さくらんぼの花

sakuranbo昔『わんぱく天使』(J.M.デ・ヴァスコンセロス著/角川文庫』)という本を読んだ。貧しい男の子が、1本のスイートオレンジの木を自分の木としてもらう。逆境の中で、感受性の強い彼は傷つく事も多いが、つらい時にはその木と話をし、厳しい現実に立ち向かっていって、なんとか乗り越えていく・・というような話で、とても感動した。

オレンジの木ではないが、その話が心のどこかに残っていて、以前庭に3本(子どもたちひとりに1本)のさくらんぼの木を植えた。

まだほんの小さな木だけど、これから一緒に成長していって、彼らが大人になった頃には、立派な樹木になっているかもしれない。

その中の一本の木に、今日、今年最初の花が咲いていた。

枯れたような木の枝から、可憐な花々が咲いている様子は、息をのむような美しさ。

『花は なぜうつくしいか

ひとすじの気持ちでさいているからだ』

大好きな詩人、八木重吉さんの「花」という詩です。

「さくらんぼの花」への4件のフィードバック

  1. 素敵な本ですね
    2児・犬2匹・インコ1羽で、みんな可愛い男の子5児の母です。
    ほろ苦い経験と成長が書かれた本なんですね。いつか読んでみたいと思いました。
    ところで、やっと勇気を振り絞り投稿しましたよ!なんだか学生時代の交換日記みたいで楽しいですね。初めてお目にかかる方、どうぞよろしくお願いします。(MARIさんの近所に住んでいます。)

  2. ありがとう!
    勇気を搾り出してくれてありがとう!!
    公に開くというのは、いろんなリスクもあるし、本当になかなか覚悟や勇気のいる事ですね・・。
    いつまで続くかわからないけど、みなさんとつながっていられるのと、記録になるのと、いい事もたくさんあるから、当分がんばってみますね。
    よろしくね

  3. こんばんは。今日で二月も終わりですね。
    そして、春。出会いと別れがありますが、心もウキウキ。
    暖かくなってきたので、冬眠から目覚めてそろそろ身体を動かそうかな・・・と思ってます。
    まずは、歩くことくらいから始めようかな(笑)

  4. ただ歩くというしあわせ
    長田弘さんの詩に『散歩』っていうのがあります。これからの季節、いのちが動き出すっていうか、いたるところに新しい発見があったりするから歩くのが楽しいよね。

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