Bush Fire..

 NSWのブルーマウンテンでは、現在40以上ものブッシュファイアーが燃えており、10日以上も燃え続けている所もある。
2000人もの消防士がNSWで消火作業にあたっている。
が、来週も相変わらず晴天が続くと予想されていて、周辺の町に住む人たちは、住居に燃え移る恐れがあるので、とても不安なようだ。
 どうか、少しずつ水不足が解消され、消火作業が捗りますように・・。

曖昧さに満ちた日々・・

 「今度、遠足が2種類あってね、どっちか選ぶみたい。
植物園と、映画を作ったりするのがあるけど、ボクは映画の方がいいや。」
彼がそう言うので、植物園行きのプリントが来たが、申し込まないでいた。

 が、昨日学校から電話があって、
「明日、遠足があるので、サインと、21ドルが必要です。」
ということだったので、慌てて学校に走った。確認するべきだった・・。pen0_19
「I'm sorry.」
「Oh, that's ok. No worries.」 
 事務の方は、日時、持ってくる物、の項目に黄色のマーカーをつけ、丁寧に教えてくださった。
「集合時間は8時15分だから、間違いの無いように!」
と、念を押された。
持って行くものの中のClipboardというのが、わからないと言うと、事務室にいた人たちが3人がかりで説明してくれた。
が、帰ってTaikiに言うと、
「作り方知っとうよ。」
と厚紙を貼り合わせ、上にクリップを2つくっつけて、即座に作りあげた。
なるほど、彼には、はっきり、わかっていることもある・・。と再確認。

 どこからどこまでわかっていて、どこがわかっていないのか、それが問題なのだが、そこらへんが何とも曖昧。
(その曖昧さは、どちらかというと、私たち家族みんな抱えていて、それでも何とか生きているわけなのだが・・。)

 結局、どちらの遠足にも、クラスみんなで行くらしい。
とにかく、間にあってよかった。という事で・・。

 今日は遠足。
目的はシドニーの重要な建築物について学ぶ事。
バスに乗ってシティーへ行き、そこからフェリーに乗る。
そこからハーバーブリッジやオペラハウスを見たり、その後は、植物園を歩いたり、という、なんとも楽しそうな遠足!

 最近、クラスでは、Chicken Pox(水疱瘡のようだ)が流行っているようで、仲良しのアンドリューも、一週間近くお休み。
でも、クラスの仲がよいので、みんなと一緒に楽しく過ごしたようだった。

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Be Careful!

 メルボルン総領事館からのニュースレターをメール配信してもらっているが、次のようなお知らせがきた。
私たちは、少し土地に馴染んできて、気がゆるんできているが、やはり注意は必要なようだ。

 ☆   ☆   ☆    ☆   ☆   ☆    ☆   ☆   ☆   

総領事館からのお知らせ(12月号)

1. 盗難被害に注意  最近、当館に盗難被害、特に空き巣や置き引きの被害の届出が多く寄せられています。
  被害の例として
 ・ 何人かでシェアしている一軒家で、留守中、部屋に置いてあったノート型パソコン、カメラ、現金などが盗難にあった。(空き巣)
 ・ 日本から友達が遊びに来て空港まで迎えに行き、一旦、自宅に戻り友人のスーツケースを置き外出して帰ってみると、玄関ドアが開いており室内を調べたところ、風呂場の小窓から何者かが侵入して友人のスーツケースを開けようとした形跡があった。(空き巣)
 ・ 商用で日本から来た海外出張経験豊富なビジネスマンが、メルボルン空港のコーヒーショップで休憩中に、背後から通りすがりの男に時間を聞かれ、振り向いて応対している隙に、椅子の横に置いてあった鞄を盗まれた。(置き引き)
 ・ 国内線の飛行機で、座席の下に置いてあった鞄を置き引きされた。(置き引き)
 ・ 外から見渡すことのできる会社の事務所で、数分の間外出して戻ったら、机の上に置いてあった財布が盗まれていた。(事務所荒し)
などのケースが報告されています。
 住宅の空き巣被害の報告をみると
   ・ 防犯設備が整っていない家屋
   ・ 施錠設備がしっかりしていない箇所
   ・ シェアしている住宅
などが狙われています。
 住宅を選ぶ際は、住宅の外壁、門、施錠設備、アラームなどの防犯設備がしっかりしていることや周囲の環境なども重要な要素です。防犯設備に不安がある場合は、入居前にしっかりと不動産業者に改善を要求したうえで契約をするなどして下さい。住居防犯のポイントは、住居選びにあると言ってもよいでしょう。
 また、家の周りに見慣れない車が駐車していないか、不審な人物がうろついていないかなどのチェックも大切です。不審な駐車車両は、ナンバーを控えておくことも防犯対策のひとつです。

