Flying Island

いつも心に花と羽

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✵大型トラックの人情

子どもの引っ越し手伝い、大型電気製品運搬移動などあって、数日春休みを取ったHaruと福岡~埼玉往復車中泊の旅をしてきました。
毎日、車を停めて眠る場所を探すのは少し大変でしたが、概ねスムーズにいって埼玉に到着。
下宿から不用品の買い取りをしてもらった店の駐車場を出ようとバックした時、車体を縁石に乗り上げてしまい、車が動かなくなってしまいました。
エンジンをかけて後ろから押しても無理。駐車場入口を塞いでしまっている状態。
(こんな所でモタモタしてると迷惑だよね・・・。)
排気ガスにまみれ、社内には不用品の山。情けないやら申し訳ないやら・・・。

案の定、近くにいた大型トラックから眼光鋭い運転手さんが降りてきて、近寄ってきました。

「すみません!車が乗り上げてしまって・・・。」
すると、その運転手さんは、予想外の笑顔で
「引っ張ろうか?」
耳を疑う言葉でした。
「ありがとうございます!お願いします!」

彼は大型トラックをこともなげに操り、素早く移動したかと思うと、
「車に器具がない?大概ここにあるんだけど?」
等々、私たちにテキパキと指示を与え、ジャッキと工具を見つけると、トラックから数枚の板を運んで来て、ジャッキで車体を持ち上げ、タイヤの下に板を挟み・・・
目を見張る無駄のない動きで作業。
一度目はうまくいかず、やはり無理かと思ってお礼を言ってもういいですと言ったのですが、
彼は諦めずもう一度再考して、今度は更に大きな板を使い、
汗をかきながら作業してくれて、
結局、見事に車を縁石から開放してくれました。

見ず知らずの私たちにに、時間も体力も相当使ってくださって・・・。
「本当に助かりました。ありがとうございます!お名前と住所を教えてください!」

すると、彼は、ニコッと微笑んで、

「いいよ。トラックが迷惑かけるかもしれないけど、大目に見てね。」
そして、サッと大型トラックに乗り込み、走り去って行きました。

まるで、爽やかな風のように、何とも言えない感動と大きな感謝を残して去っていった運転手さん。
走りながら美しい富士山を目の当たりにした時の感動、車中泊と諸々の作業を乗り切った達成感、今回、たくさんの思いがありましたが、それらの何よりも心に残る思い出となりました。
本当に、ありがとうございました!

mari


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心の中をのぞいたら、
みんなが持っている
愛の花と、自由の羽。

心の天気は変わりやすくて、
見えないこともあるけど・・・。

しあわせは、きっと、そこに♪

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