第三章の始まり

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 手入れがよい庭に、花々が咲いている風景。春になって、こんな家をよく見かけるようになってきた。

 今日は朝からずっと20℃以下の気温。
数日前の、あの灼熱の日々は一体何だったのだろう・・?というくらいの寒さだ。
昨日は扇風機、今日は暖房・・みたいな、この、気温の変化の激しさ!
町中で見る、サンダルとブーツ、タンクトップ(もしくは上は何も着ない)とダウンの混在にも、あまり違和感を感じなくなってきた。
体感温度の違いもあるし(暑い国から来た人と、寒い国から来た人と)、一日のうちでの温度差も激しいし、正解なんて、どこにもない。

 シドニーへ来て、半年過ぎた。
今日から新学期が始まって、又、新たな船出だ!

 Taikiのクラスは『4L』だったのだが、今日から『4M』に変わるらしい。
彼が言うには、
「先生が、『学年、最後の学期だから、名前を変えてもいいわよ。多数決で決めましょう!』
って言って、子どもたちに、LとM、どっちがいいか、手を上げさせたっちゃん。
Mの人が多かったけん、これから4Mに変わるんだよ。」
という事だそうだ。icon_eek民主主義社会である・・。

 上の二人は、無事進級し、3Sと2Kにクラスが変わった。
気分一新、再スタートである。

 学校が休みの間もShouは、気の合う友達Don(タイから来た子)の家に遊びに行ったり、映画に行ったりしていた。
(電話で連絡をとって、お互いに、何とか英語でコミュニケーションしているから驚く)
ちょっとワルぶっていたが、
「お前、将来、何をしたいんだ?オレは、上の学校に行って、ゾウの事を勉強したい。」
と、はっきりと将来の事を考えていたり、自分の意見がはっきりしている、面白い子だった。
 残念な事に、彼は今学期から家の近くの学校に移ってしまった。
彼は、近くの学校には、英語が母国語でない子どものためのクラスがなかったので、わざわざ電車、バスの乗り継ぎで1時間ほどかけて通っていたようだ。
ある程度英語力がついたからだろうか、近くの学校の普通クラスに入れるように、否応もなく親が決めたらしい。
お互いに、離れるのが少し残念なようだが、仕方ない。

 とにかく、状況に『適応』していくしかない。
きっと、子どもたちにとって、この環境の変化(の連続)は、彼らを鍛える、よい経験になっていくだろう。

『最初の3ヶ月で何とか慣れて、6ヶ月目から、楽しめるようになるだろう。』
来る前には、全く根拠もなく、こんな想定をしていた。
???
 実際、確かに半年経った今、みんな精神的にずいぶんラクになった。
子どもたちも、それぞれの友達ができたことで、気持ちが安定している。
適応、と言っても、精神的な安定がないと、それは無理な話。
信じることのできる人間関係があることは、何より大きな安心感につながっている。

 「大きくなったら、又、来たいな・・!その時は、もっと、英語がしゃべれるようになっていたい・・。」
すでに、そんな夢も語っている。

 とりあえず、あと半年、健康で、笑顔で過ごせますように・・。

「第三章の始まり」への4件のフィードバック

  1. 暑くもなく寒くもなく こんな気候は楽しくなりますよね。 Shou君たちは人を見る目にしても世の中を見る目にしても視野が広がってたくましい大人になるでしょうね。うちの子供たちも将来1年間ぐらい海外留学したら良いのに“外国に行くと撃たれる!”と思い込んでるからど〜もねぇ・・・ それにしても、どうやったらこんなに綺麗にバラを咲かせる事が出来るんだろう?!いつも毛虫と病気にやられてハゲちょびんになるうちのバラたちは可愛そう・・・ちゃんと育てなきゃ!この写真、とっても良いずーっと眺めていたいくらいに 元気なポップちゃんもそちらの生活を満喫してるでしょうね。 では、また・・・

  2. おたふく風邪だった。だって、熱の後、左あごの下から首筋にかけて、すっごい痛かったし、気持ち腫れてた。今まで積み重ねてきた抗体がチャラになっとるので(骨髄君が新人だから)今ごろおたふく風邪にかかっちゃったよ。
    ホークスの斎藤がマウンドの上で号泣する姿に心が締め付けられて、今年のプロ野球は終わったわ・・・。大道も戦力外通告、私が大好きだった鳥越も引退・・・。明るい話題といえば、小久保が福岡に帰ってくる公算がでかい!て事かな。て、MARIさんには通じてる?福岡ソフトバンクホークスの事だよ。きっと帰ってきたら「え、この選手って誰?」てのがきっと一杯だよ。たかが一年、されど一年。激動の一年だよね。ああ、こんなところで、私は何を言ってるんだろう。
    とにかく後半年。帰ってくるのが寂しくなるくらい楽しい毎日をおくってね

  3. mizoguchiさんへ
    いつも楽しいコメントありがとう!とても元気づけられます。
    確かに日本に比べると外国は危ないけれど、オーストラリアで、銃で撃たれる確率は、非常に低いとお伝えください。
    河に入ってワニにかじられたり、ブッシュウォークして草地の奥で行き倒れになったり、海でサメに食べられちゃったり、無いとはいえないけど(脅してる?)、どれも無謀で激しいアクションを起こしての出来事で、普通の生活圏では、人間の命は結構、守られているものです。
    Popも元気でやっています。ケージに入るのは、トイレと寝るときだけ、という生活になって、嬉しそうです。
    「GOJIRAちゃんとGAMERAちゃんに、ヨロシクお伝えください!」
    と言ってます。

  4. わた母さんへ
    おたふく?!それは又大変!!
    大人になってからの、おたふく風邪は、とってもしんどいそうだから・・。負けないでね!
    『今まで積み重ねた抗体がチャラ』というのも・・非常にきびしいものが・・。
    だけど、きっと、今まで積み重ねた年齢も、チャラになって、若返ってるんじゃない?
    「なんか、野球見て、感動で熱くなれるっていいな・・」って、オバサン、思っちゃいましたよ。
    選手の名前、お察しの通り、今ですらわからない私ですが、確かに、総理からして変わってるし、帰ったら浦島MARIになって、そこら辺でウロウロさまよってるかも・・。そんでもって、わた母さんのとこ、危なげなヤツが通りがかったら、家までの道、どうか教えてやっておくんなまし・・。

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