2.日本人女性を目当てとした語学交流(ランゲージ・エクスチェンジ)に注意
  エクスチェンジに関しては、これまでに当館から度々注意を呼びかけていますが、依然として同一人物と思われるオーストラリア人男性が、エクスチェンジを装い日本人女性を誘い出す行為を行っているとの情報が寄せられています。
    手口としては、
      自分は、ミュージシャンだ。
      日本語や日本文化に興味がある。
   などと言い、やさしい態度と言葉で自宅に誘い込み、お酒を飲ませて深い関係に入ろうとするものです。この者の特性は、異常なほど日本人女性を対象としているところにあります。
   エクスチェンジは、語学を向上させる手段としては効果的なものですが、中にはわいせつな行為を目的とした悪質な者もいます。「エクスチェンジ・パートナー募集」の広告に応募する際には、内容を慎重に吟味すると共に、面接する際には男性の友人に同席してもらうなど強い警戒心を持って臨んで下さい。特に女性が男性をエクスチェンジの相手とする場合は、細心の注意を払って下さい。
   また、周囲の人で、この人物と思われる者とエクスチェンジをしようとしている人がいたら、すぐに教えてあげて下さい。

3.日本人女性を目当てとしたシェアに注意
  エクスチェンジと同様に当館から度々注意を呼びかけていますが、若い日本人女性を目当てにシェアメイトの募集広告を出す中年のオーストラリア人男性の情報が寄せられています。この男性は、シャワールームを覗くなどのセクハラ行為を度々繰り返している人物です。
  募集手口としては、
     ・    地元の新聞に偽名で広告を載せる
     ・    オーストラリア人女性の名前を借りて募集広告を出す
などです。
 シェアを契約する際、
     ・    広告が女性名であったのに、実際には男性とシェアすることが分かった場合
     ・    シェアする相手側の行動、言動に少しでも不審点が感じられる場合
などはシェアを止めて下さい。
  また、この男性は、街中で日本人女性が多く立ち寄る場所に出向き、「自分の家で、パソコンをタイピングするアルバイトをしないか。」などと言い寄っていたとの情報も寄せられています。
 ☆   ☆   ☆    ☆   ☆   ☆    ☆   ☆   ☆   

クラス体験

 Shouのクラス体験1日目。
IECで同じクラスのデビッドと一緒のクラスだったし、バディーのジョンがいるしで、特に緊張もせずに入って行けたようだ。
授業に参加、というのではなく見学だったようで、座り続けてたので退屈だったようではある。

 授業内容は、数学は中一でやったところだったので、わかったが、理科は、全く何をやっているのかわからなかったと話していた。pen0_19
 ジョンは、数学が得意らしく、数学のテストで、
「ボクは、このテストで95点以上とるから、そうしたら**をくれよな。」
と、友達と賭をしていたらしい。残念ながら93点だったようだ。残念!
 音楽の授業では、『007』のテーマミュージックをキーボードで弾きましょう、というテストだったらしく、みんな苦戦していたようだと話していた。
それにしても『007』とは・・。icon_eek

 とにかく先生のしゃべるスピードが速いこと、それにも増して、クラスメイト(特にネイティブのオーストラリア人)の話す言葉は、とても聞き取り難くて、びっくりした、と言っていた。
 だが、そういう時も、ジョンが、ゆっくりした英語に言い直して『通訳』をしてくれたので助かったようだ。

  クラスに日本語を少し話せる子がいて、
「こんにちは。」
「あなたは、どこに住んでいますか?」
「あなたは、なんという名前ですか?」
「あけまして、おめでとうございます。」pen0_13
など、話しかけてくれたらしい。

ctv夜、テレビを見ていると、イアン・ソープ選手の引退宣言が放映されていた。
 現在24歳。オリンピックで5個の金メダルを獲得し、200、400メートル自由形は現在も世界記録を持つ。
 あまりにも若い引退に、惜しむ声も多いが、これから、水泳だけでなく、他の事にも、チャレンジしていくのだろう。

Buddy☆

 IECのクラス3の生徒は、今学期でIECを卒業する。
来学期からは、普通のHigh Schoolの生徒となるのだ。
 そこで、先生方は、この最終学期、かなり厳しく授業を進めていらっしゃる。
「そんな事では、High Schoolに行ったら、授業についていけませんよ。」
しばしば、こんなことをおっしゃって、ハッパをかけてくれる。 
 が、どんなに頑張っても、このくらいの短期間の英語の勉強で、こちらで生まれ育った人達の中に入って、中学生の授業を受けるのは、勿論、相当無理がある。
かなりシビアな状況になるだろうが、まあ、何とかやっていくだろう。
(自分がそんな状況におかれたら、毎日おなかが痛くなるのでは・・?と正直思うが・・。pen0_19) 

