Beach Street♪

 今日の英会話のクラスは生徒が5人。
その中には、発音のとても上手な若い女性がいて、その受け答えに、いつもながらだが、惚れ惚れしてしまう・・。
後で、
「そんなに英語、流暢にしゃべれるのなら、もうIntermediate(中級)クラスでは物足りないのじゃない?
こちらでの生活にも、困ることはないんじゃない?」
と、ついつい声をかけてしまったが、驚くことに、
「まだまだです。自分の言いたい事が、なかなか言えなくて・・。」
ということだった。
 語学の壁というのは、何層にもなって存在しているようだ・・。

 今日のレッスンのテーマは『結婚』について。
子どもを持つのに、結婚は必要か?という話題で、必要だという意見と、不必要だという意見との議論がされていた。

 まず、カセットを聞くのだが、その会話のスピードの速いこと速いこと・・。
思わず、ため息!!
 しかも、そんなにHardなテーマだとは思ってもいないものだから、後で、テキストを読んでびっくりである。
・・再三思うが、実に現実的な教材だ!!
*テキストのタイトルは『Beech Street 2』(NSW Adult Migrant Engllish Service出版)。
 内容は、海岸通りを舞台にした、何組かの家族や友人の物語である。

 それから
『双方の論点、そして、それぞれの意見と、その理由を述べよ。』
という学習で、しばらく頭を抱えてしまった。

 オーストラリア人の先生は、ちょっと否定的に、この国の離婚率は、かなり高いのだとおっしゃっていた。

 毎回、休憩(Morning Tea)の時間があって、ホールでコーヒーや紅茶をいただく。
そこで、今日は、シドニーの精神病院に行って、患者さんの話を聞く、カウンセラーのような、ボランティアをしていらっしゃる日本女性とお話した。
「英語がわからないから、かえっていいのかもしれないわ。」
と、笑っておっしゃっていたが、なさっている事は、本当にしんどいこと。
 その方も、この国の離婚の多さについて話されていた。
簡単に離婚できるシステムだから、というのもあるが、多国籍文化だからこそ抱える問題もあるようだ。
永住権を獲得するために、結婚して、それが手にはいると、すぐに離婚してしまう人もいるのだとか・・。
 シビアな現実を、垣間見る思いだった。

 帰りに、ここの英会話教室を紹介してくださったゲイルさんに、クリスマスの時期のハープ演奏の依頼を受けた。
お世話になった方への恩返しという意味でも、演奏させていただけるのは嬉しい。conpu10

  

コメントを残す