ツーリングの様子(YouTube)
ツーリングの行き先などの記録
2023年07月20日(木)~24(月)
天候:晴れ時々曇り
参加者:林、石橋、平田正義
走行距離:1400km
記録:平田正義
経過時間(ラップ)は hour を°と、minute を′と表記しています。例えば1時間25分の場合は1°25′と。
(行程)
7月20日(木) 1日目 福岡 → 新門司 90km 14時30分~16時
阪九フェリー船中泊
7月21日(金) 2日目 泉大津 → 金沢市 415km 6時20分~17時
泉大津(6時20分) → 若狭三方IC → (220km 3°)レインボーライン(11時30分) → (50km 1°10′)越前・河野しおかぜライン(13時30分) → (75km 1°50′)東尋坊(15時15分) → (70km 1°20′)金沢市(17時) (ホテル)チサンバジェット金沢駅前
7月22日(土) 3日目 金沢市 → 能登半島 → 富山市 375km 8時~19時
金沢市(8時) → (35km 1°10′)千里浜なぎさドライブウェイ(9時40分) → (40km 1°25′)増穂浦海岸「世界一長いベンチ」(11時) → (40km 1°25′)輪島 → (10km 20′)白米千枚田(13時) → (35km 1°15′)禄剛崎(14時30分) → (20km 45′)見附島(別名:軍艦島)(15時30分)→ (60km 2°10′)能登島(17時) → (75km 2°35′) → 富山市(19時) (ホテル)ダイワロイネットホテル富山
7月23日(日) 4日目 富山市 → 泉大津 430km 7時30分~15時10分
富山市(7時30分) → (85km 1°15′)白川郷(9時) → (340km 4°20′)泉大津(15時10分) 阪九フェリー船中泊
7月24日(月) 5日目 新門司 →福岡 90km 6時10分~7時40分
7月20日(木) 1日目
新門司港から大阪泉大津へと向かう17時30分発の阪九フェリーに間に合うように、福岡を14時30分に出発し、16時過ぎに新門司港へ到着。新門司港からは他にも大阪南港、神戸へと向かう航路があり、乗船場所が広すぎて迷った。事前にWEB予約していたので乗船手続きはスムーズで、乗船名簿も書かずに済んだ。それにネット割引の適用もあり、片道11,000円程で行ける。阪九フェリーを使うと時間の有効利用と、今回利用した2段ベットで安眠できるので、遠征をするときはお勧め手段。それにコスパも申し分ない。カーフェリー「ひびき」は、瀬戸内海を運航している事もあり、波による揺れは全くなく、船舶特有のエンジンの振動・音も感じることはほとんどなく快適だった(ひびきシップデータ 総トン数:15,897トン、全長:195m、全幅:29.6m、航海速力:23.5ノット、旅客定員:643名・トラック277台・乗用車:188台)。夕食のビールの力もあったが、初めて船上で熟睡できた。
7月21日(金) 2日目
フェリーは6時10分着岸したが、駐輪スペースは最後尾だったこともあり、下船の順番は最後となる。トラックの台数が一番多く、次に乗用車、最後に二輪となっているので仕方がない。トラクターなしのトレーラーも数多く積載され、物流の大動脈となっているのは間違いない。
