2023年05月27日(土)

天候:曇り時々晴れ
参加者:田崎、野中、伊藤、武内、林、平田正義
走行距離:320km(8時~17時50分)
記録:田崎

 最近よくテレビなどで,本命である事,確実である事,信頼度が極めて高い事,などを「鉄板の・・・」と表現するのを耳にする。今回のツーリングのコースは正にそう表現できるような,平田さんの表現をお借りすれば「ド定番の生月島、平戸島、北松やまびこ道路」を巡るツーリングでした。走行距離は300km余り。天候にも恵まれ,5月の爽やかな風の中を快走してきました。
 なかなかすんなりとは繋がってくれないインカムも何とか繋がり,午前8時過ぎ,福重のナフコをスタート。今回は久しぶりに平田さんが Hawk で走られ,初参加?(40年くらい前に平田さんと一緒にツーリングをされていたとか・・・)の伊藤さんのNC750Sも含めて6台のバイクを連ねてのツーリングになった。
 まずは外環を西に向かう。いつもより車が多い。土曜日のこの時間,多くの人はご出勤なのだろうか。やがて混雑を抜けて,西九州自動車道を快走。浜玉トンネルを抜けた所にある気温の表示は 23.4度,ツーリングには最適な気温である。西九州自動車道を伊万里東府招終点で下り,「定番の」セブンイレブンで休憩。伊万里市街から,松島カラミ(?)(手へんに弱,難しい漢字で「からめ手」の意?)交差点で右折し伊万里湾大橋に向かう。伊万里湾大橋を渡り,山代久原ICより伊万里松浦道路を走り松浦ICで降りる。そしてこれまた「定番の」道の駅松浦ふるさと館で休憩。北松やまびこロードを通って平戸大橋を目指す。
 赤い平戸大橋を渡り最初のハイライト川内展望台に向かう。383号線を西へ,岩の上大橋交差点を左折,平戸大橋バイパス(383号線)の上大垣交差点を右折,その後続けて2度左折するとあとは道なり。森を抜け広々とした高原に出る。ここ,川内峠には駐車場が3つほどあり,今回はその内の一番南西側,一番奥の「九州自然歩道駐車場」に駐車。見晴らしを求めて丘に登る。徒歩10分程度で丘の頂上に至る。緑の丘の上からは北にも南にも海が望め絶景が楽しめる。絶景を堪能して駐車場に戻る。薄っすらかいた汗に5月の風が心地よい。

川内峠 集合写真
川内峠 丘の上から1


川内峠 丘の上から2
川内峠 駐車場


 川内峠から今日の2番目のハイライト,生月島サンセットウェイに向かう。スカイブルーの美しい生月大橋を渡って生月島に入る。今日は天気も良く,左遠方には五島の島々が見える。今回は生月島を時計回りに周るので,生月大橋を渡ってすぐに左折。左手に海を見ながら西に走り,やがて道が北に向かい,生月サンセットウェイに入る。この道は有名な絶景の道で,いくつかのメーカーが自動車のコマーシャル動画を撮影したことで有名である。確かに,見え隠れする海の色は美しく,海岸線も起伏に富んでいて,砂浜あり,断崖あり,絶好のツーリングロードである。中でも塩俵断崖は有名で,今回は一瞬で通り過ぎたが,柱状節理からなる奇岩が連なっている。
 生月サンセットウェイの北端は大バエ灯台である。Ikiiki-bike ツーリングクラブで何度も訪れた定番のポイントである。今回は自転車のツーリングクラブの人達もここを訪れられていて,暫し昨今のロードバイクの進化についてお話を伺った。数十万円,高価なものは百万円を超えるロードバイクの話,電動のシフトチェンジ,カーボン素材のバイク等々,暫く自転車の話に花が咲いた。

大バエ灯台からの見晴らし
大バエ灯台集合写真


大バエ灯台から,今度は島の東側を南下,昼食スポットを目指す。この東側のルートは,海岸線を通るものの,西側ほどの絶景が広がるわけではない。大バエ灯台を出て15分程で館浦の街に出る。今日の昼食は,これまた「定番の」あごだしラーメンを「大気圏」というお店で頂く。いつもはこのお店,お客が多くて待ち時間が長すぎるので敬遠しているお店であったが,今日は3人のグループが1組待っているだけだったので,暫く待つことにした。やがて案内されて入店。皆さんカウンターに座り,それぞれ,あごだしラーメン,海鮮ラーメン,味噌ラーメンなどを注文。満足してお店を出た。

あごだしラーメンの店 大気圏1.
あごだしラーメンの店 大気圏2.


