芝刈り？草刈り・虎刈り？

　冬にすっかり葉を落とした庭の樹（6月15日の写真）も、今は若々しい緑の葉をつけている。

　
　バックヤードには、又、見たことのない花が咲いていた。
茂みの中にうつむいて花開いていた、手のひらよりも大きい純白の花。

　草も元気よく伸びてきて、どんどん丈が伸びてきている。朝夕、いろんなところから電気音が聞こえていたが、やっと我が家も、念願のlawn mowerを入手することができた！

　Lawn Mowerといっても、一体、どこで、何を手に入れれば良いのか。
こちらに住んでいる日本の方たちに聞くと、結構業者に頼んでいらっしゃるようで、一回30ドル程度でお願いできるらしい。
機械のレンタル、という手もあるようだ。が、結構経費がかかる。
うちには労働力はあるし、とにかく何でも経験になるので、やっぱり自分たちで草刈り体験をすることにした。
機種はインターネットで、Haruが調べるが、種類が多すぎてよくわからない。

　Lawn Mowerといっても、正確には、芝刈りと草刈りに分けられるようだ。
芝刈り機には、いろんな種類がある。車のように乗って走り回ると草を刈ってくれるタイプ。（驚くほどスタイリッシュな ものもある）
芝刈り機レースなども、行われているらしい！
幅の広い手押し車のようなもので、刈った芝をそのままで吸い込んでいくタイプ。（後で芝を集める手間が要らない）
芝地のエッジ用の、サクッと 上から芝を切るタイプ。（広い場所だと、2種類使って刈る必要があるようだ）

　一方、草刈り機というのは、日本でも見かける、棒の先に円盤状の刃物が付いていてそれを回して草を刈り取るタイプが主流のようだ。
エンジンタイプは高価なので、私達が買ったのは、ごくシンプルな電気製の、刃物の代わりに2本のプラスティックのヒモが付いていて、高速回転しながら草をなぎ倒していくタイプ。呼び名もWhipper-Snipper。（whip（ムチ打つ）、snip（チョン切る）という言葉からきている）

　我が家の庭の芝はけっこう荒れているので、草刈り機のみで芝も草も刈ることにした。大家さんには多少の虎刈りは我慢してもらうことにしよう！

　色々見たところによると、一概にやはり日本製の物は高価だった。きっと定評があるのだろう。
　専門店には、Hondaの製品がサムライのポスターと共にずらりと並べられていたが、いかにも
『こいつは切れるぞ！』みたいな、何か別格と言った高級感が漂っていた。
　ごくごくポピュラーな、一般向けの大工用品などの店『Bunny's Warehouse』に行ってみたら、Ryobiというメーカー製のものが、これも高級品のような感じで置いてあった。こちらは
『信頼性の高さが売り』といったイメージを受けた。
　私達が買ったのは一番安物 GMC という会社の製品。
ありがたいことに、２年保証が付いている！
・・とはいえ、なぜか取り扱い説明書には、なんと「レシート入れ袋」が付いていた！！！
レシートを無くさないで方がいいかも・・という本音が見え隠れするようだが… 　
　今回は、しっかりと、レシートをそこに保管したのは言うまでもない。

　男３人で、交代しながらやった一回目の草刈りの感想は・・
「結構重い・・。一回に庭の１／４が限界やね。」　
次回は女性陣も加わることにしよう。　
　いつも、黙って町内の公園の草を刈ってくださる方々、ありがとうございます。