謎のロボットが玄関に現れた。
手に持っているのは、ロボットが発明した、ミニロボット。
ミニロボットのハートの部分には、なぜかお花が微笑んでいる。
これは一体・・?
ある晴れた日のミステリー。
月: 2006年10月
携帯電話
日本語のメールのできる携帯電話はあるのだろうか?
何か緊急事態の時に、家族が連絡できる手段が必要だということで、こちらへ来てすぐに、携帯電話を探し回った。
日本語情報誌、Webサイト、色々探すと、何社かが、それを提供しているようだった。
?携帯電話本体が完全に日本語対応になっているもの
これを借りると操作メニューまで完全に日本語になっているし、日本語のメールが使える。但し、月額レンタル料金が割高である。
一説によると、これは違法改造(SIMロックを外している?)という話もあるようだ。真偽の程は判らない。
?携帯電話は英語しか入力&表示できないが、一種のWebメールみたいな使い方にして、日本語入力と画像としての日本語表示を可能にしたもの
日本語メールの読み書きが面倒くさい。しかし、月額料金が安い。
私達はある会社で、この?のタイプ(3というオーストラリアでよく使われている会社の機種)を3台レンタルすることにした。
親二人それぞれ一台と、子どもの分一台。LG製である。
使ってみると、電池の消耗がとても激しく、一週間経たずに充電が必要。
日本語メールをしようとしても、アクセスするのにえらく手間や時間がかかるし、日本語を入力するのにも複雑な操作をしなければならない。
結局、携帯電話としては、たまに使うが、日本語メールはほとんど使わないままだった。
ついでに言うと、借りた携帯電話には無料通話時間がかなりあるが、ショートメールは別料金として加算される。
そんなこんなで、「ま、いいか。」の携帯電話だった。
レンタルは6ヶ月契約だったので、そろそろあと半年の契約更新をしに行った。
その会社は取り扱い携帯電話の契約会社を3からVodafoneに変えるらしく、その手続きをいろいろ行わなければならなくなった。
手続きをして、一週間ほどして、変更になるので、もう一度交換に行かなければならないらしい。
ただ、その会社に行くと、日本語情報誌(『日豪プレス』、『ジェンダ』など)が手に入る。
これは、いくつかの日本食品の店などで手にはいるフリーの新聞でオーストラリアと日本の情報が載っているものだ。
勿論、今はウエブサイトで、情報の整理をしていらっしゃる方がいたりするので、日本語で色々な情報が得られるのだが、活字にしてある、手にとって読める印刷物というのは、パソコン上の文字と違ったありがたみがある。
せっかく英語にあふれた生活なのだから、それに慣れる努力をすべきではあるが、日本語の本を無性に目が欲しがることがある。
子どもたちさえ、日本語の本に飢えて、本棚にあった『いい言葉は、いい人生をつくる』(斉藤茂太著/成美文庫)という本を、いつの間にか続編まで読破していた。
きっと日本にいたら、目もくれなかっただろう・・。
でも、今、この状況の中で、物の考え方、という大切なものを頭に入れたことは、非常にためになったようだ。
人生、考え方次第、物の見方次第で物事はいくらでも変わってくる、という、ものすごく大切な事実を、今、彼らも肌で感じている。
日本語の本の話に戻ると、先日Sさんに教えてもらった古本屋に子どもたちと一緒にでかけたが、みんな目が爛々としていた。
(勿論まず気になっているアニメ探しから入るのは言うまでもないが・・)
シティーには大きな紀伊国屋があって、日本語の本も勿論あるが、高い。
「日本語だ!読めるじゃん!」なんて、すぐに手にとって気楽に買ってかえるようなものではない。ほとんど『高級品』感覚である。
なのに、その古本屋さんでは、文庫本一冊3ドルだったりするではないか。感動で思わず目がうるむ・・。
子どもからも、
「なんか、名作、読んでみようかな・・。」
そんな意外な言葉が出てきた。
帰りには、アニメや児童書や、いろいろ仕入れてみんなホクホク。
帰ってからも、むさぼるようにして本を読んでいる。
あと一週間すると、又、英語だらけの日々。
今この期間に日本の学校の勉強をすれば良いのはわかっているが、やっぱりもう少し先延ばし・・。
しばしの休憩を・・。
Gledswood牧場
冬から春にかけては、黄色やピンクの花が目についた。気温があがってきた最近、いろんな場所で、鮮やかな赤い花をつけたこの木をよく見かける。
今回のホリデーは、あまり遠出をせず過ごすことにしているが、車で1時間ほどのところに見学のできる牧場があるというので、出かけてみた。
・・Sesami Story・・
やっと見つけたゴマすり器!
ここで、どれだけあなたを探し回ったかしれない・・!
日本だと、どこにでもありそうな物だけど。
ゴマなんて、そう頻繁に食べるものではないのだが、以前、ゴマを見て嬉しくて買ったのだが、さて、いろんな店でゴマすり器を探しても無い。
無いとなると、何だか気になって、いつも頭のどこかでアンテナが張られていた。
(ゴマと聞くと、ハッ!と振り向く・・みたいな・・ちょっと大げさかな・・)
ゴマすり棒は、時々見掛けるし、ハーブなどをすりつぶす容器は、結構目にするのだが、底がツルツルなので、ゴマをするのには向かない。
日本の伝統的なゴマすり器があれば最高なのだが、ここではまだお目にかかったことがない。
何とかすりつぶそうと色々やってみたが、労力の割にはうまくいかない。
が、これがあれば、軽く、ゴマをすりつぶすことができる。
早速、夕食にゴマドレッシングを子どもたちと作る。
子どもたちも、あまりにも嬉しそうな私を見て、
「このゴマすり器、よく、できてるよね・・。」
「うん、すごい、簡単!」
と、共感を示してくれる。
サラダにかけたが、感動の味わいだった。
Floral Displays♪
先日ポールさんが教えてくれたところによると、チフリプラザに、日本語の本が置いてある図書館があるとのこと!
それは、是が非でも行かなければ!
という事でシティーに出かける。
オフィス街の中のチフリビル。
この中に、ジャパニーズライブラリーというのがあった。
身分証明書と、こちらの住所の確認ができるものがあれば、カードをつくってもらえるらしい。
金曜日にカードをつくります、との事だったので、今日はどんな本があるか、見て回った。
内容としては、日本語の勉強をする人のための本が圧倒的に多かった。
日本の新聞、雑誌がいくらか、日本に関する本、音楽CD(少し古いものが多い)、文学・・。
どちらかというと、子どもの本を探しに来たのだが、それはあまり揃ってはいない。
でも、絵本、名作集、折り紙や童謡の本、などはある程度、それからマンガも少し置いてあった。
中でもサザエさんは結構揃っている。
日本の文化を知るのには、確かによい本なのかもしれない。
さて、駐車場への帰り道。
あちこちに見える花壇の横に、何やら立て看板が。
芝刈り?草刈り・虎刈り?
冬にすっかり葉を落とした庭の樹(6月15日の写真)も、今は若々しい緑の葉をつけている。
バックヤードには、又、見たことのない花が咲いていた。
茂みの中にうつむいて花開いていた、手のひらよりも大きい純白の花。
草も元気よく伸びてきて、どんどん丈が伸びてきている。朝夕、いろんなところから電気音が聞こえていたが、やっと我が家も、念願のlawn mowerを入手することができた!