Flying Island

いつも心に花と羽

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❁タイサンボク(泰山木・大山木)

モクレン科 常緑広葉高木

(学名 Magnolia grandiflora)

実家に植えてあった大きなタイサンボク。

ゆったりとした姿。まぶしいような、ふくよかで真っ白な花が咲くと、その芳香にうっとりしていた。

 

その記憶があって、うちにも、10年ほど前にタイサンボクを植えた。

あまり大きくならない「リトルジェム」というものだったが、結構成長して2mくらいになっている。

この冬は、庭の仲間にシマトネリコを増やすために、その木の場所を動かすことにした。

で、高2のTaiの時間がある日に、いよいよ親子3人で、タイサンボクの根っこを掘り上げる。

根っこは、たくさんの側根を出し、地面の中で、横にも縦にも、広がっていた。

そして主根。掘っても掘ってもまだ下に伸びている。

体育会系の高2の男の子のパワーを動員しても、かなりの時間がかかる。

「花が咲かない日は、根っこが下に伸びているんだよ♪」

こんな言葉があるが、本当に、毎日、少しずつ根っこは地面に伸びていって、いつの間にか、大きな体を支え、命を支え、大輪の花を咲かせられるまでの原動力になっているんだ。

「やっぱり、基礎って大切やね・・・。」

なんだか、親子で感動してしまった。

「ほんと、ごめんね。」

そんな気持ちで、でも、やると決めたからには・・・と、掘って掘って・・・ようやく、堀り上げることができたときには、みんな、ヘトヘト。

きっと、タイサンボクも、びっくりして、ヘトヘトだったろう。

 

そうして、新しい場所に植えた後、折しも恵みの雨が。
新しい場所でも、きっと、大丈夫だよね。どうか、これからも元気でいてね♪

Categories: ❁花の名前

mari


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  ☆ 花のなまえ ☆



「花の名をひとつ覚える度に、世界中に、友だちがふえていくよ♪」

ウサギのリリィは、そう言います。


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    出典:
    ・浜田豊「花の名前」日東書院2005年
    ・高木誠、夏梅陸夫「誕生花366の花言葉2005年
    ・J.アディソン「花を愉しむ事典」八坂書房2002年
    ・C.M.スキナー「花の神話と伝説」八坂書房1999年

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