「次の○○インターから降りてください。」大阪市内の都市高速ICに差し掛かるたびにカーナビから指示が出る。今日は高速を220km走る予定なのにおかしいな?だけど高速の上ではナビ操作も出来ず、幾つかのICを通り過ぎた辺りで根負けし、原因究明のため高速から離脱。一般道へ降りて確認するも、一般道優先になっているのではと半信半疑にはなったが、逆光の中、使い慣れていないので設定変更が直ぐには出来ず。大阪市内を訳が分からずうろそろ。林さんのスマホの応援を借り、大阪市内をうろそろしながらも都市高速に乗り直し、名神自動車道へと向かう。中国自動車道と名神自動車道への合流地点で、標識を見誤り中国自動車道側へ入り込み、慌てて次のICで一般道へ降りて軌道修正し、ようやく北陸路への正規ルートにのる。名神高速のSAでようやく有料優先に設定変更し、ナビとして使用開始。時刻は午前9時、併せてちょっと遅めの朝食を取る。
北陸地方は21日に梅雨明けし、ツーリング中は暑さと日差しには堪えたが、天気の憂いは一切なし。山間部、海岸線では28℃の温度表示もあり、九州に比べると快適な場所が多かった。
レインボーラインは、神秘の湖といわれる三方五湖の絶景を見下ろせる展望台へと続く道路で、それ自体は単なる接続路ともいうべき道路。ただ、山頂付近の駐車場から更にリフトで上がった展望台からは360°の眺望となり五湖テラス・若狭テラス・中央テラス・茶屋テラス・美浜テラスと名付けられたそれぞれの眺望が得られる展望デッキが整備されている。ここで初めて波静かな日本海と対面する。三方五湖は福井県若狭町に位置し、若狭湾国定公園に指定されている。石川県の直線的な海岸線とは対称に、入り組んだ海岸線が続く。
下山後、金沢に向かう三方五湖近くのICで、カーナビ地図表示の縮尺を拡大しすぎて、IC入り口からの上下線が共に直線表示され、勘で曲がったら反対方向(舞鶴)だった。幸い2.5km先のスマートICで本来の方向に軌道修正。
越前・河野しおかぜラインは敦賀市郊外でR8から海側へ分岐し、敦賀湾沿いに越前岬を通るR305で、日本海を左手に見ながら北上すると東尋坊へと続く海岸道路となっている。交通量も少なく時々大岩・奇岩の景勝地が続き、海岸ドライブにはお勧めルートとなる。越前岬水仙ランドの横を通過したが、早春には水仙が咲き出し、遅い北国の春を告げる観光地となっているようだ。水仙は福井県の県花になっている。
火曜サスペンス劇場の犯人逮捕のロケ地として有名な国の天然記念物東尋坊は一見、佐賀県七ツ釜の柱状節理のようにも見えるが、そこまで規則正しい六角形ではなく、「輝石安山岩の柱状節理」で世界に3箇所しかないとのこと。凸凹の岩の上を断崖目指して歩くと、高さ25mからの海の眺めと、その入り組んだ岩石群に圧倒される。白い服を着て、岩場の先端にずっと一人で物思いに浸っていた女性が少し気にかかった。
北陸新幹線が開通し、関東からのアクセス時間が大幅に短縮され、金沢駅前にはそれを象徴するように赤い木製の鼓門が設置された。和太鼓の紐のように、木材を斜めに組み合わせた2本の柱で支えた象徴的な門が、金沢城へと続く駅前広場に設置されている。これを見たら金沢駅前だとすぐ分かるシンボルとなった。
金沢市宿泊日は近江市場の海鮮居酒屋まで散策しながら向かった。駅前から5分も歩くと一般の民家が広がり、駅前から金沢城、兼六園へ続く大通りから一本外れると静かな佇まいをみせている。近江市場へ19時過ぎに行くと開いている店舗はないが、海鮮居酒屋だけ営業し、海鮮目当ての客で賑わっていた。入った店には外国人も数組いて、地元に住んでいるのか観光客かは分からなかったが、おいしそうに肴と地酒を楽しんでいた。我々も負けじとのどぐろの刺身、地酒を注文しトラブルの連続だった初日の反省会で大いに盛り上がった。金沢市、富山市では魚を中心とした海鮮居酒屋で毎晩反省会を催し、強行軍だったが充実・満足感は大きいバイク旅となった。
7月22日(土) 3日目
翌日6時台に金沢城址と兼六園を尋ねたら、散歩する地元住民が多く、まだそれ程まで気温が上がっていない中、公園散策を楽しんでいた。兼六園の開門は午前7時からとなっていたが、出口側は開放されており、40年近く前北アルプス下山後に訪れた園内の景色を楽しむことが出来、早起きは三文の徳となった。
