WE CAN MAKE IT!

 夜、『The Day After Tomorrow』をテレビで放映していた。
 以前、Shouたちのクラスで、映画についての勉強の中で、
「最も有名な映画は何?」
という話し合いがあった。
生徒たちは、自分たちが観て、心に残った映画という観点で考えたようだが、結局『タイタニック』と、この映画の二つに意見が大きく分かれたという。
結果的には、最後の一票を先生が『タイタニック』に入れたので、そちらに軍配が上がったそうだ。

 地球温暖化、状況はかなり深刻なようだ。
各地で少しずつ異変が起きているのは、度々報道されている。
世界最大と言われる珊瑚礁、オーストラリアのグレートバリアリーフも、このままいくと、20年以内に絶滅してしまうかもしれないという。
 今世紀末の地球の平均気温は最悪の場合、20世紀末に比べて6.3度上昇する恐れがあるということだ。

 「あり得ない」と思っている事が「あり得ないこともないかもしれない」、という現実がある。
 降りかかってくる驚異を映像で観て、感覚がゆさぶられると、一段と、差し迫った感じがしてくる。
 We must change "tomorrow".
 We must change "the day after tomorrow".
 ・・とても考えさせられる映画だった・・。 

BLUE HEALER★

 最近、家の近くに警察官がよく来るようになった。
といっても、事件があった、という訳ではない。
学校の近くの、違法駐車の取り締まりだ。車社会では、どこでもよくある話なのだろう。
 うちのすぐ前の道路でも、何回か、バスが通れなくなるような駐車の仕方をしている人がいて、騒ぎになっていた。
 ある時などは、うちの前に停まっている車が道をふさいでしまっていて、通れない車がクラクションを鳴らし続けていた。
あまりにうるさいので、窓から見ていると、どうも、その車がうちのではないかと疑われたらしい。
 そして、バスの中から、体格の良い、腕っ節の強そうな運転手さんが降りてきたと思ったら、なんと、家の中にいる私に向かって、出てこいという合図をしてきた。pen0_13
びっくり仰天!とんだとばっちりだ・・でも、釈明しなければ・・・。
 こっちに向かって来て、家のドアをドンドンと叩かれる(インターホンなんてないから・・)前に、外に出て釈明するべきだろうけど・・と、私がオロオロしている間に、幸い、車の持ち主が戻ってきた。
 そこで、当人同士の話し合いになり、持ち主が車をすぐに動かして、解決したようだった。
 ・・あれはかなり、こわかった・・。
 きっと、登下校の迷惑駐車について、近所からの苦情が多発したのだろう。
そんな事がひんぱんに起こらないように、警察官が見回りをしてくれるようになって、よかった・・。conegai

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予防接種『C7』!

 今日はPopの、予防接種を受けに連れて行った。flanr
7月に既に予防接種は受けていて、それで充分と思っていたのだが、国外に出るためには、それでは足りない・・というのを、先日紹介してもらった方に聞いて、大急ぎで連れた行ったというわけだ。

 なかなか予防接種、特に検疫関係の手続きに何が必要か、などを調べるのは難しい。
今回も、オーストラリア国内では一般的な予防注射はC5が必要だ、ということで、それを受けていたのだが、実はC7も必要で、その区別がとてもつきにくい、というところからきたミスだった。
 C7は、一般の獣医ではできないので、オーストラリア政府認定獣医師のところでお願いする必要がある。
たまたま近くに、その資格のある獣医さんがいたので、助かった。
 もひとつ言うと、日本に入るのには必要ないのだが、この国から出る際に必要だということで、よくよく調べてみて、ようやく納得した次第だ。
 何にせよ、とにかく早めに日本人の専門の業者の方に教えてもらって、助かった。
 これで、あとはこの国を出る飛行機に乗る48時間前に、検査を受けてOKが出れば、晴れて帰国の途につけることになった。やれやれだ・・。pen0_19
*写真は、動物病院に咲いていた、ピンクのフランジパーニの花。
  カメラを持って行っていなくて残念だったが、枝から落ちていた花を持ち帰った。
  水に浮かべるだけでも、とても美しくて華やかな存在感がある。

