学年末の成績表

   TaikiたちのPublic Schoolは、明後日が学年末の終業式。yearreportr
なんとその日は、
「みんなでプールに行きましょう!」
という事で、子どもたちは、プールで、今年度最後の学校生活を、思い切り楽しむらしい。
勿論、おやつ持参。日本の終業式のイメージとは、ずいぶん違う。

 それはさておき、今日は、成績表を持って帰ってきた。

 表紙をめくってみると、3枚にわたって、丁寧に、学業の評価が書いてある。
科目は、
English / Mathmatics / Science and Technology /
Human Society and its Environment /
Personal Development, Health and Physical Education /
Creative Art / Social Skills
そして最後に
General Comments(総評)。 

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一夜の華・・

 家の前に植えてあったサボテン(高さ2mくらい)に、花芽がついていたので、いつ咲くのかと、楽しみにしていた。saboten4r
 ・・が、一向に咲かない。
 そのうち、いくつかの花が、もう枯れていることに気づいた。 

  「水不足、と言っても、最近たまに雨が降るし、サボテンには充分だよね。」
と話していたが、明らかに、花を見る前に枯れてしまう花芽の多いこと・・。

 数日前、Haruが、夜、外に出て、何だかめずらしく慌てている。
「花が咲いとう!!」
行って見てびっくり、サボテンが、月の光の中で、幻想的な花を咲かせているではないか・・。

saboten5r   何年も前に、実家で『月下美人』が咲くところを、見せてもらった事がある。
あれほど豪華な花ではないが、少し似ている感じもする。

 ゴツゴツしたサボテンの固い表面からは、予想もつかないような、美しい白い花。

 太陽のまぶしい光の中で見る無骨な姿と、澄み切った静かな月の光の中で見せてくれる美しい姿と、あまりの違いに、息をのむ。

 この花、枯れるのも早くて、蕾ができてから、ほんの数日で、次々と枯れていってしまった。下手すると、開花を見ることがなかったかもしれない。

 月下美人と同じで、一夜限りの開花なのかも・・。

その、つかの間の、はかない生命の宴を見せてくれて、ありがとう。csaboten

クリスマスツリーのお散歩♪

tree2r_02 クリスマスに向けて、賑やかな街。

 繁華街を歩いていると、手作りっぽいツリーがある。
・・と思ったら、なんと、ツリーが、歩いている!

 人々の歩くメイン通りを、ひょこひょこと歩くツリー。
あまりにfancyなイメージの具現化に、しばし、見とれてしまった。

 道の脇にいくつか置いてある(こちらは歩かない)オーストラリアの植物が描いてある、赤いツリーも、とてもキュート。tree3r_03

 今日も、この国の人のおおらかさ(おおまかさ?)にびっくりした。

 Haruが、駐車場のエレベーターに乗ろうとすると、中の明かりがつかないことに気づいた。
そのエレベーターから出てきた人は、
「Good luck!」
と、彼に笑顔で一声かけて、何事もなかったかのように去っていったらしい。 
 真っ暗なエレベーターが、途中で止ってしまったら、一体どうするんだろう・・?
(うまく動くといいな。まあ、何か起こったら、その時はその時よ。)
・・みたいな? 
 驚いた事に、Haruも、
「だから乗る前に、外の明かりで、行き先のフロアのボタンを押さないといけなかったんだ。」
と、平気な顔で言うではないか。

 実は、大学のエレベーターも、壊れていることが何回もあって、そういう状況には慣れているそうなのだ。
そういう時には、一応学部の長から後でメールで連絡があったりもするようだが、それすらも、
「メンテナンスの人は修理した、と言っている。私はまだ試してないんだけど・・。」
(どうかな?ま、いいか・・。Good luck!)
・・そんな感じのようだ。

 エレベーターに乗るのに『運』が必要だなんて、知らなかった・・。pen0_07

音楽の贈り物♪

 今日は、『Crowsies Craft』(Crows Nestにあるセンターで、手芸や料理や英会話などの教室総称)の、学期末のクリスマス会のようなもので、ハープの演奏をした。
仕事ならばプロの方に頼むべきだが、知り合いもないし、ボランティアだしするので、Aiに、フルートとピアノの応援を頼んだ。
曲目は、

