モツケ(英名Japanese spiraea 学名Spiraea japonica)

バラ科 スピラエア(シモツケ)属 低木 花期(5~6月)

属名は、ギリシア語のspeira(花輪、渦巻き)に由来します。

和名は、栃木県の下野(しもつけ)で最初に発見されたことによるそうです。

可憐な小さな花が集まり、ブーケのように咲くのですが、そのフワッとした感じが何とも言えません。

よく見ると、花びらの中から長い雄しべが何本も出ていて、これが、うっすらと霞がかかったような風情をかもしだしているようです。

 

 

又、この花は俳句の季語になっていて、ひらがなでは「しもつけ」、漢字では「繍線菊」と書かれることもあるようです。

この漢字の由来は、中国に伝わる次のようなお話からきたそうです。

中国の戦国時代、あるところに美しい繍線(しゅうせん)という娘がいました。
彼女は、戦で捕虜となって亡くなった父親の墓を訪ねて行き、墓の近くに植えてあった花を形見として持ち帰ります。
そして、植えたところ、美しい花が咲きました。

 


「しもつけ」という響きもすてきですが、お話を知ると、ますます、この花、趣深く感じられてきます。