 口座の解約の手続きを聞きに、銀行へも出向いた。
出国してから、電気代その他の入出があるので、どうしたものかという相談だ。
シティーの大きな銀行(ANZ)には、日本人の方がいて、日本語で説明してくれたので、話が早かった。
帰国してからインターネット経由で電気代金などを支払った後、所定の解約用紙とパスポートのコピーを、この銀行宛に送ればよい、との事で、用紙を用意してくれた。

 荷物を送る業者さんも、決定した。
どちらかというと、(見積もりの金額は大差なかったが)きめの細かい親切な対応、という事で業者さんを選んだ。
困った時に、どんな対応をしてくれるか・・というのは、とても大きなポイントだ。
枠からはみ出した状況にも、
「何とかしましょう!」
と、ケース・バイ・ケースで対応しようとしてくれる姿勢というのは、
「私どもは、こうですから。」
という、パターンでの対応とは、格段に安心感が違う。
 やはり、信頼とは、大きな力をもつものだと思う。

IDA RENTOUL OUTHWAITE★

 オーストラリアでの嬉しい出会いの中に、Ida Rentoulという人がいる。
といっても、この方は、1888年に生まれ、1960年になくなってしまった絵本のイラストレーターだ。
 何枚か、この画家のポストカードを持っていて、大切にしていたのだが、オーストラリアの人だった事を初めてここで知った。
この国で、国際的に認められた最初の絵本画家ということだ。

 調べたことはなかったのだが、その繊細な絵から、てっきり英国の画家だと思っていた。
彼女は数多くの本の挿絵を描いている。
その中のどれかは店にあるだろうと思って、本のリストを持って、大きな書店に行ったのだが、
「この人の本は、ありませんね・・。」
と、あっさり言われてしまった。
 2軒目の書店でも同じだった。そこで、とても残念そうな顔をしていると、
「こういう本は、Amazonなどで探した方がいいですよ。」
との事。
 今時、流行らない本なのだろう。
が、ポップアップなどの仕掛け絵本や、色鮮やかな絵本も、確かに楽しいが、こういう深い微妙な色彩の絵本も、子どもたちの目にふれるところに置いておいてほしい・・と、ちょっと残念な気がする。

 家に帰って調べてみたら、確かに、何冊かを、手に入ることできることがわかった。
思い切って、取り寄せた本の表紙。
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Chinese New Year Festival★

  2月9日(金)から『2007 Chinese New Year Festival』が始まった。
今年は、猪(イノシシではなく豚)の年らしい。

 日曜日の11時からパレードがあるというので、見に行ってみた。
場所はシティーのは Town Hall から Chinatown までだ。
始まる少し前に着いたが、パレードのある道路の脇は、すでに観客でいっぱいだった。
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警察や、警備の人たちも何人も出動していた。amburancebike1r

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子どもの本

 今日行った本屋さんの、絵本のランキング。

  1. 『Possum Magic』 (『ポッサム・マジック』 *日本でも翻訳出版されている)
  2. 『The Very Hungry Caterpillar』 (ご存じ『はらぺこあおむし』)
  3. 『Tashi』                                 (写真は、読み物版の表紙)
  4. 『Where is the green sheep?』  (ご覧の通り、絵がとても楽しい本)
  5. 『Are We There Yet?』 (オーストラリアを周遊するという設定で、各地の特徴などが描かれている)

