♧『あめの ひの ピクニック』

あめの ひの ピクニック     くまのアーネストおじさん『あめの ひの ピクニック』(ガブリエル・バンサン 作 / もり ひさし 訳 ブックローン出版)

アーネストと一緒にピクニックへ!

セレスティーヌは、とっも楽しみにしていたのに、なんと、その日、どしゃぶりの雨が。

だけど、アーネストが、いくら無理だと言っても、セレスティーヌは、ピクニックに行くと言って、ききません。

困り果てたアーネスト。でも、とうとう、頭を切り換えました。

「そうだ、こうしようよ、セレスティーヌ。

ふたりとも、きょうは とても いいてんきだっていう つもりに なるのさ。」

「それで ピクニックに でかけるのね、わたしたち」

ごきげんのセレスティーヌに、アーネストもホッとします。

外は、相変わらずの雨で、暗い空。だけど、確かに、雨だからってピクニックができないなんて、そんな決まりはない。

原っぱを見つけて、木の枝を使って、テントを張ったら、そこは、もう二人の空想の世界。

さっきまでの雨傘は、ひよけパラソルに早変わり。ここで食べれば、いつもの食事も、何倍も美味しいごちそうに。

そんな時、楽しい時を過ごす二人の所に、怒った男が来て言いました。

「きみたち いったい なにをしてるんだね。

ここは わたしのもりだ。でていって もらいたいね。」

ここでも、アーネストは、男を説得して、何とか許してもらう。それどころか、一緒にどうぞと、テントに招き入れます。

雨は降り続くけど、3人は、テントの中で、特別な一時を楽しみます。

なんと、二人の、とらわれないのびやかさが、男の気持ちまでほぐしてしまったようです。

・・・

出口が見つからない時、がまんしたり、待ったり、そうするしかない時もあるけど、

「どうしても、こうするんだ!」っていう熱い思いが、突破口を一気に開ける、そんな事も確かにある。

セレスティーヌの無邪気さと、アーネストのおおらかさ、そして、このシリーズを一貫して流れる、彼らのお互いを思う気持ち・・・心があたたまる絵本です。

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