2015年10月31日(土)

晴れ時々曇り
参加者: 田崎、武内、林、平田
走行距離: 215km(8時~18時10分)
記録:平田

 バルーンの朝は早い。朝凪、夕凪と言われるように、温度の関係で大気が安定し、まだ風が吹き始めない前提で、朝は6時前から9時頃までにバルーンの競技時間が設定してある。今回は佐賀のバルーン大会期間中にツーリングを計画、バルーンと東与賀町の七面草見学と2つも佐賀の見所を満喫する予定。なのにバルーン会場に近づいても空には一機も浮かんでおらず、嘉瀬川河川敷にも、地上係留しているのが見当たらない。後にネットで調べると、強風の為、競技以外に行われるキャラクターや球形以外の形をしたバルーンファンタジアは中止となった。交通規制でぐるりと一周して入り込んだ河川敷の臨時駐車場に降りると、バイク用の駐車場は南側にあり回ってくれとガードマンに言われる。バルーンも飛んでいないし、しぼんだ物を見ても仕方が無いので、七面草見学へ向かう。
 東与賀海岸の七面草はタイミング良く、土日で七面草祭りを開催中。会場は交通規制され、駐車場には車が一杯。ひっきりなしに車の出入りがある。寒さ対策をした格好で、先ずは海岸に花壇のように整備された七面草の保護エリアに向かう。堤防の上から眺めると500m位の七面草が紅葉。七面鳥の顔色が変わる様に、葉の成長によって色が変化することが名前の由来か、30~40cmの丈に上半分だけが赤く色づいている。近づいてみると濃淡が有り、深紅とまではいかない。案内写真では綺麗だが、樹木の紅葉と一緒で、年によってその色づきに差があるようだ。露天も出て、掌からあふれる程の牡蠣が焼かれ、待ち行列が出来ている。潮が引き、沖合200m程の干潟になっていた。潟で動き回る、トビハゼやムツゴロウ等の干潟生物を興味深く眺めた。

 お昼には少し早いが、午後のバルーンにはもっと早過ぎるので、柳川のウナギせいろ蒸しを提案。賛同を頂き、柳川の本吉屋を目指して東進。11時30分頃店に到着するも、駐車場に車が停まっておらず営業しているのか不安になる。おそるおそる玄関に入る。そこには靴が一杯で一安心。老舗なのに稼ぎ時の時間に客が居ないはずはなく、西鉄電車利用が多いのかも。

 混雑した店内では、同級生らしい、かしましおばさんグループの横に通され、せいろ蒸しの登場まで、こそこそ声の中年ライダーは、おばさんパワーに圧倒される。日本ウナギが絶滅危惧種に指定されてか、昔に比べると千円程値上がりしている。ヒンヤリする中を走ってきたので、暖まりながら至福の味わいを堪能しつつ、座敷でゆっくりする。
 バルーンは夕方にしか飛ばないので、時間調整のため3重の塔で有名な瀬高の清水寺に向かうことに。柳川からそのまま東進すれば最短だが、ルートを間違え新幹線の筑後船小屋駅を周回。駅舎横にはホークス2軍球場や宿泊施設が整備中。清水寺は桜や紅葉でも有名だが、まだ紅葉には早い。寺は千二百年、三重の塔は二百年前の創建でいずれも見応え十分、いずれも見上げると圧倒される。山腹に位置し、静寂で厳かな雰囲気が漂う。皆さん落ち着いた気分で、癒やされたのでは。修行僧は広場から佐賀方面を眺めながら、卓越した気持ちで修行を行っていた筈。

 今度こそバルーンを見んと嘉瀬川に向かって西進。佐賀市内からでも見える筈のバルーンが見えない。そんな筈はないと河川敷横を通過しても駄目だった。こちらも後で調べると強風で競技は中止となっていた。重ねて残念。
 三ツ瀬峠を越えるまでにティータイムで入った小城市の喫茶店はパフェ専門店。いつも注文するケーキセットが無かったのが、重ね重ね残念。取り敢えず温かい飲み物で一心地を取り戻し、晩秋の肌寒い峠を越えて無事帰福。今回のツーリングは、目的の半分しか達成出来ていないが、ごちそうを食しお寺で心を清められたので合格点にしたいと思う。皆さんお疲れ様でした。佐賀のバルーンフェスタ、七面草それと瀬高の清水寺へ行きました。朝はバルーンの競技時間に間に合わず、午後は風のせいで飛んでいなかったのが残念でした。天気は曇り空で少々ひんやりしていましたが、お昼は暖かいウナギせいろ蒸しで栄養補給、日の入り前は小城のティータイムで一息ついてから、一気に三瀬峠を帰って来ました。

野芥 → 三瀬峠 → 嘉瀬川バルーン会場 → 東与賀七面草 → 柳川(本吉屋) → 瀬高清水寺 → 嘉瀬川 → 小城市(パフェ そらり) → 三瀬峠 → 野方

blog/2015年10月31日_土.txt · 最終更新: 2022/02/06 00:34 by 127.0.0.1