Flying Island

週末は、よく結婚式でのハープ演奏の仕事をしています。

今、まさに夫婦になるという若いカップルをお祝いし、その瞬間の空間を音楽で満たすという、しあわせな役割。

オルガンや歌、バイオリン又はフルート、そしてハープ・・・みんなが気持ちを合わせて、作っていく、その音楽には、二人の幸せへの祈りが込められています。

奏者にとっても、厳かであり、心ふるえるほどの感動の時間です。

牧師さんは、外国人の方が多いのですが、いつも、ジョークの絶えない、あるカナダ人の牧師さんと話をしていて、びっくりした事があります。

ひょうひょうとしてマイペース。彼は、何でも気軽にやってのけている感じなのだけど、ある時、自分のファイルの中を見せてくれました。

そのファイルの中には、自分が結婚式を挙げたカップルのネームカードが入っていて、全て、保存してあるとの事。

なんと彼は、結婚式が終わって、家に帰ってから、二人の事を思い浮かべながら、そのネームカードに、お二人の事をメモするというのです。ご新郎さまは、昔、ラグビーをやっていたらしい、とか、ご新婦さまは、式の中で、ちょっと泣いてしまわれた、とか。

後で、そのネームカードを取り出して見ると、鮮明に思い出せるし、お二人の事は忘れない、という彼の姿勢のようでした。

結婚式の中で、二人の幸せを祈る、という場面があります。

「God Bless You！」

式の中だけでなく、いつまでも、お二人への牧師さんの祈りは、続いているのでした！

心に、あふれんばかりの花を咲かせている牧師さん。

チャーミングな、その瞳の輝きの理由を垣間見た気がして、感動・・・でした。