 この学校を選んだのは、IECがあったから。
(日本語を話せる先生も・・というホームページの記載は正しくはなかったが、かえって、日本語を話せる人が学校にいなくて、勉強になったのだと思う。)
 ここを選んで良かったのは、何よりも、IECのトップの先生が、とても真面目で熱心な方だった事、厳しい中にも優しい先生がいらっしゃったこと。
「これ、日本の事が書かれた本よ。読んでみなさい。」
と、ご自分の本を貸してくれる先生。
ファッションショーに向けて、
「知り合いが和服を持っているから、貸してあげるから、出てみなさいよ。」
と、何もかも準備してくださる先生。
少数民族の、力ない子どもたちに、なんと親切にしてくださったことか・・。

 そして、今日は、もう1つのありがたい配慮がなされた。
なんと、来学期から、High Schoolに入るので、その気持ちの準備をさせようというのだろう、事前にbuddy(バディー)との面会をさせてくれたのだ。
バディーというのは、英語がネイティブでない子たちがクラスに入る時、色々助けてくれるお世話係のようなもの。
先生に任命されて、すでに、決まっているらしい。

「どんな子だった?」
「韓国人のジョンっていう人で、クラスまで連れていって、他の友達にも紹介してくれたよ。」
という事だった。
明日から3日間、そのクラスに入って体験してみるらしい。
初めてのクラス体験だが、ジョンと話し合って、待ち合わせ場所をすでに決めたようだ。
ずいぶん心強いことだ。

日本人美容師さん

 ここへ来て、日本語のできる方のいる美容室を探してみたら、結構あることに驚いた。
その中のひとつ、日本人の経営する美容室で、カットの上手なYさんにいつもお願いしていたのだが、お店が移転してしまった。

 Yさんは、他の店で就職先を探していたが、なかなか見つからなかった。
美容師さんというのは、仕事がありそうだが、競争が激しい世界で、望ましい仕事場は意外にないもののようだ。
 結局、中国人の経営する店で、今、働いているとの連絡を受けて、今日、行ってみた。
そしてびっくり。・・設備、やり方、環境、色々な面で、以前のお店とは、驚くほどの違いがあった。
「前からのお客さん、前の店とあんまり違うので、びっくりされるんですよ・・。」
と彼女。
 労働条件も、かなり厳しそうだ。これは、タフでないとやっていけないだろう・・。
ついつい、
「がんばってね!」
と、応援せずにはいられなかった。 

 先日Haruは別の店にカットに行ったが、担当してくださったのは、そこを経営している方で、47歳、妻子(子ども4人)を連れて、全く英語ができない状態で日本から移住して来られたという事だった。
勿論、とてもたくましい方なのだろうとは思うが、さぞかし、ご苦労があったに違いない・・。

  色々な人生があるものだと思う・・。

Bondi Beach☆

 今日は上の二人の遠足。
 行き先はBondi Beach。有名なビーチのようだが、まだ行ったことはない。
泳ぐのかと思いきや、アートを見に行くのだという。
 お弁当は、Shouの友達からの『卵焼き』と『タコ焼き』の要望があったので、ついでに『かしわ飯』まで加えて、大サービス。
(『タコ焼き』は冷凍食品) 
 Taikiも、以前ランチの時間、友達に、
「そんなにライスが好きなの?」
と聞かれてから、みんなとなるべく同じように、パンにしたい・・と言っていたのだが、今日は、友達に『かしわ飯』を分けてあげると、気に入ってくれたようで、喜んでいた。
たまには、いいかな。

 遠足の印象はというと、
「海がきれいやったー!」
ということだった。

 携帯のカメラでShouが撮影してきた画像を見ると、確かに面白いモニュメントがたくさんある。
umirirukar

  

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My country, Your country, and Our world♪

 「学校で、各国の抱えている問題についての勉強をしたよ。」
とShou。
それぞれ生徒は自分の国の事について発表する、ということをしたようだ。
 彼はニートやいじめについて話をしたようだ。