約8kmの千里浜なぎさドライブウェイは、そこ以外にも長い海岸線が続き、時々車も止まっていたので間違って行こうとしたが、正規ルートでないところは、所々河川が流れ込み渡渉できる状態ではなかった。入っていたら砂にのめり込んでいたかも?その後、観光バスも走る正規ルートへ入り、念願の砂走りが出来た。砂というより目の細かい土の様な感じで、砂塵を巻き上げることは一切なし。標識も設置されている砂浜道路に停めようとスタンドを下すと若干のめり込み、そのままでは倒れると諦めていたが、木片が落ちていたのでそれを利用して停めることが出来、皆で記念撮影ができた。但し、スタンドを陸側に下すと、林さんのninja1000でも何ら補助支えも使わず駐車でき、ちょっと不思議!( ninja1000の駐車方向に注目)
平成元年にギネス登録された461mの長いベンチがあるとぎ海街道は、直線ベンチに沿った砂浜の海岸線が続き、海水浴場になっていた。また道の駅には、ベンチに座って見ることが出来る花火大会のポスターがあった。そこで名物のサザエ最中とリンゴサイダーで休憩した。
日本海は波静かで、海岸線は種類の異なる大小の岩石、砂浜とバラエティに富んだ風景が広がり、海岸線道路は交通量も少なく再訪したいツーリングコースだった。海岸線の道路沿いには、かに道楽の看板をちょっと小ぶりにしたカニオブジェが取り付けられたカニ料理店が並び、越前ガニの季節にはさぞ賑わうことだろう。また道路から100m程沖合に小舟が浮かび、よく見ると海女さんの頭が海上に現れ、アワビやサザエ漁をしていたのか、やはり道路沿いにアワビ・サザエ料理の看板がちらほら見えた。冬の日本海は経験したことはないが、波の華と呼ばれるバブルが海岸に押し寄せるくらい波風が強く、季節風が吹き荒れているらしい。
能登半島を一周するのに出来るだけ海岸線を走ろうとトライしたが、唯一道路がない海岸線で引き返さずにう回路として山中に突っ込んだら、道路半分を草木が覆う林道となり、時間は掛かるし通行には手に汗握る苦行走行となった。また反省会のネタを作ってしまった!
「のと里山海道」と称する無料の高規格道路が能登半島西側を縦に縦断し、70~80kmの速度制限で快走でき、遅れ時間を若干取り戻すことが出来た。他に七尾市から高岡ICまでは無料の「能越自動車道」、珠洲市からのと里山空港ICまでの「珠洲道路」も高規格道路で無料。これらの高規格道路を利用しても、縦に長い能登半島は東京都より広いということで、簡単には回れない事が分かった。
白米千枚田は1,004枚の中小の田からなる棚田の集合地で、小さなものは数十株のものまであり、とても機械耕作出来る田ではない。条件不利地でも耕作しないと生きていけなかった先人の苦労が偲ばれる。道の駅千枚田ポケットパークでは、棚田米のおにぎり5種が食堂メニューにあり、多くの人が味わっていた。石橋さんの知り合いから頂いた能登志賀ころ柿は、この地の特産の干し柿で、しろかびが表面を覆い上品な甘さだったので、昼食時に2個平らげた。
すず塩田村は、海岸線のR249を走っていると、砂上に塩水を広げ濃縮する塩田作業を、複数個所で見ることが出来た。暖地なら分かるが、積雪の冬季は薪を燃やして煮詰めるしか方法はなく、どちらが効率的かと考えてしまった。また道の駅では体験作業も可能で、塩づくりの大変さを学ぶことが出来る。
能登半島の最北部まで来たぞという実感は、朝日と夕日が見えるという180°開けた海で納得。禄剛崎は能登半島最北端、海抜40mの岬に位置し、海側には障害物がないので灯台自体の高さは2階建ての家相当、こんな低い灯台は初めて。