あごだしラーメン
みそラーメン

(残念ながら,海鮮ラーメンの写真がありません。)

昼食後,「生月大魚籃観音」にお参りをした。生月大魚籃観音はブロンズ像で,館浦の高台に鎮座し,海難者や魚介類の霊を慰められるとの事。台座部に無料で入館できるようになっており,様々な観音像が祀られている。

生月大魚籃観音の前での集合写真
生月大魚籃観音から生月大橋を望む


再び生月大橋を渡り,平戸島に戻る。生月大橋を渡ってすぐ右折して,平戸島の北半分を反時計回りに周る。途中,春日の棚田などを横目に南下し,根獅子海水浴場で停車,暫し美しい海岸を楽しむ。

根獅子海水浴場
紐差教会


根獅子海水浴場を出発して1分足らず走った所で左折,東に向かう。やがて383号線に合流し途中で給油して紐差教会に至る。教会への入り口は急な登り坂になっており注意を要する。
 紐差教会を出て,北東に進み,平戸大橋を経て,本日最後の「定番の」北松やまびこロードを目指す。平戸大橋を渡って204号線を佐世保・江迎方面に右折し2キロばかり走るとまず頭上に北松やまびこロードの看板が見え,さらに少し先に「北松やまびこロード」入口の道標があるので,そこを左折,北松やまびこロードに入る。ここからは延々と快走路が続く。緩やかなカーブが続き信号もなく,5月の風の中を暫く快走する。やがて144号線と別れて「広域農道」と表記された方面に右折し,朝来た道と分かれて北松やまびこロードを辿る。さらに快走路は続く。小高い山の中,緩やかなカーブを走り抜け,世知原の町を抜け国見の郷で休息。平戸大橋から国見の郷まで約30km,延々と続く快走路は正に「鉄板の」ツーリングコースである。
国見の郷を出て国見峠を越え,伊万里に向かう。この国見峠を越えるルートは,伊万里と佐世保を峠越えで結ぶルートである。小塚岳トンネルをくぐり,少し行って左折して498号線に入る。左上に「あじさいロード」という看板がある。あじさいロードを暫く行くと国見峠への登りにかかる。国見トンネルを抜けると国見峠の一番高い所で,左側に国見湖畔公園がある。これからの下りは絶景が楽しめる。遥か右前方にはなだらかな山々が見え,近くには岳の棚田が見える。7,8分坂道を下ると伊万里の町に至る。この下り道もなかなかのツーリングロードと言える。
伊万里の町のJoyful で一休み。最後の一走りに備え,それぞれにスウィーツと飲み物で英気を養う。中でも,伊藤さん、野中さん、武内さんは今年初のかき氷を楽しまれた。かき氷がテーブルに来るまで随分と時間がかかった。忘れられているのではないかと心配にあるほどであったが,暫くしてテーブルに来たかき氷は,すごくふわふわに出来ていて,格別に美味しかったとの事。スウィーツでリフレッシュし,来た道を辿って帰途に就く。
爽やかな5月の絶好の日に,「ど定番」のツーリングコースを心行くまで堪能した1日であった。

2023年05月27日全ルート


全行程
福重ナフコ(8時) → 西九州自動車道路 → 松浦市海のふるさと館(10時10分) → 北松やまびこ道路→ R383 → 川内峠 → 大バエ灯台(11時40分) → 昼食 大気圏(12時30分) → 生月大魚籃観音像 → 県道19号 → 根獅子海岸  → 紐差教会(14時) → R383 → 北松やまびこ道路 → 国見峠 → 伊万里市ジョイフル(16時) → 西九州自動車道路 → 日向峠 → 野方(17時50分)

blog/2023年05月27日_土.txt · 最終更新: 2023/06/05 00:45 by yositake