❁ジギタリス (キツネノテブクロ)
ゴマノハグサ科 ジギタリス属 多年草
雨の日曜日、久しぶりの友だちが3人、遊びに来てくれて、庭で、楽しいひと時を過ごしました。
K君は、私が書いた『ジキタリス』という花の名札を見て、
「これ、ジギタリスだよ。」
と指摘してくれました。
確かに、この花、てっきり、ジギタリスとばかり思いこんで、調べた事、なかったなあ。
で、その語源はラテン語のdigitus(指)から来ているとのことで、コンピューター用語のディジタルと同じ語源なのですって。
ジギタリスの花の形が指先に似ていることからつけられた名前だそうです。
(写真は、数年前のものです)
英名のフォックスグローブというのも、指と関連しています。
なるほど・・・。
調べてみると、英国のある地方では、Fairy caps(妖精の帽子)、fairybells(妖精の鈴)、fairy thimble(妖精の指ぬき)などの呼び名もあるようで、妖精のイメージとも結びついているようです。
叉、魔女がこの花を発見した、とも言われていて、成分を科学的に合成して薬用としても使われるそうです。
ただし、強い毒性があるので、使い方には、要注意だとか。
・・・
イングリッシュガーデンに似合う花だな♪
くらいにしか思っていなかったのですが、どの植物もそうだけど、様々な人が、様々な思いをもって、向き合ってきたんだな・・・
と思って見ると、感慨深いものです。
人が生きる中で物語が生まれ、人はそれを抱えていくもの。
一人の人を見た時、その人の抱えてもっている物語の豊かさに圧倒されたり、感動したりするけど、植物にも、生きる、という物語の他に、他者との関わりがいっぱいあって・・・・。
・・・
なにはともあれ、この花、花壇の奥に植えると、高さを出してくれるので、立体的な空間ができて楽しいです。
6月 3, 2013 月曜日 at 8:52 am