2日目

朝食は寮で。ここでも「大丈夫?」とおばさんが声をかけてくれて、いろいろと教えてくれた。何種類ものパンや牛乳がある。果物、ヨーグルトが豊富にあるのも嬉しい。

CIMG0223r朝食が終えると早速家探しに出かける。(寮に泊めてもらうのは10日間なので、その間に家を決めて移動しなければならない)
背の高い木々、ハイビスカスのような花や、見たことのない花たちを見つけて思わず歓声をあげる。
 とはいえ、とにかく今は家探し。実際に家を見せてくれるのは土曜日と決まっているようなので、今日(金曜日)のうちに不動産屋を回って、どの家を見て回るか決める必要がある。

 子どもを連れて回ると疲れそうなので、二人で出かける。午後は市の中心部まで行く用があるので、家族全員のバスと鉄道の一日フリーパスの切符DAY TRIPPERを買う。(大人一人につき子ども一人無料なので、大人二人分と子ども一人分計3枚のチケットを買うと、今日一日は家族でどのバスに乗っても、どの地下鉄に乗ってもいいという訳なのだ)

(値段は 大人$15 子ども$7.5

 バスは前から乗って、運転手に行き先を言って支払うか、カードを機械に挿入する。降りるバス停の前で日本と同じようにボタンを押してブザーを鳴らす。降りるのは後ろのドアからで、カードなど提示する必要はない。

大学の近く、EPPINGEASTWOOD3カ所の不動産屋を何軒か回って、めぼしい物件のめどをつける。

どこへ行っても感じるのは、東洋人がとても多いこと。中国人によく出会うような気がする。

EASTWOODは特に韓国人の店が多かった。

 

  明日行く所が決まった。次の目的は携帯電話を手に入れるのと、紀伊国屋に行ってみる事。

という事でしの中心部へみんなで出かける。日本人がやっている事務所(ジョイネット)に行って、日本語のメールができる携帯電話を借りる。(よく使われている携帯電話は、通話料やメール代が高いので、インターネットで探して見つけた)ジョイネットは、オーストラリアに来る日本人向けに語学学校を紹介したり、情報を提供したり、保険などもやっている。

 月$20のプランで携帯を3台借りる。

 明日の家の見学のためのレンタカーの手配もそこでしてくれたのでとても助かった。

 Haruがジョイネットで手続きをしている間に私と子ども達は紀伊国屋に行って、本を見る。日本語の本もかなり置いてあって意外だった。特にアニメは多い。何冊か選んでレジで支払おうとすると予想以上の金額でびっくり!少し減らしてもらおうとして何と言ったものかわからなくて口ごもっていると、店員さんが悟って、「OK!」と素早く対応してくれた。ここでも親切な対応にホッとする。

 さてみんなで家へ帰る。明日は家の見学(インスペクション)。しばらく盛りだくさんの毎日になりそうだ。

到着!

CIMG0209r一眠りして目覚めるとシドニー間近。夜明けと共に空港に降り立つ。

税関のチェックが厳しいと聞いていたので、荷物を開けて検査されるのかと思っていたが、何の事はなく、スムーズに通してくれた。荷物は日本からそのまま運んでもらっていたので楽だった。が、受け取りの確認のための半券を捨ててしまっていたので、慌てた。係員にHaruがそう言うと「Don’t worry!」と言われ、キョトンとしていたが、結局何の確認もないままゲートを通してくれた。意外とあっけない。

CIMG0211r さて、空港へ着いたものの・・。とにかく荷物が多い。バスの路線もまだ把握していないので、とにかくタクシーに乗ろうということで乗り場に並ぶ。ここでも心配は不要で、係員が5人と知ると、大型のタクシーの方に誘導してくれた。

運転手さんは大柄で、荷物の積み込みも安心。降りた後は「Good Luck!」と声をかけてくれる親切な人だった。

 

 

 大学の寮に宿泊させてもらうことになっているので、行ってみると、まだ準備ができていないとのこと。確かにまだ9時前だから・・とりあえず荷物を受CIMG0212r付に置かせてもらい、一時頃に又戻ってくることに。