見附島は砂浜の沖合に高さ28mの軍艦に似た巨岩があり、踏み石伝いに島まで渡ることが出来るが、干潮ではなかったので途中で渡渉を諦めた。
石橋さんの話では40年前は能登島に2本の橋はなく、多分、和倉温泉へと続く長い方の橋が後でできたと思うが、橋が上下に湾曲しゴーカートの様に走ることが出来た。
この日は11時間で375km走り、しかも迷い道もあったので長旅で疲れた。反省会はホテルから1分の居酒屋で済ませることにしたが、ホテルで紹介されたところではなかったが肴・地酒とも満足のいくものだった。ドゼウの唐揚と白エビの刺身を初めて賞味しつつ、6種類の地酒の飲み比べができた。
7月23日(日) 4日目
色々アクシデントもあったが3日目以外はほぼ想定した距離で収まり、時間的には日中の中でツーリングを満喫できた。ただ長時間の着座でお尻が痛くなったので、エンジンガードプロテクターに足を乗せ、今回のツーリングに合わせて買った50リットルのバッグがいい塩梅に背もたれとなり、何とか姿勢を変えながら痛みに耐えた
最終日は富山から大阪までの430kmを走るので当然給油が必要で、東海北陸道に乗ると何処にSAがあるのか分からず、迷うことなく目に付いたSAで給油となる。ハイオクより高い?1リットル195円のレギュラーガソリンを東海北陸自動車道ひるがのSAで給油。北陸地方では170円台の看板は見ていたが、190円を超えるガソリンを入れたのは初めての経験だった。
白川郷は富山市から高速で85km離れた所に位置し、たどり着くまでの長尺トンネルの長さにびっくり。10kmを超える九州ではお目にかかれない長さと、トンネルの多さにちょっとうんざり。短いと思ったトンネルでも1km程度、それが山口県を通る新幹線トンネルの様に連続している。山間部を抜けているのでトンネル内はまるで鍾乳洞並みの涼しさで、5分以上走っていると涼感が悪寒に変わってくる。因みに最長トンネルは飛騨トンネル、全長は10,712 mで道路トンネルとしては山手トンネル(首都高速中央環状線)・関越トンネル(関越自動車道)に次いで日本国内3位、世界でも12位の長さということらしい。
見学できる茅葺の歴史家屋は、冬の雪が積もっても耐えられるように、通常であれば城や大寺院に使用されるような大きな梁が使われ、屋根を支える丸太も大きさ・数に圧倒される。養蚕部屋も含め4階建てとなっていて、2階以上は一間続きで作業スペースや物置として利用されていた。あともう一つ驚いたのは茅葺の厚さで1mはありそうだ。また屋根葺き替えの写真を見ると、何と50人以上の人が同時に屋根に上がり作業を行っていた。それだけ屋根が大きいのと、重量にも耐えられる構造になっている。
帰りの船旅も手続きは2時間前にスムーズに終了し、乗船と同時に先ずは露天風呂もある浴場へと向かう。この日は体育会系の男女高校生の集団が乗船し、往きに比べると賑やかだった。レストランも団体が食事をする影響で混み合い、混雑が納まるまでフロアーで缶ビールによる一次反省会を開催。18時30分には明石大橋の下を通過するので一時反省会を中断し、普段見られない大橋を下から眺めた。予定通り走り終えた達成感で21時過ぎには就寝となる。
7月24日(月) 5日目
予定時刻に新門司港に到着しフェリーから出ると、下船したトラックが集中し道路が混雑していた。信号3回待ちを2箇所クリアーすれば九州自動車道で、後は時間帯も早かったので混雑・渋滞箇所はなかった。
今回のツーリングは、時間の制約がないメンバーでロングツーリングに行きたいという話がまとまり、天気的に安定する梅雨明け10日の晴天を狙ったもの。天気を優先し暑さに耐えるか、気候を優先し雨に耐えるか あなたならどちらを選びますか?
