BRIDGE CLIMB★

  私たちの帰国の日も近づいてきた。
間近になると、準備などで慌ただしくなるので、このブログも2月末までで終了することにした。
あと少しの滞在ということだが、こちらでの日々の生活の体験を、あわてずに楽しんでいくことができたら、と思う。

 オペラハウスと並ぶシドニーのシンボルが、ハーバーブリッジ(Sydney Harbour Bridge)。
 全長1149メートルでシングルアーチの橋としては世界2 位の長さを誇るそうだ。
 1923年に工事が開始され1932年に完成。8車線の車道と2路線の鉄道、歩道が設けられ、車線が世界一多い橋としても知られている。
この橋の建設のおかげで、橋のたもとにあったオーストラリアで一番古い植民地時代の名残を残すロックスの町並みは大半が失われてしまったが、今では、シドニーの交通の要でなくてはならないものとなっている。
 歩いて渡るには15-20分ぐらいかかるそうだ。ランニングしている人も多い。

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Wildflower Garden

kanban65297r 家から30分程車で走ったところに、Ku-ring-gai Wildflower gardenがある。
Ku-ring-gai というのは地名。
  英国から来た地名とはずいぶん違った響きだが、これは、アボリジニ(オーストラリアの原住民)語源の地名のようだ。
キリビリ(Kirribilli)、ウルムル(Woolloomooloo)、パラマッタ(Parramatta)など、面白い名の地名があるが、これらもそのようである。

 どんなにたくさんのワイルドフラワーが咲いているのだろうかと、ワクワクして入っていったのだが、季節(今は真夏)のせいなのか、ほとんど花にはお目にかかれなかった。
本当は、NSW州の花、ワラタが咲いているところを見てみたかったのだが、この時期ではないのだろうか。
花屋さんで見たことはあるが、自然の中で、どんなふうに咲いているのだろうか・・。

 それはともかく、この公園は、自然がいっぱいで、気持ちの良いブッシュウォークが楽しめた。

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荷物の運送は?

 暖冬だった福岡でも、雪が降ったそうだ。
こちらは寒いとまではいかないけれど、少し涼しい一日。

 Shouたちは、授業を受ける全ての教科の先生のサインをもらい終わって、晴れて授業を受けられるようになったそうだ。
 授業についていけるとは想像しにくいが、又、違った友達と出会ったり、いい経験になるのは確かだろう。
何もかも、一回でスムーズにいく事などあまりない、なんていう事も、たくさん体験して学ぶことができた。
これも大切な経験だ。

 家の方では、日本への荷物の運送の見積もりをしてもらうために、日通の方に来てもらった。ctra
こちらで購入した電気製品などは、日本では使えない物がほとんどなので(電圧が違うので)、なるべく売っていきたいと思っているが、処分しきれなかった荷物の引き取りもしてくれるそうだ。
 犬に関しても、飛行機に乗る48時間前までにしなければならない健康診断も含めて、これから先の手続きを全てしてくれて、着いた先で受け渡しをしてくれるという、サービスもあるようだ。
色々と、細やかなサービスがあるのものだ。が、勿論、相当のコストがかかるので、出てきた見積もりと相談してみなければ。

 近々、もう1つの運送会社にも来てもらい、やはり見積もりをとってもらうことにしている。
以前、日本人が日本語でやっているサイトで、中古の家具を買ったのだが、その時の運送会社だ。
こちらの会社は、中古の電気製品や家具など不要なものを、まとめて買い取ってくれるようなので、要らなくなった家具等を自分たちで売りさばく必要がなくなる。
それはとても労力が省けて魅力的なのだが、犬の件などは・・?
 ということで、双方を見比べてからの依頼ということになる。

 ひとつずつ、ひとつずつ・・。 pen0_34

ゆっくりつくのが蛍光灯?!

 Shouたちの学年を受け持つ各教科の先生に、IECから新しい生徒が入るという連絡がいっていなかったようだ。
IECとHigh Schoolとの連結がうまくいっていなかったのだろう。
 9Gクラスに新しく入ったShouとDavid、そして他の学校から来た女の子は、クラスの今日の授業をほとんど受けることができず、授業時間は、各先生のサインをもらって回らなくてはならなかった。
幸い、気の毒に思ってくれた先生が、それぞれの先生を捜す手伝いをするサポーターの生徒をつけてくれたので、彼の助けで、なんとかサインを集めることができたようだ。
新しく入る生徒が多いので、混乱していた、という先生の話のようだが・・。
一時限目の体育だけはやらせてもらえたようで、クリケットを習ったと言っていた。

 たまに(そうでないことも多い。念のため。)、ここでは物事があまり早く進まない、と感じることがある。
大学の研究室の蛍光灯(ちょうどHaruの机の上の明かり)が切れているのに、担当部署に連絡してから一週間以上たっているのに、誰も修理に来ない。
 同室の中国人のZhangには、あまり影響はないのだが、いくら連絡をしても埒があかないのを見かねて、
「一人より二人で苦情を言った方がいいだろう!」
と、一緒に掛け合いに行ってくれたりした。
 学科の事務の方は、
「とりあえずこれを使ってくださいね。」
と、卓上ランプを貸してくれ、彼女も、かけあってくれているのだが、
「どうも、そういう設備の担当者がクビになって、最近新人に変わったばかりらしいのよ・・。」
という理由になるような、ならないような話でそのままになってしまっている・・。
これは先々週の金曜からの話。
 何となく、物事がサッサと進まなくて当たり前、という暮らしに慣れて、
「一体、いつになったら明かりがつくのかな。ま、もう少し待っていよう。」
と、Haruがゆっくり構えていたら、最近は、Zhangの方がいきり立ってきていた。
 今日学校に行くと、
「やっと担当者をつかまえて、話をしたよ。明日の朝、修理をする約束だから!」
と、朝、約束をとりつけてくれていたようと言ってくれた。

 明日は、明かりがつくのだろうか?
いずれにせよ、この騒ぎでは、Zhangの優しさが、間違いなく私達の心のあかりを、明るく暖かく灯してくれた。ckirakira