♧もの干し劇場「ここから始まる物語」合唱版
2015年11月に、舞鶴少年少女合唱団第14回定期演奏会の第4部で上演した「もの干し劇場」、youtubeに投稿しました。
私としては「夢のタネ」この曲を子どもたちが歌ってくれたのが、本当に嬉しかったです。
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『ここから始まる物語』
私の曲作りや演奏で大切にしている事は「今、この時の心からの思い」です。
曲は、ただその時の気分から紡ぐ事も多いのですが「ここから始まる物語」の歌に関しては、日々折々の実感から生まれたものばかりです。
子育てでは、何度も地域の方々の協力や仲間のありがたさを実感しました。どんなに暗い状況も瞬時に吹き飛ばす子どもの笑顔、命のパワーへの感動もありました。親の見舞いで通った病院には、病と戦うたくさんの方の姿がありました。一緒に戦う周りの人達の言葉にできない思い、黙々とがんばる人の姿に頭が下がりました。
振り返ると、命の営みの中での人の「思い」その一つ一つが、かけがえのない「物語」だと気づき、それを表現してみたくなりました。
さて「ペガサスを飛ばす」というのが私の夢で、創作の原動力となっています。大空を駆け巡る姿は、ある意味「自由」の象徴でもあり、人の心に花を届けるこのペガサスは「優しさという美」の象徴です。
果てしない宇宙と小さな生命の物語。
空想のペガサスと私たちの現実。
音楽と物語と絵で、よりわかりやすい表現を、という願いもあって「もの干し」も利用しました。(大きな絵を掛けられるし、紙芝居のように掛け変えできるすぐれものです。)
歌は、平岡憲雄さんがコーラス用にアレンジしてくださいました。平岡さんはじめ舞鶴少年少女合唱団とロマネ・コンティの皆さん、ピアノの井上良子先生、そして協力してくださった皆様に心から感謝を申しあげます。
『ここから始まる物語』少しでもみなさまに楽しんでいただけると幸いです。
よしたけまり
12月 22, 2015 火曜日 at 8:19 pm