事務の方が教えてくれたので、そこから歩いて10分足らずでMACQUARIE CENTERというショッピングセンターに行ってみる。大きな施設で、食品は勿論、ブティック、本屋、ネイルサロン、ゲームコーナー、レストラン、生活に必要な物は何でもあるような大きなショッピングモールだった。ここで少しTaikiが疲れてしまったので休憩する。(所々にベンチが置いてあるのがとても嬉しい)

東洋人、特に中国人(と思われる)、イスラム系、いろいろな人種の人がいるので、特に目立つ事もなく、気楽だった。

ちなみに、ウールワースではJCBは使えない。VISAは大丈夫だった。

食品を少し買い込み、寮へ戻ると部屋に案内してくれた。今度は大きな男性が案内してくれて、階段で持ち上げようとがんばっているTaikiの荷物をひょいと持ってくれて、助かった。

CIMG0217r 

寮は3つベッドのある部屋、2つベッドのある部屋、それにリビング兼ダイニング、簡単なキッチン。

十分な設備があって、安心した。ここまで来ると、Taikiは急に元気になって(安心したのだろう)はしゃぎだした。

テレビも英語だらけなので、ほとんどわからないが、アニメなど、動画でわかる部分もあるものを見て喜んでいた。

一安心・・。

出発!

 朝早く来てくれたHさんの見送りのもと、7時過ぎに家を出る。大型タクシーで空港へ。

空港で400オーストラリアドルに換金(20$紙幣18枚・5$紙幣8枚)。為替レート@\9390なので\37560

Nさんが来てくれて、お別れを。

手荷物検査の手前でShouが「あ、オレ、ハサミ筆箱に入れとう!」と言い、係員に差し出して没収される。

大韓航空(KE788便)でまずはソウルのINCHEON空港へ。(10:3011:40

子ども達にとっては初めての国外。韓国の空港を少し歩き回る。Haruはインターネットでオーストラリアの不動産屋さんのアドレスをパソコンにダウンロードする。

夕方大韓航空(KE811便)でシドニーのKINGFFORD SMITH空港へ。(7:005:30《現地時間》6:30)約10時間半。

One smile, One Step!

これからしばらくインターネットができないので、ブログはお休み。インターネットにつなげられるまで3週間くらいかかるかな。書けるようになったら、アドレスを移すので、よろしくお願いします。

http://mari.yositake.net/

多分、どこに行っても「What can I do for you?」って思ってると、きっとうまくいくような気がする。でも、そのためには、まず自分が精神的に安定していて、気持ちの力がないと無理。それがどこまでできるか・・?
とりあえずは生きていくこと。それが目標。それから、どれだけ元気でどれだけ幸せでいられるか。自分の気持ちが疲れた時に回復する方法も大事。そんなふうに子どもたちと話をしている。

「家族はチームなんだよ。」って父が昔言っていた。生きていくって事が当然な時には意識しないけど、生きていく事自体が大変な時には、殊更に違った個性が集まって助け合っていく事の大切さがわかるような気がする。子どもたちが巣立って行く前に、チームが協力していく経験ができて幸せだ。

『One Smile, One Step!』というタイトルは、以前家族で創った曲の名前。
子どもたちに相談して歌詞を考えてもらって、一緒にメロディーを創っていった。稚拙な歌だけど、子どもたちが"マイペース"という言葉がとても好きなのがよくわかって面白かった。歌詞はこうだ。

トンネルの向こうに かすかな光がある。 自分のペースで 歩いていこう。
ほんとうの気持ちで 思いのままに 海 空 大地 果てしない 世界へ飛び立とう。
One Smile One Step 君ならできるさ。 One Smile One Step 元気よく歩こう。

苦しいこともある。 立ち止まることもあるけど 自分のペースで 歩いていこう。
疲れた時には 少し休んで 光あふれる 新しい 未来へ飛び立とう。
One Smile One Step あきらめないで。 One Smile One Step 元気よく歩こう。

 