2023年07月17日(月祝)
天候:晴れ
参加者:田崎、野中、林、石橋、菅原、平田正義
走行距離:340km(8時~18時30分)
記録:林
今日は、久々のイキイキバイクツ-リング参加です。なかなか日程が合わずに参加できませんでした。バイクには朝早くに三瀬峠を越えて山中を走ったりしてそれなりに乗っていました。先週雨上がりに走ったせいでバイクが泥だらけになっていたので、前日の朝すがすがしいときに洗車をして当日福重のナフコに集合、インカム4台の接続に手間取り、平田君と菅原さん、田崎さんと林の2系統にて出発となった。
西九州自動車道を走り、吉井で七山方面に観音の滝にて休息、休息時にインカムの4台接続にトライし接続に成功し走り出すも平田君の声が割れて聞き取れないし田崎さんの声も聴き取れなくなった、説明書には6台まで接続可能になっているが3台ぐらいまでがいいのかも?
七山方面は先日の集中豪雨の影響で道路に土砂が流れ込んでいたが通行止めにはなっていなかった。
山中の涼しい中を走り、厳木から多久市に入るとムッとする暑さを感じる。しかし、オレンジロ-ドを風を切って走っていると、とてもさわやかだ。
昼食は太良町カニ料理の店「海望」で。駐車場は車がたくさん止まっていたのでそれなりに待つかと思いきやお店の中が広く直ぐに座れた。カニ定食は高かったのでカニ丼を食す、カニ丼は蟹の身はそれなりに入っていたが味はいまいちでした。
食事を終えヘルメットを外そうと鍵を探すが見当たらないどこかで落とした?2,3年前にも松浦でヘルメットホルダ-の鍵を無くした、松浦は近くにホ-ムセンタ-があったのでワイヤ-切を買ってきて外したが今回は近くにホ-ムセンタ-がないようだ、どうしたものかと思いながら取り敢えずドライバ-とスパナで外してみると外れるではないか。顎紐に留め具がついてくるがヘルメット装着には問題ない良かった。
昼食後は平田くん得意の狭小道路にて五家原岳(1057m)に上る、山頂からはほぼ360度見渡せて眺望は素晴らしかった。
下りは、こけないように慎重に運転し大村レインボ-ロ-ド経由して、おおむら夢ファ-ムにて休息しソフトクリ-ムを食べた。
広域農道を快走して嬉野市から武雄市に郊外のス-パ-にて休息、武雄市から伊万里市を貫けて西九州自動車道経由して無事帰宅しました。
全行程
福重ナフコ(8時) → R202 → 西九州自動車道 → 吉井IC → 県道143 → R323 → 観音の滝(9時30分) → 北天グリーンロード → 県道37 → R203 → 多久市 → 県道24 → R498 → 鹿島市 → R207 → 多良岳オレンジ海道 → 昼食太良町 海望(12時) → 多良岳レインボーロード → 県道184 → 五家原岳(1057m)(13時40分) → 県道184 → R207 → 大村レインボーロード → おおむら夢ファーム シュシュ → 広域農道 → 県道6 → R34 → 武雄市 → R498 → 伊万里市 → 西九州自動車道 → 日向峠 → 野方(18時30分)
2023年06月24日(土)
天候:曇り
参加者:田崎、野中、武内、菅原、平田正義
走行距離:200km(8時~16時50分)
記録:平田正義
6月になって2回目、そしてその間隔は1週間のツーリングとなった。当初の10日間予報では24日(土)90%、25日(日)70%の降水確率だったので、行けるうちに行っておこうとなって、1週間前の17日(土)に1回目のツーリング、高原地帯を目指し350kmツーリングを堪能した。梅雨の最中なのでいつ降られてもおかしくはないが、結果的には当日の予報は0%と太鼓判ものとなった。曇り空で気温も28℃程度、山間に入ると涼しさを感じる程で、ツーリングには最適のコンディションといえる。