  • When You Wish Upon A Star (Harp)
  • The Rose (harp & Vocal)
  • Amazing Grace (Harp & Piano & Vocal)
  • Silent Night (Harp & Flute)
  • It Came Upon The Midnight Clear (Harp & Flute)
  • ゆりかごのうた (Harp & Vocal)
  • 涙そうそう (Harp & Piano & Vocal)
  • A Whole New World (Harp)

あとは、クリスマスソングを数曲、みんなで歌う(ピアノ伴奏)、といったところだ。

  オーストラリアの方たちも、めずらしい楽器なので、興味があるらしく、喜んでもらえたようだ。日本の曲にも、聞き入ってくださっていた。

 終わった後、何人もの人たちが声をかけに来てくださったが、ひとりの年配の白人の女性は、
「とてもよかったわ・・。」
と、涙を浮かべながら近づいていらっしゃった。
「ありがとうございます。どうか、せっかくなので、ハープを弾いてみてください。」
と、椅子に座っていただいた。
初めてハープにさわって、初めて弦をはじいて、
「How Lovely!」
・・満面の笑みを浮かべておっしゃる様子に、こちらまで幸せな気持ちになった。

 勿論、日本の方たちにも、さわっていただいたが、音楽を通して、たくさんのふれあいができて、本当に幸せだった。
「上手下手、ではなく、音楽を通して気持ちを伝えるって事が大切だから、今日は、夢とか、楽しい気持ちとかを伝えようね。」
と話していたが、気持ちが伝わり、又、そこから夢やコミュニケーションが広がっていく・・そんな体験ができて、Aiにとっても良い体験だったと思う。

 機会を与えてくださった方々に感謝・・である。
大きな楽器は、運ぶのがとにかく大変なのだが、快く、てきぱきと運んでくださったジョンさんにも感謝。
(オーストラリア人の体格の良いジョンさんは、重くてかさばるハープを運ぶのも、
「It's easy to carry.」
と、なんでもなさそうにひょいひょい抱えて運んでしまう。
(あまりにラフなので、ちょっと心配ではあったが、力強さに感動・・。)

 もうひとつ言うと、実は、ハープを前日運ぶので取りに来るはずのジョンさん。
いつまでたっても来ないので電話すると、受付の人が、
「あら、バスに乗ってどっか行っちゃったわ。Oh, Naughty boy!」
・・。
 というわけで今日の朝の搬入になったのだが、朝一番に、
「My apologies for yesterday.」

「とっても穏やかで優しい笑顔で、そう言われたら、
『No problem! It's ok.』と言うしかないよね。」
・・とHaru。

 細かいこと気にしない・・それがOZ流。
何よりも、この上なく幸せな体験をさせてもらえて、ありがたいばかりである。

NSW州に日本人は・・?

 「在シドニー日本国総領事館ニュースレターVol.34 10/12/2006」から(以下抜粋)

(4)在留邦人数
  毎年10月1日現在で実施している在シドニー総領事館管轄地域の在留邦人数(暫定数)の集計が終わりました(全世界の在留邦人数など正式な数字の発表は明年3月を予定しています)。
調査ではニュー・サウス・ウェールズ州に在留する邦人は昨年の同時期に比べて3,169人増え(対前年比13.5%増)、26,608人となりました。
総数の性別による内訳は男性が9,788人、女性が16,820人となっています。
また、当館が管轄しているノーザン・テリトリー(北部準州)の在留邦人は236人(男性77人、女性159人)で昨年に比べ38人(対前年比19.1%増)増えています。
 フランス領のニュー・カレドニア島に在留する邦人については、計179人(男性67人、女性112人)で、昨年に比べ9人(対前年比5.3%増)増加しています。

