。