第一章の始まり

 長いニート生活も終わり、学校の生徒になるのが嬉しそうな子どもたち。彼らにとっては、新しい幕開けの日だ。

 みんな、一日が終わった感想は・・「大丈夫!」だそうだ。 

 High Schoolの方は、新入生3人、クラスは14人で、色々な国の人がいて、とてもにぎやかだったそうだ。音楽の授業では歌の歌詞の聴き取りがあったり、英語はやはりかなり難しいが、さすがに実践的な授業が多いようだ。
 何より嬉しいのは来週の木曜日に早速遠足(タロンガ動物園)だがあるらしい。 シドニー中心部のかなり大きい動物園で、たくさんの動物が見れるという話だが、まだ家族でも行ったことがない。動物園で実地の英語の勉強とは・・うらやましいようだ。

 Public Schoolに行ったTaikiは、最初は緊張していたのでどうかな・・と思っていたけど、学校が終わり迎えに行った時に最初に出た言葉が、「友達ができたよ!」だったので安心した。「休み時間にちょっとおどおどしてたら、ジョージって子が声をかけてくれて、遊びに入れてくれた。」ということだ。

 朝、Public Schoolについて行くと、事務の方が日本語がしゃべれるハーフの子がいるということで、その子をわざわざ呼んできてくれたのだが、まだ小さい子(2年生くらいかな)で、「何か日本語をしゃべりなさい」と急にいわれたのでお互いに困ってしまって「こんにちは!」を言い合っていた。 
 授業参観日でもあったので(いきなり・・)時間通り10時半からひとりで見に行ってみたが、誰も見に来てなくて驚いた。icon-aseだが、20分もするとぼちぼちお母さん達が見に来て、いきなり教室の中で大声で話したり、写真をとったりするので、それにも驚いた。 
 Taikiは、もらった綴り方のプリントを何が何だかわからずに持てあましていたが、先生が算数のプリントに変えてくれて、やっと勉強らしきものを始めた。
 そのうち、隣に座っていた世にも美しいお嬢さんのお母さんが現れて(先日迷っていた私達を事務室に連れていってくれた金髪の美女)私に声をかけてくれた。キャシーといって、あの時は売店の月一のボランティアに来ていたらしい。名前を聞かれて答えていると、反対側の隣に座っていた女の子が「エクスキューズミー!」と話しかけてきた。どうもMariというのがMarried(結婚した)に聞こえて、おかしかったらしい(さすが女の子)。ものおじせずに「この子は中国人なのよ。私のお母さんはレバノン人。お父さんはオーストラリア人。」などとどんどん話してくるので、それにも驚いた。 
 私は一時間ほどで学校から引き上げたが、その後、中休み、昼休み・・そしてTaikiはクラスに少し馴染めたようで、本当によかった。

 休み時間は、外で遊ぶきまりになっていて、帽子をかぶるのも規則らしい。日焼け止めまでは、まだいわれていないが・・。

 とりあえず初日が無事に終わって、ホッとした。

 

  

「第一章の始まり」への4件のフィードバック

  1. じゅんじゅんちゃんonpuせっかくあんなにがんばってきたんだから、時々弾いてね。
    好きな曲を好きなように弾くのも素敵だけれど、できれば先生を探して、是非習ってくださいね。いつか又会った時、何か聴かせてもらえるのを楽しみにしてますよ。お母さんたちによろしくね!

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