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ウルトラスーパースペシャルなマンゴー♪

mangor_01  通りがかりの家に、マンゴーの木。
そういえば、最近、店にマンゴーがたくさん置いてある。

 一個いくら、というよりも、箱売りをしているので驚いてしまう。

 日曜日のマーケットで野菜類や果物を買うと、すぐに傷むのも確かだが、とにかく安上がりなので助かっている。

 たくさんの店があるので、何を買うにしろ、しばらくあれこれ見て回るのだが、結構店によって品質、価格が違っていることもある。

 ある時期、マーケットに行くと、ある店のマンゴーが、一個いくらでなく箱売りになって、とても安くなっていたので喜んでいた。

 数週間して行ってみると、
スーパーマンゴー
という札があって、
「これは、とっても甘いよ!」
と、店の人が言っていた。
ただものではないマンゴーのようだ。

 そして、その翌週行ってみると、今度はウルトラスーパーマンゴーという札があり、
「特別に甘くて、美味しいよ!!」
と、店の人がお客さんに呼びかけていた。

 そんなに美味しいんだ・・と思いつつ、他の店に行くと、これまた大きな文字で書かれた札。
そこには、EXマンゴーと書いてある。そして、
「これはスペシャル!信じられない甘さだよ!」
という店の人の叫び声。

 もう、何がなんだかわからない感じである。
とにかく何が何でも売ってしまおう・・というところだろうか・・。

 ただ、名称は何であれ、確かに色といい、熟れ具合といい、立派な安いマンゴーが増えているので嬉しい。

  売り手のたくましさには、惚れ惚れするしかないが、買い手も負けていない。

 ある時、野菜を買おうと、店先で見ていたら、横にご夫婦らしき人たちがいて、ブロッコリーを手にとって何やら悪戦苦闘している。
 何て熱心に新鮮さを確かめているのだろうと思い、男性の手元を見てびっくり。
なんと、親指の爪で、一生懸命にブロッコリーの茎を切り取っているではないか!!pen0_13
 野菜は量り売り、すなわち、重さで値段が変わるので、食べもしないブロッコリーの茎など、切ってしまって、少しでも軽く、安くあげようというのだろう。

 生き抜くという事は、かくもすさまじいものなのか・・。pen0_07  

水泳の授業

han2r  最近見かける花。サーモンピンクの色と、丸っこい花びらの形がとてもかわいらしい。

 さて、昨日からIECではスイミングが始まった。
学校にプールはないので、午後からバスに乗って屋外プールまで行き、2時間くらいそこでスイミングの授業がある。
まず、1日目はグループ分け。
泳げる、少し泳げる、泳げない、の3グループに分けられた。
子どもたちが驚いていたのは、なんと、プールのある学校にいた生徒の少ないこと。
「ほとんどの国は、学校に、プールがないっちゃないと?」
と言っていた。
プールなど、入ったこともない子どももいる。
(大体、国によっては、宗教の関係で、女性は足、そして髪の毛を全て覆う衣類を身につけているので、女性の足を見たことのない生徒もいて、この国に来て、初めてそれを見て、感動していた生徒もいたらしい。
きっと、一緒にプールに入るなど、考えたこともないことだったろう・・。)

 ところで、昨日は30℃近く、今日は17℃。プールに入るといっても、日によって、ずいぶん気温が違うので、よほど、気をひきしめていないと、間違いなく風邪をひきそうだ。
学期の最後の2週間、気温が低くても、毎日泳ぐらしいし、しかも、入る前のシャワーも、準備運動もないという。 
「もしも水着を忘れたら、とてつもなく格好の悪い、古い水着を貸してあげるので、それを着なければいけませんよ。」
と先生に念を押されているそうだ。一体、どんな水着だろうか・・?
ちなみに水着は、特に指定もなく、みんなが着ているのも、日本の感覚で、ごく一般的なものだったらしい。
若干一名、ウェットスーツを着た男子がいたようだが・・。