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庭のお客さん♪

 私たちの住んでいるNSW州の州鳥ワライカワセミ(クッカバラ、Kookaburra)。
けたたましい笑い声のような鳴き声をもつ鳥だが、その姿は愛らしい(体長30cmほど)。
初めて、家の庭の木に訪れたのを、Haruが見つけた。
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mango1r ワライカワセミがとまっていたのはマンゴーの木。
そうとは知らずにPopのトイレシートなど、洗った物を枝に干したりしていたのだが、ある日、マンゴーの実がなっているのを見つけてびっくり。
 その実は日ごとに大きくなって、食べるのを楽しみにしていたが、熟れる前に地面に落ちてしまった。 
追熟するものなのか、わからないけれど、しばらく家の中で飾っておこう。

 暖かい国なんだな・・と、つくづく感心してしまう。

 プルメリア、ハイビスカス、ブーゲンビリヤなどの花々にも南国を感じるが、地植えのサボテンがよく育っているのにも驚く。
 庭先のサボテンが、2m以上にも元気よく育っていて、家のシンボルトリーのようになっていることがある。

 今日は、うちの花壇の小さなサボテン(30cmくらい)に、花が咲いていた。
夜咲くサボテンだけでなく、昼間に咲くものも植えてあったようだ。
 人が住んでいた家というのは、庭にも、一体何が植えてあるかわからないので、時たま、驚くようなお客さん(どっちが客なのだかわからないけど・・)がいて、楽しいものだ。saboten2r

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人生に役立つ算数の授業♪

 いよいよHigh Schoolに入ったShouだが、IECからの入学ということで、クラスは、やはりOZ(オージー。オーストラリア人の略)より、同じくIECから来たアジア系の生徒が多いクラスのようだ。
が、好きな教科である数学と理科は、
「ついていけなければ、クラスを下げればいいから・・。」
という先生の判断で、たくさんOZのいるクラスに入れてもらっている。
「クラスはどう?」
と聞いても、
「クラスといっても、科目毎に変わるので、どれがクラスかわからん。」
という事だ。

 宿題はずいぶん減ったが、授業は格段に難しくなってきたようだ。
わからないところは、親切そうなクラスメートを見つけて、聞くようにしているらしい。
頼りにしていたバディのジョンは、自分の国に帰っているらしい。が、人生、そんなものだろう。
 受け持ってくれる先生の中に、面白い先生が何人かいるらしく、結構Shouは楽しんでいる。

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帰国準備Step2★

   引っ越しの件などで、なるべく早くしておいた方が良い決定事項等あるので、今日は、Haruが、業者の人たちとの連絡に一日を費やした。
 まず、NEW WAVEという運送業者(日本郵船系列)の人が、荷物の見積もりに、朝一番に来てくれたが、物腰が柔らかで、細かい気配りがきく人だった。
 彼は、荷物の配送方法、楽器と犬の配送方法、そして、不要品の処理の仕方などについてアドバイスをしてくださった。dan_pen05

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House Inspection

 「2月6日に、家のinspection(検査)に来ます。」
不動産屋さんから、通知が来ていた。
貸している家を、きれいにしているかどうか、そのチェックをするらしい。
朝から待機していたが、夕方になっても来ない。
 あんまり遅いので、きっと、今日は遅くなってしまったから、来ないのかも・・と思い、Shouが帰って来たので、あとは彼に任せて、ちょっと買い物に出た。
 結局、その間に不動産屋のエイドリアン君が来たそうだ。
それほど細かいチェックではなく(いくつかの項目があって、用紙に記入していったらしい)、5分ほど家の中の各部屋を見て回って、すぐに終わったようだ。cmemo
「どうでしょうか?」
と聞いたら、
「Cleanにしているので、問題ありません。
 困った事などあれば、又、言ってくださいね。」
ということだったらしい。よかった。
 当たり前のように今は暮しているが、家を借りるときは、なかなか見つからず、走り回ったものだったなあ、と改めて思い起こした。
 家から学校まで5分とかからない、しかも犬を飼っても良いという一軒家に住ませてもらえて、本当にありがたかった。chouse

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