先日、子どもたちだけで『はじめてのおつかい』に、行ってもらった。
歩いて30分くらいの所に、ショッピングセンターがあって、そこに、子どもだけで行って買い物をしてくるというものだ。
たいしたことはないようだが、ただし、「オーストラリアドルで」そして「英語で」というところにハードルがある。
Shouは、友達との付き合いのなかで、一人で結構出かけているので、道もわかっているので大丈夫だろうということで、3人で行ってもらった。
色々な事件もあるので、くれぐれも注意するように言い含めてはいるが、3人で協力するいい機会でもある。
数日後、子どもたちは、
「みんなで映画に行ってくるよ。」
と言う。
今度は、乗ったことのない路線のバスに乗って行くので、少し心配だったが、ここでしかできない経験、ということで、必ずバスに乗ったら電話するという約束でOKした。
バスの路線や出発時間もインターネットで見つけられたようだ。
バスの乗り方は、まず、前のドアから入って、
「**までです。」
と、運転手さんに行き先を言って、支払いをする。
そして、降りるときは、駅の手前でベルを鳴らし、停まったら、真ん中のドアから降りる。
というものだ。
親切な運転手さんもいれば、ぶっきらぼうで機嫌の悪そうな人もいて、時々お客さんとのケンカなんかもしている。
どちらにあたるかは、運次第だ。
映画のチケットを買う、ポップコーンとコーラを買う、帰りのバスを見つけて乗る・・。
色々と、少し英語を話さなければならない場面もあるが、どうやら伝えられたようで、揃って無事に帰ってきた。
ポップコーンの大きなケースを抱えて。
「ミディアムサイズを2個買ったら、とてもじゃないけど、食べきれないサイズだったよ。」
映画は、今、盛んにテレビで宣伝をしている『HAPPY FEET』。ペンギンたちのお話だ。
「時々、周りの人たちがペンギンのセリフに笑うっちゃけど、何て言いようのかわからんっちゃんね・・。」
勿論、まだまだリスニングはそんなものだ。それでも楽しめたそうなのでよかった。
帰りのバスの中では、Taikiは眠りかけていたらしい。
子どもたちの、小さな冒険。