♧『ラチとらいおん』

ラチとらいおん (世界傑作絵本シリーズ―ハンガリーの絵本)『ラチとらいおん』(マレーク・ベロニカ 作 / とくなが やすもと 訳 福音館書店)

 

このいえに、ラチという おとこのこが すんでいます。 ラチは、せかいじゅうで いちばん よわむしでした。

そして、斜め後ろを向いて、指をくわえている男の子の絵。ちょっと情けない出だしです。

犬や暗い部屋だけでなく、友だちの事まで怖がるラチのもとに、ある朝、現れたのは、赤くて、小さな「らいおん」。

その、思わず笑みを誘う愛らしさ!確かに、カタカナでなく平仮名の「らいおん」っていうのがぴったりの感じ。

それなのに、見かけによらず、強いこと!

彼はラチと一緒に毎朝体操をし、こわい時は、側にいてあげ、よわむしだったラチを、どんどん鍛えてくれます。

そしてある日、「らいおん」よりも強くなったラチは・・。

動きがあって、素朴だけどセンスのある絵は、見ていて本当に楽しいですが、とにかく「らいおん」が、キュート。

こんな「らいおん」が、自分の所にも来て、ポケットに入って、いつでも一緒にいてくれたらな・・

って思うのは、子どもだけではないのでは?

そして、この絵本を読んでから、心の中に、ちっちゃな「らいおん」が住んでいて、こわい時は元気づけてくれるんだよ、っていう人も、きっと、いっぱいいるのではないかしら。

 

 

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