出発2日前

omamoriありがとう手作りのプレゼントをしてくれたE.Wちゃん!心のこもったものだから、本当に大切にしますね。

Shouは今年度最後の部活に行って、みなさんとお別れをしてきた。先生方も気にかけてくださって感謝しています。

先輩や友達は記念に何やらくれたり、CDを貸してくれたり、優しい言葉をかけてくれたり・・ありがとうございます。

みなさんが応援してくださるので、本人もいたって前向きで、好奇心の方が先に立っている感じなので、精神的には出だしは好調です。勿論これから戸惑いだらけの生活が待っているとは思いますが。一年間苦労しても、それが又、しんどい時の力になるだろうし。

Aiは一日お手伝い。

片付けが捗らなくて、自分が疲れてしてしまいそうだったので、Taikiには「側にいて、ニコニコしててくれない?」って頼むと、夜まで「ニッコニコ、ニッコニコ♪」と歌いながらムードメーカーになってくれて助かった。

友達が「何か手伝おうか?」って声をかけてくれたり、桜のティーや、イチゴをくださったりして・・元気が出てきた。皆様のおかげです!

明日はポップを運送会社の人に預けて、今度会うのはオーストラリア。これからしばらく離れて暮らすことになる。がんばってね

荷物発送

tepuこんなに可愛いテープカッターがあるなんて・・!優しい曲線と陶器の手ざわり、そしてバラのステンシルの絵・・テープカッターに惚れ惚れとする日がくるとは思いもよらなかったな。置いてあるだけで空気が和らぐような感じ。見つけた時、プレゼントをしてくれた時の優しい思いが伝わるようです。Tさん、本当にありがとう!!

今日は荷物を運送屋さんが取りに来て、運び出してくれた。

段ボールは何とか無難にすんだものの、問題はハープ!大きな物だし、傷つけたら大変、という事で、運送屋さんも「うーーん!初めて運ぶからな・・。」と梱包に大苦戦。汗をかきながら、あれこれやってみて、なんとか大きな段ボール箱に詰めてくれて、「いやあ、いい経験になりましたよ。」と言ってくれた方・・一瞬、後光がさして見えた。

夜はAiの友達の家でバーベキューに招待してもらった。同じ町内で、子どもクラブやらずっとがんばってくださっているご夫婦で、何かとお世話になっている。色々とありがとうございました。どうかみなさんお元気で!

桜の花の咲く頃に・・

pegasuscrystal_400ピアノを教えていた男の子とお母さんからいただいたペガサスの置物。3Dになっていて、台に乗せてクルクル回すといろいろな色に輝いて、感動するほど美しい。

ペガサスは私にとって『自由』の象徴のようなモチーフで、昔からペガサスの絵や置物には目がない。絵心がないのに、なぜかこのモチーフだけは、自分で描いてみたいと思うほど・・。本当にありがとうございました。

今 日は7年間Shouとクラスが一緒だったお友達とお母さんが来てくれた。小学一年生の時から見ているけど、二人とも、大きくなったものだ。体が弱かったり すると、それだけでお母さんの大変さは大きくなるけど、いつも笑顔で『できることはやります!』という彼女の姿勢に、頭が下がる事が多かった。一年後に、 会うときも、元気で笑っていようね!

子ども三人習っている少林寺拳法の教室も一年間お休みするので、夕方久しぶりにご挨拶に行った。

「桜の散る姿を美しいと人は言うが、私は嫌いだ!お前達は散らずに、枯れても枝にしがみついて生き抜け!どんなに苦しくても、諦めるな!苦しくても苦しくても諦めずにしがみついて生き抜く強い人間になれ!」

「桜の花が咲くこの季節に、私の言ったこの事を、思い出せ!そして辛くても必ず生き抜く、強い人間になれ!!」

子どもたちに、情熱を込めて大声で語る師範に、エネルギーをたくさんいただいた。

ご挨拶に行くと、「お母さん、オーストラリアでバイクをブンブン飛ばして、穴に落っこちたりしないでくださいね。ハ、ハ、ハ!」と激励(?)された(意外とお茶目)ので「なるべく生きて帰ってきます」とお答えした。

夜は子どもが幼稚園の時に知り合ったご夫婦と子ども二人が来てくれて、こちらも情熱のある教育者、表現者なので、なんだか元気をたくさんもらった。忙しいのに、わざわざ来てくれて、本当にありがとうございました。遊びに来るのを待ってますね