  •  韓国の生徒は、エデュケーションレベルが高すぎて、塾に行かないと学校の授業についていけない、いじめが増えている、それで自殺者も増えている、という話。
     
  •  イランの生徒は兵役があることについて、そして国のために命を捧げるのは素晴らしいことだという教育がされている、という事について。 
  •  アフガンの生徒は、結婚について。結婚の相手は両親が決める、女性は体や髪の毛を布で覆い隠さなければならないという事について。
  •  台湾の生徒は、自分の国は、中華人民共和国から完全に離れることができない(米国にコントロールされる可能性が高いので)。
    だが、自分たちは、あくまでも『タイワニーズ』で、チャイニーズではないと言う人が50%いる。などと話をしていたらしい。

     (その発表の後で、中華人民共和国の生徒と、少し口論があったようだ。)

  •  中華人民共和国の生徒は、自分の国では物を人に貸すと、まず戻ってこないことを覚悟しなければならない、とか、価値観がお金に比重がおかれすぎていることとか、外国でのマナーの悪さ(大声で遠慮無く自国語で話をする、など)を自分たちの世代からは変えなければならない、などと言っていたらしい。 
  •  フランスの生徒は、今、働かない大人が増えている、それから飼い犬を捨ててしまう人が多く、野犬が増えているという事を話していた。

 色々な国から来ている子どもたちの、一部の意見ではあるにしても、実際の意見が聞けてとても興味深かったようだ。
同世代の仲間から、話を聞くことで、様々な国の事が、身近なものとして感じられるという事は、とても貴重な経験だ。

Drought(干ばつ)!

 明日は、IECの遠足の予定だったのだが、雨の予報で、一日延期になった。
ダムの水量が足りない今、雨は本当にありがたい。

『オーストラリア政府の当局者は7日、最近の干ばつが過去1000年で最悪の規模になる可能性があると指摘した。
豪政府は、長期的な水資源の確保について非常時の計画を練り始めた。 
干ばつは既に5年以上続いており、オーストラリアの農地の半分以上に被害が出ている。
これまでは過去100年で最悪の干ばつと見なされてきた。
 だが、主要河川のマレー川・ダーリング川流域の担当委員会の当局者らは7日、州や連邦の当局者を集めて開かれた水資源に関するサミットで、現在の干ばつを分析した結果、過去1000年で最悪になる可能性があると語った。』
(ロイター 11月7日 より)

 干ばつの影響で、食品などのさらなる物価の値上がりも予想されているようだ。 
 メルボルンでは25箇所の噴水の水が止まり、第2基準節水制度が施行され始めた。
水ホースを使用しての洗車、私用及び公用の芝生地、また運動場への水撒き等が禁止ということだ。 

 シドニーでは、まだ第3基準節水制度の施行(花の水やりの時間が限定されていたり、車の洗車にも条件がついたり)にとどまっているが・・。 curu

Australian Idol 2006

 何週間にも渡って、テレビで放映されている『Australian Idol』。(8月頃からやっているような・・?)
審査員3名、そして視聴者の投票によって行われるアイドルのオーディションで、最後選考はオペラハウスで行われるらしい。
 オーストラリア中から集まってきたアイドル志願の人達が、テレビの中で歌い、それを審査員が批評する。視聴者は電話投票で参加できる。(ダンスのコンペティション番組など、こういう視聴者参加型の番組はとても多い)

 以前『Big Brothers』という、やはり、視聴者参加の番組があって、若者に人気だったようだが、一人、又一人と落選する様子を見る、この設定、あまり見る気がしなかった。

  だが『Australian Idol』は、実力勝負の部分も大きく(審査員の個人的な好みも、かなりあるようだが)、出場者は次々と行われるオーディションのために何曲もの歌をパフォーマンスするために、本当にがんばっているようだ。
 いよいよ最終戦に近づいて、かなり盛り上がっているようなので、昨日、久しぶりに見てみた。
これまでに残った3人から、1人が落選する、というものだった。
 
  アイドルといっても、日本と感覚が違うのは、かなり年齢の幅があること。たとえ子どもがいても問題ない。それから、評価基準は、ただ可愛い、とか、カッコイイ、とか、それだけではなく歌唱力など、かなり必要なようだ。
 モデルで充分通用する美形の21歳の青年Dean、女の子たちの熱狂ぶりからも、この子が『アイドル』という言葉にあてはまるのでは・・と思って見ていたら、なんと、落選。
 残った2人は、10代のJessica Mauboyという女の子と、30歳のDamien Leithという男性。
Damienは、Pop でもRockでもなく、イタリア語の歌曲なども歌っていたが、誠心誠意というところに好感がもたれるのか、その時も、とても評価されていた。
 
  落選したDeanに関しても、すでにレコード会社との契約の可能性が多分にあるようだ。
それでなくても、これだけテレビで放送されていたら、すでにファンがたくさんいるし、俳優などの分野での活動も期待されているのではないかと思われる。