❁ワスレナグサ

(学名)Myosotis
(英名)Forget-me-not

ムラサキ科 / ミヨソチス属 1年草
学名のMyosotis(ミヨソチス)はギリシア語のmys(ハツカネズミ)とous(耳)からきて いて、葉っぱの形がハツカネズミの耳のようだというところからきています。

3月に入って、小さなブルーの花々が咲き出しました。
道で見かけると、思わず足を止めてしまう愛らしさです。

ワスレナグサというと、昔聴いた ひとつの詩をいつも思い出します。
ウィルヘルム・アレントという方の詩で、
上田敏さんが訳したものです。

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   わすれなぐさ

ながれのきしの ひともとは、
みそらのいろの みづあさぎ、
なみ、ことごとく、くちづけし
はた、ことごとく、わすれゆく。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

ことばの響きがあまりにも心地よく響くので、訳詩だと知って驚きました。
元々の詩と、全く違うものになりながら、
日本語の詩としてすばらしいものになっている、こういうことがあるのかと、
感動してしまいます。
「海潮音」という訳詩集におさめられているものだそうです。


この花の名の由来はひとつの伝説からきています。

恋人のために、この花を摘もうとしてドナウ川のほとりに降り、川に落ちてしまった青年が、花を岸に投げ、
「Vergiss-mein-nicht!(僕を忘れないで!)」
という言葉を残し、流れに飲み込まれてしまった。
そんなドイツの伝説から、花の名はドイツでVergissmeinnichtと呼ばれ、
英名も直訳してForget-me-notとされたそうです。

小さな花ですが、この愛らしい姿に昔から、人々は様々な思いを寄せてきたんですね。

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