巨大なクリスマスツリー★

  クリスマスツリーもいろいろあるが・・。

 QVBに入ってびっくり、ゆったりとした空間があるはずの大きな吹き抜けに、ようやくおさまる程の巨大なツリーの一部分が・・。
(カメラには、おさまりきれなかった!)
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  2階、3階と上がって行ってみると、ようやく、天井に届きそうなところに、てっぺんの星があった。
 このツリーには、1,700もの枝があり、40,000個のライトと、15,000個のスワロフスキークリスタルのオーナメント、8,000個の飾り玉、1,700もの枝、400のリボンなどで飾られているそうだ。
 ここまで、4台のセミトレーラーで運び込み、何台ものリフトを使って設置された。
 30人の飾り付け師、8人の組み立て整備師、9人のセキュリティーガード等々が作業して組み立てたということで、本当に大変な人手と手間がかかっているようだった。

 なんともスケールの大きなツリーである。 

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サンタさんの椅子♪

ier 庭の木に、クリスマスの飾り付けをしてある家。
一足早いクリスマスパーティーをしたのだろうか。
素朴なツリーは、通る人の目を楽しませてくれている。

 町は『クリスマスセール』真っ盛り。半額セール、特別セール、宣伝も一段と派手だ。
この時期、どこでも店は大にぎわいのようだ。

 トイザらスがあったので入ってみると、レゴなど日本で見たことのあるようなオモチャもたくさんあるが、人形たちが、とても大人っぽかったり、派手だったり、かなり違うところもある。
 やはりスターウォーズは人気のようで、色々な種類のオモチャが置いてある。
 日本ではウサギのミニチュアの人形の家などのおもちゃが人気だったが、こちらでは、それは売っていなかった。かわりに犬の人形などはあるが、それよりも、とても馬の人形が多いのに驚く。
 リアルな馬、虹色の馬、ユニコーン、ペガサス、大きさも色も様々である。
 そしてなんと、ペガサスのためのお城まであるのだ!
「あのペガサス、買ってあげようか?」
しばし立ちすくんだ挙げ句、娘に言うと、即座にいらないとの答え。そして、見かねたように、
「おかあさん、買ったら?」
「うーん、あなたが3才くらいだったら、絶対、あなたのために買ってあげて、私が楽しんだよね・・。」
・・二人とも、ものすごく納得しながら、その場を立ち去った。

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007 カジノ ロワイヤル★

 今日は、Shouたちは課外授業で、Macquarie University に出かけた。
そこで、図書館の利用の仕方を学ぶ、という名目だったのだが、よくよく話を聞くと、どうも、クラスの思い出づくりだったようだ。

 バスに乗って、まず、マッコーリーセンター(ショッピングセンター)の中の映画館に行き、なんと最新版の『007』を見た。
それも、今日午前10時封切り、その最新版の映画である。(何とも、うらやましい話である・・。)
それから大学の学食で昼食。
 お弁当のない子は、そこで買って食べてもよいという事で、勿論スナック、コーラ等、OK。
そして、最後に図書館に行って、軽く説明を受けて、大学で解散。

 「私はバスに乗って戻るから、同じ方向の人は一緒に行きましょうか。」
一応、先生は帰りも希望者は引率(?)してくれたようだ。carpink
このクラスは年齢14歳から22歳という幅だし、ある程度英語は勉強してきたので、それで大丈夫なのだろう。

 その学期に卒業するクラスでは、勿論ネイティブのクラスに入るにあたって、かなり先生の指導も厳しくなるが、一方、今までここで一緒に勉強してきた仲間たちと、卒業式に向けて歌の練習をしたり、今日のように思い出つくりをしたり、IEC最後の時間を楽しく過ごしているようだ。

  気心もしれている仲間たちと、頼りになる先生と、一緒に行った映画館・・。
カジノでボンドがダイナミックに賭け事をするところ、スリルやアクションなどは充分に楽しめたようだ。
ユーモアのあるセリフに観客が笑っているところで、セリフの意味がわからず、IECの子たちは笑えなかった。
先生の表情を見て、おかしいところなんだな・・ということはわかった・・と言っていたが、そんなこんなも、きっと忘れられない思い出になることだろう。