集合場所でインカム4台の設定と、行き先相談で少々時間はかかったが、滝と紫陽花見物にまとまった。数日前にTV中継されていた見帰りの滝と古湯の紫陽花ロード、ちょっとその前に涼を求めて観音の滝へも立ち寄ることに。
今回はいつもと違って西九州自動車道で唐津までは行かず吉井ICで下線し、浮岳と十坊山の間を抜ける白木峠経由で七山へと向かう。九十九折れの幅広ワインディングロードでそれ程傾斜角を付けることなく標高を稼ぎ、玄界灘を見下ろしつつ登っていく。風を切ると涼感たっぷりの覚醒ロードといえるお勧めの道が七山村の中心部まで続き、R323を横断すると間もなく観音の滝へ到着。
駐車場近くの渓谷を跨ぐ大橋からも滝の全景は見えるが、なんといっても滝つぼまで行って、マイナスイオンに当たらねばと遊歩道を200m程降りていく。数日前の雨のせいか、かなりの水量に圧倒される。滝つぼ横の河原で記念撮影すべく岩の上を跨ぐと、苔むしてはいないが滝の噴霧が常時降り注ぐせいか、3回程滑りそうになった。カメラポジションに苦労しながらハイポーズ。
樫原湿原のサギ草は7月が開花時で、今回は若干の花々とカラフルなトンボ、それも絶滅危惧種に指定されているものに癒される。標高が高く、湿原で気温も左程上がらず快適な散策路でゆっくり自然鑑賞が出来た。女性自然観察員の説明も丁寧で、樫原湿原の昆虫・植物の説明、湿原の生い立ちや関係者の自然環境を守る苦労話も聞け、大変参考になった。
古湯なか紫陽花ロードは佐賀県の紫陽花名所で検索したらヒットしたもので、初めて来たが地元住民が協力し、見事な紫陽花ロードを作り、維持されていると推察する。花園は200m程しかないが、色とりどりの紫陽花が道路両脇に植えられ、山間ながら多くの観光客で賑わい、花鑑賞に記念撮影と散策しながら楽しんでいた。まだ行かれたことのない方には、静かに花鑑賞する場所としてお勧めしたい。
次に向かったのは見帰りの滝。佐賀県内で滝と紫陽花で有名な花の名所では、紫陽花が見頃な時季は紫陽花祭りで賑わい、駐車場規制や露店が立ち並び、1年で最も賑わう。滝の水量はこちらも多く、落差約100mから落下する滝は清涼感あふれ、紫陽花とよくマッチしている。遊歩道から紫陽花越しにみる滝は映えスポットとして定番。40種類4万本といわれる紫陽花は丁度見頃を迎えていた。
前回来たときバイクは滝傍の駐車場まで入れたが、今回は手前の200円也駐車場に停め、少し歩いた所から100円のシャトルバスに乗った。上り坂では皆さんピストンバスを利用するが、下りは紫陽花散策も兼ね、ゆっくり景色を楽しみながら降りていく。
時間もお昼近くになったので食事処を探しに唐津市方面へ。バイパス沿いに走れば何処かあるだろうと当たりを付け、走る。ファーストフード店が多く、唐津まで来て趣はないが、武内さんは16時までに帰宅したいとの事だったので、早速見つけた資さんうどんへ。昼時で店内は一杯だが、そこは日本の誇るファーストフード、うどん。直ぐに着席でき、ちゃちゃっと注文。2人同じメニューでオーダーしたのに、皿うどんが1皿しか運ばれてこない。どうした日本のファーストフード!店員にオーダーを確認し、暫くして運ばれてきた。菅原さんは食べ終わりつつある皆さんに追いつくのに必死だったのでは?
昼食後、武内さんに残された時間も勘案しつつ、波戸岬方面へ向かうことに。途中、土産調達の為、道の駅 太閤魚市の会へ立ち寄る。土産を物色していたら武内さんはタイムアップとなり、ここでお別れ。山(笠)男さん、お気をつけて。
さざえのつぼ焼きの煙漂う波戸岬へは40年ぶり?に再訪。半島風の岬は芝生広場、砂浜、海中展望台と環境が良く整備され親子連れ、カップルそれにライダーのおじさん連れにも優しい観光地だった。潮風を満喫し壱岐、加部島、加唐島が見える海を後にする。
名護屋城のある鎮西町を抜け玄海町に入る。時間があればR204を南下するが、当初の予定通り17時帰福を目標に、玄海町から県道254を唐津市へとショートカットする。この道も交通量が少なく走りやすい道で、初めて通る道だったかもしれない。唐津市のSTARBUCKSコーヒーでティータイムとし、その後R202の海岸線で深江まで戻り、田崎さん、野中さんは西九州道経由都市高で、菅原さん、平田は最後のツーリングロード日向峠経由で帰宅。今回は皆さんの帰宅時間に制限があったので、200kmのショートツーリングになったが滝、紫陽花、湿原鑑賞と山間の広域農道と中身は充実したものとなったのでは?
全行程
福重ナフコ(8時) → R202 → 西九州自動車道 → 吉井IC → 県道143 → R323 → 観音の滝(9時) → 樫原湿原(10時) → 古湯山なか紫陽花の道(11時) → 北天グリーンロード → 県道37 → R203 → 相知町見帰りの滝(11時40分) → 県道40 → R382 → 唐津市 資さんうどん(12時30分) → 鎮西町 太閤魚市の会(14時) → 波戸岬 → R204 → 県道254 → 唐津市STARBUCKSコーヒー(15時20分) → R202 → 日向峠 → 野方(16時50分)
2023年06月17日(土)
天候:曇り時々晴れ
参加者:田崎、野中、吉武、菅原、平田正義
走行距離:340km(9時~18時20分)
記録:野中
道の駅「筑前みなみの里」に集合し、目的地を相談。最近、湯布院の方へ行っていないとの事で湯布院を目指して出発。国道386号を南へ。今日は少し交通量が多いのかな?と思いつつ走っていた。筑後川沿いの道を走っていると前方を1人ライダーが走行しています。その人が合図や一時停止などルール通り、正確にされているので感心しました。
朝倉から浮羽に入り国道210号を日田市へ、最初のトイレ休憩をして、湯布院目指して出発。玖珠に入り自衛隊の車ともすれ違う様になった。山の中は、標高の高い所は少し肌寒く感じた。また、しっかりカーブ走行を楽しむことが出来、快適でした。途中からコンクリートの道を走行中に、ここは自衛隊基地が近く、装甲車などのためか?と思いました。県道679号から鳥越湯布院線を快適に走行し湯布院町へ降り、更に水分峠経由でやまなみハイウェイに入り、国道442号へと回り込みながら食事処を探す。
「手打ち蕎麦しゅん(駿)」に到着、昼時の混雑の為しばらく待って店に入る。いつもは同じものを頼むことはあまり無いのに、今日は全員同じメニューを頼み、皿そばセットを美味しく楽しみました。
おなかのほうも膨らんで出発。阿蘇ファームロードを快適に走行し、日田市から国道210号を走り、「道の駅うきは」へ到着。買い物を楽しむつもりだったが、時間が遅くあまり商品が無く、買えませんでした。
私はここから一人別れ、朝倉市に向け帰りました。ありがとうございました。
全行程
筑前みなみの里(9時) → R386 → 日田市(10時10分) → R210 → 玖珠町 → 県道679 → 鳥越湯布院線 → 湯布院町 → やまなみハイウェイ → R442 → 手打ちそば処「しゅん」(12時30分) → 阿蘇ファームロード → 日田市 → R210 → 道の駅うきは(15時30分) → 県道739 → 県道17 → R34 → R385 → さざんか千坊館 → 野方(18時20分)